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管理人日記

このページは「Go!伊勢崎」管理人・丸男が日ごろ思う事を不定期に書き綴るもので、掲示板「管理人の独り言」の番外編です。
ご意見等ありましたら「管理人の独り言」からいただければ光栄に思います。

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2012/2/29(水)

日本の空家率、前回調査の2007年で13.1%。群馬県は14.4%。
伊勢崎市を人口比率で試算すると約13,000戸が空き家。
更に試算すると約1,000億円の住宅資産が住人不在で放置。
合理的で無駄のない対住宅施策やビジネスモデルは?


 当サイト「Go!伊勢崎」を開設して6年目。休日を利用して伊勢崎市内をぶらりサイクリングしていると、色々と気が付く事があります。
 その一つが空家の存在
 それぞれの状態は千差万別で、現状で住むに十分な状態から、解体して造り直した方が早そうな状態まで様々です。

 総務省発表の2008年の住宅・土地統計調査によると、2007年10月1日現在の全国の住宅総数57,586,000戸中、空き家数は7,567,900戸、率にして13.1%です。
 この数値は過去最高を更新し、空き家率は地方で高い傾向にあり、総務省によれば「都市部への人口流出や独居老人が施設に入るなどして空き家になるケースが多い」と分析しています。

 群馬県の数値を調べると、住宅数=855,800、空家数=123,100。空家率=14.38%です。市町村別の空家データが見つからなかったので、伊勢崎市内の空家数を人口比率で単純計算すると
 21万人/200万人×123,100戸=12,926戸となります。

 伊勢崎市において、約1万3千戸の住宅が空家になっていることは驚くべきことですが、2008年以降も空家率は更に増え続けているとのことで、某シンクタンクの予想によれば、2040年には空家率が43%になるとの驚くべきレポートもあります。
 実際の伊勢崎市の空家数は不明ですが、10軒に1〜2軒が空き家であることは間違いがなく、ぶらりサイクリングでゆっくり走っていれば、意識せずとも目に付くはずです。

 この現状を見て、所有者でもない私が気を揉んでも仕方のないことですが、仮にこれら空き家とその土地が800万円の価値があるとすれば、総額で1,040億円の価値ある住宅資産が放置されている事になります。

 何で住宅が過剰になったのかを考えると、建築業界の販売戦略や核家族化、独居高齢者の死亡や施設への入居など、様々な理由が考えられるでしょうが、不況による収入減少の時代に、一方でこれだけの空き家が存在する事、矛盾しているような、解決すべき社会問題であるような、そんなことを感じます。

 他人の所有物を勝手に試算し、勝手に議論の対象にして、大きなお節介と言われそうですが、それでもやっぱり放っておけない話題です。
 造るばかりではない、何か合理的で無駄のない対住宅施策やビジネスモデルが生まれるべき時代であるように思います。皆さんもそう思いませんか?

 総務省統計局はこちら。
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001025163&cycode=0

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2012/1/29(日)

日本人の10人に一人が不安病?
NHKの2つのコラボ番組で紹介。
「考えてもしょうがないことは考えない」と言うけれど。
不安に陥らないトレーニングで1週間で解決。
私は日常のこんな過ごし方でも効果を実感。


 先日、NHKテレビの「ためしてガッテン」と「あさイチ」で“不安病”を取り上げていました。コラボ企画の番組だったようです。たまたま両方の番組を観て、「う〜ん、なるほどねぇ」とその原因の分析や対処方にえらく納得してしまいました。

 この“不安病”、正式には「全般性不安障害」と言うらしいですが、原因は「もし××になったらどうしよう」と、先の事をあれこれと心配するあまりに心と体に様々な障害が起きる病気で、症状が深刻になると激しい動悸や呼吸困難、外出ができない、不眠が続く、家事や仕事ができなくなるなどの症状が出るとのことです。現在、日本人の10人に一人は過去に経験したり現在その症状に悩まされているとのことなので、人数で言えば約1,300万人がその症状を経験したか現在悩んでいることになります。

 私はと言えば、あれこれと細々とした事に気が付く割には、Super-Positive-Thinkingのせいか、単なる脳天気のためなのか、動悸や呼吸困難、外出ができない、不眠が続くなどと言う症状はありませんが、「先」の長短は様々ながら、先の事をあれこれと気を揉んだり心配したりは日常的な事です。

 番組では二人の男性にバンジージャンプを体験してもらって、心拍数の時刻歴や心の様子を記録。一人は「ゴムが切れたらどうしよう」、「岩に激突したらどうしよう」という不安に陥って心拍数が上がり、もう一人は、不安なことを「考えてもしょうがないから」と、何も考えずにバンジージャンプに臨み、心拍数も上がらず、ジャンプしている途中に笑顔さえ浮かんでいました。
 細かい内容はNHKのサイトをご覧いただくとして、私が思ったのは、この「考えてもしょうがないから」と「何も考えなかった」こと。
 確かに考えても仕方がない事は世の中にたくさんありますが、だからと言って、そんなに簡単に自分の心を調節できるものなのでしょうか。バンジージャンプで実験した後者は、僧侶でした。座禅修業で得た「無」の境地で臨んだとのことです。



 ここで、最近気になったニュースを列挙してみます。

・NECの平成24年3月末の最終損益が1,000億円の赤字に悪化し、これに伴い1万人規模の人員削減を実施。
・任天堂の同期の最終赤字が650億円に。
・日立が平成24年9月までにテレビ生産から撤退。
・コダックが1月中旬、経営破綻を発表。
・日本の負債が800兆円〜1,000兆円(統計により異なるようです)、日本経済破綻か。
・円高、ユーロ安、ギリシャ危機、日本の製造拠点が益々国外に。
・貿易収支、31年ぶりに赤字。
・消費税率(現行5%)を2014年4月から8%、15年10月から10%に段階的に引き上げる社会保障・税一体改革素案を正式決定。
・「M7」首都直下型地震が4年以内に発生する確率が70%と東大地震研が発表。
・放射能汚染された砕石を使用し、マンションや住宅が汚染。

 ウェブサイトを探すと、これらのニュースに関連した記事の数は限りなく多く、日本の負債に関連したある経済評論家の記事では、日本経済は必ず破綻すると仮定し、その対策として、全財産を持って国外に脱出するのが最善とか、日本円は紙くずになるのでドルで所有しているのが賢明などと書かれています。
 このような記事ではアドバイスされたところで如何ともし難く、考えても仕方がない事として捉えていますが、大企業の赤字転落や人員削減、日本が貿易赤字に転じた事などは、遠からず廻り回って影響を受けることで、実際私も、東京の業界トップの会社から15年続いた受注が、その会社の経営悪化で一挙に仕事がなくなって死活問題に至った経験もあり、考えても仕方がない事として放置する訳にも行きません
 貿易赤字のニュースなどは、貿易立国で経済成長を続け、それに支えられて来た日本経済なので、心の奥深くから「本当に日本は大丈夫なのか?」と得も言われぬ不安に陥ります。
 ましてや、消費税増率や放射能汚染のことなどは直接に影響を受ける問題なので、少ない脳味噌と蚤の心臓があれこれと右往左往し、気を揉んでいます。
 若い世代の人に聞けば、いずれは破綻するかもしれない年金制度に老後の生活資金の事が漠然とかつ大きな不安材料のようです。
 東京に住む娘に聞けば、3.11地震の記憶がまだ新しいだけに、首都直下型地震の話題は非常に気になっていて、でも現実はどうしようもなく日々過ごしています。東京で暮らす人はこのニュースをどのように捉えているでしょう。



 不安の理由は各自様々でしょうが、日本の経済が下降に転じて二十年余り、加えて地震や放射能の問題など、人々の不安を煽る話題は「これでもか」と畳みかけるように増えています。
 このような状況になると、
どうせ考えたって答えなど出ないんだから何も考えない。その時はその時、何とかなるさ
 と、ちょうどNHKの番組で実験台に立った僧侶のような心境になって切り抜けるしか方法はなさそうです。



 ちなみに、NHKの番組で不安を消す方法を紹介しますと、

・椅子に座るか寝た状態で楽な姿勢を取る。
・目を軽く閉じる。
・ゆったりと流れる小川の川面を見つめている情景を思い浮かべる。
・小川に葉っぱが流れている情景を思い浮かべる。
ここで自分の心に目を向ける。
・頭に浮かんだ色々な思考を葉っぱに乗せて川に流す。この時、葉っぱが途中で引っかかっても、沈んでしまっても構わず、その場合は、再度葉っぱに乗せる。
・沸き起こる色々な思考を、その度に葉っぱに乗せて流し、これを繰り返す。

 このトレーニングを1日10分〜15分程度続けると、1週間くらいで悩みが消えて達観視できるようになるとのことです。


 実は私は土日のサイクリング&取材で、好んで川の堤防や田園地帯を走りますが、粕川や早川、広瀬川、また水田脇の「田んぼっ川」の水面を「ポケ〜」っと眺める事はしばしばで、風で揺れる波や鏡のように澄んだ水面、流れに任せて流れる葉っぱを飽きずに眺め、時には水辺で遊ぶカモや白鷺、雉たちが近くへやって来るまで見守ったり、のんびり糸を垂れる釣り人をその後ろでじっと見ていたり、路傍や野原で風に揺れ動く草花がピタっと停まるまでじっと待っていたりと、時間を忘れてその場に佇むことがあります。
 そんなサイクリングを終えて家に着いた時の爽快感は何とも言えず心地良く、休日の度にマメに出かけるのは、心のどこかでその効果を理解していたのかも知れません。

 きっと皆さんも、釣りやジョギング、ウォーキング、散歩など、皆さんなりの方法で日頃の不安を消していることと思いますが、もし、日々何かの不安に悩まされている場合には、何か単純な方法を見出してみてはいかがでしょうか。

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2012/1/26(木)

グーグルのインタレストマッチ広告とコンテンツマッチ広告

正に一対一のパーソナルな情報のやり取り


 昨日、当サイトで紹介している化粧品・健康食品とゲーム・アニメのアフィリエイトのページに、それぞれ新しい広告を掲載しました。すると、それらのページの更新直後から、当サイトの他のページに貼ってあるグーグル広告(グーグルアドセンスと言います)に化粧品やゲームの広告が表示されるようになりました。アフィリエイト広告掲載時に見たサイトに類似した広告が、その直後から表示されるようになったと言う事です。

 グーグル広告の表示技術はコンテンツマッチ広告(Contents Match Advertisement)と称して、そのページ内の記事に相応しい広告が自動選択される技術ですが、この技術に加えてインタレストマッチ広告(Interest Match Advertisement)技術も組み合わされています。

 インタレストマッチとはウェブ閲覧者の過去のサイト訪問履歴や検索履歴をベースに、その閲覧者が興味(Interest)を持っていると予想される広告を選択表示する技術で、そのパソコンに保存された履歴を使用するので、同じページを表示しても、広告内容はパソコンごとに異なります。
 分かり易く言えば、パソコン利用者個々人の興味関心に合致した広告を自動表示する技術です。
 グーグルの公式サイトで調べてみると、グーグル広告にインタレストマッチを組み込んだのは2009年3月12日とのことで、私も当サイトの運営を通じて、以前からアバウトにはその傾向を掴んでいたのですが、今日は2つのページを更新直後から、すぐにトップページ始めいくつかの他のページのグーグル広告が、コンテンツマッチに優先してインタレストマッチの広告が反映されたので非常に驚いた次第です。

 個人のパソコンのサイト訪問履歴や検索履歴からその利用者の興味関心を読み取り、適切な広告を瞬時に表示する事、そしてそれが概念上のことだけでなく、表示が重たくもならずに実現していること、その技術と処理のアルゴリズムを想像した時に、ただただ感嘆するばかりです。

 新聞広告やチラシなどは、不特定多数相手に一方的に送り続ける媒体で、それが受け取り側にどれだけマッチしているか、はなはだ心もとないものがありますが、コンテンツマッチやインタレストマッチはそのパソコンを使用している個人の行動に瞬時に反応して適切な広告を選択表示するので、広告としては最も効率的な手法です。

 自分の行動を読み取られるのを避けたい場合には、閲覧履歴やダウンロード履歴、キャッシュ、Cookieなどのデータを削除してしまえば良く、またこれらの多くは保存の有無を設定できるので、プライバシーの制限レベルはユーザが自由に設定できます。ただ、プライバシー制限を厳しくすればするほどウェブの使用や表示が不便になるので、その辺の判断が個人レベルでは悩む所でしょう。
 プライバシーレベルについては個人に委ねられていますが、その辺を理解して利用すれば、広告配信側も、その受け取り側も正に一対一のパーソナルなやり取りが行えること、それを実現しているグーグルの検索と広告配信技術に関心を持った時、グーグルが巨大企業に成長する所以と納得せざるを得ません。


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2012/1/17(火)

民生委員の仕事をご存知ですか?

増加する独居老人と地域との接点

 以前、妻が民正委員をしたことがあります。妻は私の仕事を毎日手伝ってくれているのでまだ現役なんですが、地区の長老から「夫婦のどちらかが引き受けて欲しいんだけど」とたっての依頼だったので、私は仕事で身体を自由に空けられないために、妻が引き受けた次第です。
 その妻の活動の様子を見ていると、主要任務の中に、担当地区の独居老人や寝たきり病人の世話があって、それが非常に大変であると感じました。



 私の妻が担当したのは寝たきり病人の方2名、独居老人の方7名の合計9名でしたが、寝たきり病人の場合には家族がいるので日常の世話は少ないものの、独居老人の対応は千差万別です。
 これらの方の自宅を定期的に訪問し、様子を確認し、困ったことや要望を聞き、行政窓口との連絡、各種申請代行、その他の世話をするのですが、その世話の内容は、時には買い物をしてあげたり、遠く離れた縁者と連絡を取ったり、病院へ送り迎えしてあげたりと、ちょうど家族の世話をするように動きます。

 委員の責務は必ずしも明確ではないのですが、目の前で困った高齢者を見れば、民生委員でなくてもできるだけの事をしてあげたくなるのが人情なので、民生委員の仕事範囲は際限がないと感じました。
 対応内容は各委員に委ねられている部分があって非常にアバウトで、厚生労働大臣からの委嘱で名誉職と言われて人々の名誉心をくすぐりながら、実態は国の社会保障システムの末端部分の弱点を少しでも補うために、民生委員の奉仕の精神に期待していると言う感じがしました。



 話が民生委員のあり方に展開してしまいましたが、今日の話の趣旨は、この民生委員の仕事の中の「独居老人の様子確認」にあります。

 わざわざ各家庭を訪問しなくても、独居老人本人から「今日は元気です」の連絡が届けば民生委員の仕事も楽になり、負担が減るように思います。

 いつか、テレビか何かでその具体的な方法として「玄関前に旗が立っていたら今日は元気」の印と言う話を聞いたことがありますが、この方法だと、結局は民生委員が各戸の玄関まで訪問しなければならないし、また、前日に立てた旗が翌日まで忘れて立っているだけかも知れないので、信頼性や効果は低いと思われます。
 毎日電話連絡すれば肉声でのやり取りができるのでより深いコミュニケーションができますが、毎日となると相互に面倒なことで、継続性は低いでしょう。
 最近、電気ポットのスイッチを入れると、遠く離れた家族にネットでそのオンオフを知らせると言うCMを見た事があり、グッドアイディアとは思いますが、スイッチを入れっ放しの場合の問題や本人確認の信頼性などに問題があります。
 またGPS携帯で所在を知らせる方法も既に実現化しているようですが、所在が分かるだけでは状況や要望が伝わりません。



 そこで考え付くのがインターネットを利用した連絡です。
 ウェブソフトはメールや掲示板、SNS等を使用して「今日も元気です」や「今日は体調不良です。訪問してください」などと連絡が入れば、訪問の要不要や要望内容もすぐに分かります。

 現時点の高齢者のインターネット普及率では実現は難しいことと思いますが、携帯やパソコンを使い慣れた現役世代が高齢者になる頃には、水道や電気のような物理的インフラ同様に必須な情報インフラになるでしょうから、将来における実現性は十分にあります。



 核家族化や少子高齢化の社会背景を受け、独居老人の数は増加しているとのこと。
 独居老人は孤独死や悪徳商法の被害者になり易いなど、いくつかの社会問題を抱えていますが、縁者がいない場合や、いても遠方にいて連絡が疎遠である等の理由が多く、独居老人の生活の安心を守るためには、やっぱり地域との日常的な接点が重要になります。

 パソコンや携帯の操作方法もより簡便化して使い易くし、メーラーや掲示板、SNS等のソフトも改善し、本人が「今日は元気」や「今日は不調」、「頼みたい事あり」などと連絡して日々の自身の安心・安全を守る事、独居老人対策のITシステムとして強力なツールになると思うのですが、いかがでしょうか。

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2012/1/8()

放射能汚染に関する武田邦彦教授の警告、

あなたはどう読みますか?


 皆さんは武田邦彦氏をご存知ですか?
 芝浦工業大学や名古屋大学大学院の教授などを経て、現職は中部大学教授の環境問題専門の先生です。一般的には、さんまの「『ほんまでっか?!TV』のコメンテーター」と紹介した方が馴染みが深いかも知れません。
 その武田教授が1月6日から7日にかけて、氏のホームページで気になる記事を掲載しています。まずは、その一連の記事から、いくつかを引用します。

====(平成24年1月6日)===========================================

速報 福島中心にセシウム急増マスク必要!!

 文部科学省が1月6日に発表した福島県、並びに他県のデータを見ると、福島県および関東一円のセシウム降下量は、事故後とほぼ同じぐらいのレベルに達しています。原因は不明ですが、とりあえず、マスクをする必要があります。
 今、緊急に調べています。結果がでたらすぐブログに上げます。念のための措置ですが、お子さんをお持ちの方はあまり外に出ないように。データの信頼性もチェック中です。
 データは危険なレベルです。マスコミが報道していないのは不思議ですが、1平方キロメートルあたり100メガベクレルを超えていて、かなり危険です。逃げる必要はありませんが、マスクをして外出は避けてください
 しばらく後に葉物野菜が汚染されます。(データが正しければ)
(平成24年1月6日) (C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ

===(平成24年1月6日 午後6時=====================================

緊急速報セシウム降下と4号機

 12月29日、30日と高かった福島市のセシウム降下量は、いったん12月31日、1月1日と下がったものの、1月2日には「4月なみ(4月は福島からのデータはないので、茨城県北部のデータを参照した)」セシウムが降っている。
 この量が続けば3月、4月と同じだから一時避難しなければならない。ただ、今の段階で間違ってはいけないことがある。それは「原因を追及するのではなく、本当に3月4月なみのセシウムが降っているのか、なぜそれを政府が警告し、マスコミが報道しないのか?である。

 データは文科省の正式データ(報告は福島県らしい)であり、値は1日で252メガベクレル(1平方キロメートルあたり)だから、十分に警告を出して良いレベルだ。「2,3日、様子を見る」ということかも知れないが、危険な兆候は知らせてくれないと困る。
 被曝は足し算だから、直ちに逃げなくても良いが、マスク、外出抑制はまずして、学校の開校は時期をずらした方が良いだろう。また、本当ならまもなく水道も汚れてくるはずであるし、半月後には葉物野菜が汚染されるだろう。

 第二に重要なのは原因の追及より、セシウム降下の事実を調べることだ。たとえば、このように考えたら良い。火事が起きて家族のいる居間に火が移ろうとしている。その時に逃げる準備や火がどこまで迫っているかは大切だが、火元が台所か風呂場かは当面はあまり深く追究しても意味が無い。だいたいの方向が判れば良い。

 実は、私も「4号機が危ない」という情報があったので、それを調べていたら、どうも「セシウムが降ったのは4号機ではないか」と類推し、4号機の問題にすり替わったらしい。4号機かどうかなどは2,3日後でも間に合う。
 セシウムが降っているなら、それだけに注目し、逃げる準備が先である。4号機でも1号機でも、福島周辺からの2次汚染でも、同じことが起こる。でも、原因追及より、事実確認をすることが第二だ。もちろん、事実確認をしている内に被曝してはいけないから、ともかく危険なデータがでたら、即、準備をするべきだ。
(平成24年1月6日 午後6時) (C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ

===(平成24年1月7日)============================================

緊急速報 急なセシウムの増加はどのぐらい危険か?

 2011年暮れから新年にかけて福島を中心として比較的広い範囲(おおよそ関東)にわたってセシウムの増加が見られました。数値はこのブログの下に示しましたが、これがどの程度、危険なのかについて、昨夜から少し検討をしています。
 結論としては、「普通の生活をしていても大丈夫だが、マスクをかけた方が安全」というもので、期間は「ここ数日」と思われます。また、原因は「福島原発かまたは二次飛散」と考えられます。

 もっとも大きな問題は、これほど急激に増えているのに、政府も報道もなにも言わないことです。簡単でも良いから、たとえば「セシウムの濃度があがっているが、この原因は***と考えられ、生活は***に注意すれば大丈夫」ぐらいは説明して欲しいものです。何のための報道でしょうか?
・・・・・・データと簡単な説明・・・・・・・・・
 概要はそんなものなのですが、具体的に検討してみます。まず、新しいデータを示します。このデータは従来から福島県が文科省に報告し、文科省で整理して発表していたものと考えていますので、福島県と言ってもよいし文科省と言ってもよいと思います。
 つまらないことですが、今までの経緯を見ると、福島の担当者と文科省の間では必ずしもデータのやりとりでうまくいっていなかったようです。ときどき、福島のデータが届いていないということが文科省に乗っていたり、文科省の計算間違いを福島県が指摘したりしているからです。

 これがその表ですが、10月、11月とこの「定時降下物」は、福島はほとんど「検出せず・・・2ぐらい以下」で、ときどき5から20ぐらいの値(すべて1日で1平方キロメートルあたりメガベクレル、これからは単にメガと言います。)がでています。毎日の報告を一応、私の調べられる範囲で全部調べてみました。それから言うと、極端に高い値が暮れから正月にかけて出ています。
 また、法律ではすべてを足すことになっていますが、ここでは数値を説明するのでセシウム137で話をします。

 一度だけ、7月に数100メガというデータがありますが、一日だけであること、そのデータは最初は数10メガで報告されていたのですが、「間違っていた」と文科省が訂正した曰く付きのものです(最終的には700メガ)。
 また、月平均での1日の降下量は4月の高いときが3000メガ、7月は150メガですから、暮れから正月にかけて一気に7月まで戻ったということになります。

 また土壌汚染が危険になるのはアルファ線がでていないものについての核種の合計で1平方メートルあたり4万ベクレルですから、1月2日の状態が80日になると危険になるというレベルであることが判ります。

・・・・・・・・・対応・・・・・・・・・
 1月5日のデータが少し下がりましたので、今後の状態によりますが、

1) 生活に注意が必要ですが、まずはここ1週間
2) このまま減ってこれば、普段の生活に戻って良い
3) 逃げる必要はない
4) 学校は少し開校を遅らすか、あるいは良く測定して子供を守る
5) 学校が開校したら、仕方が無いので子供に2,3日は注意させる
6) 食材や水に行くかどうかは今後のこと


(平成24年1月7日)(C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
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 以上、武田教授がこの1月6日、7日に書いた記事の抜粋です。原文をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。→ http://takedanet.com/ic/


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 皆さんは、この記事をどのように理解しましたか?

 実は、私は当「Go!伊勢崎」の取材は休日を利用しサイクリングを兼ねて行っています。短くて3時間、長ければ6時間くらい、伊勢崎市や近隣をサイクリングでぶらぶらと回ります。

 昨年の東日本大震災以降、地震や津波の報道が徐々に減る中、福島原発崩壊の放射能汚染の報道は増え、農産物や海産物の汚染レベルが出荷禁止レベルに達したニュースは一向に減らず、むしろ増えているようにさえ思います。

 そんな昨今、週1、2回と言えども、一日中屋外でサイクリングして来る私も、大気の放射能汚染が気になり、「セシウム」をキーワードにネット検索したところ、氏の記事がトップに表示された次第です。記事の中で、気になる文を抜粋してみると


>福島県および関東一円のセシウム降下量は、事故後とほぼ同じぐらいのレベル


>データは危険なレベルです。マスコミが報道していないのは不思議
>1平方キロメートルあたり100メガベクレルを超えていて、かなり危険
>逃げる必要はありませんが、マスクをして外出は避けてください。


 放射能汚染は目で確認できません。また放射能被曝による影響も即時には分かりません。私も還暦を過ぎた年齢とは言え、放射能汚染されている大気の中をのんびりとサイクリングするのは想像しただけでも嫌なもので、避けたいものです。実際、昨日の7日、赤堀の多田山周辺を中心に、3時間余りのんびりとサイクリングして来てしまいました。

 武田教授が警告する内容が、どこまで本当なのか、どこまで注意した方がいいのか、実際のところは分かりませんが、切に願いたいのは、政府と報道機関の「事実の調査と偽らぬ報道」です。
 福島原発の報道に関しては、事故直後から入れ替わり立ち替わり変わる報道責任者、発表機関内部でのごたごた、後からの報道でそれ以前の報道より厳しい発表が行われて来た事などなど、「何が真実」なのかを一国民レベルで知ることが難しく、「偽らぬ」と敢えて加えなければならない苛立ちと悲しみ、情けなさを全国民が負っています。

 今や福島や関東地区では、放射能レポートは天気予報以上に重要かも知れません。
 正確な放射能レベルとその危険度、対策の報道が適宜行われることを望みます。


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2012/1/1()


 明けましておめでとうございます。昨年は当「Go!伊勢崎」にご訪問いただき、誠にありがとうございました。皆さまの訪問に元気エネルギをいただきながら、「Go!伊勢崎」も今年で6年目を迎える事ができました。

 昨年を振り返るに、やはり東日本大震災を語らずにはいられません。
 地震の一次被害の被害者をはるかに超えた二次被害の津波被害、地震と津波により破壊された福島原発の放射能汚染。それらが東北・関東を中心に与えた被害は甚大で、放射能汚染にあっては、日本国内のみならず、海洋汚染や大気汚染によって世界中に影響を及ぼし、その被害の大きさは未だに確定できません。
 これらのことが我々日本人に与えた精神的・物質的ダメージは測り知れず、未だに回復途上にありますが、一方で、その過酷な状況から大切な何かを学ぶこともできました。
 それは、お互いが助け合うこと、苦境に耐え忍ぶこと、今までのライフスタイルを見直すことでした。自分が差しのべた義援金やボランティア行為が見知らぬ誰かに喜んでもらえたこと、それが取りも直さず、自分自身の喜びでもあることを知ったこと。また、計画停電やガソリンパニックによりエネルギが有限であることを思い知らされ、お互いが我慢して節約し、今までの無節操なエネルギ依存のライフスタイルを見直す機会になりました。

 政治に関しては、相変わらず短命首相の交代劇が繰り返される迷走ぶりで、バブルがはじけて以来やや20年間、どんな施策を取っても景気低迷から回復することができず、人々が政治に期待する気持ちは冷え切っていますが、そんな逆境をダメ押しするかのように発生した東日本大震災が、奇しくも人々にパワーを与えてくれたようで、政治が情けないことと対照的に、人々の心の強さが増したように思います。
 義援金の被災者への支給方法や福島原発復旧対策の不手際など、国としての非常時対策や安全対策が不備であったことが露呈してしまい、被災地の苛立ちや無力感は想像するに難くありませんが、それでも、いやそれだからこそ、被災者たちは絶望せずに何かに向かって闘い、頑張っています。それは、「国に期待しても先が見えない、自分たちがしっかりしなけりゃダメだ」と言っているかのようです。

 今年は一体どんな年になるのでしょう。根拠のない期待をしても寂しいばかりですが、年頭に当たってやっぱり何かの明るい期待をしたいものです。



 国全体のことはさておき、我が伊勢崎市の昨年を振り返ってみましょう。

 まず、当サイトの主要カテゴリである建設系の話題から。
 工業団地造成として宮郷工業団地は調査・設計が進み、多田山工業団地では造成工事が進み、幹線道路事業としては国道354バイパス(東毛広域幹線道路)の境工区・韮塚工区・玉村伊勢崎BP、名和幹線等の工事が進み、都計道・安堀町美茂呂町線については公園通り〜大胡県道区間がほぼ開通し、境地区の上武大橋架替え工事関連の都計道と県道の新規路線整備も進み、既存道路においても橋梁や道路の拡幅工事を完了しました。上武道路では渕名高架橋の4車線化が今年の3月には完了します。

 区画整理事業として、伊勢崎駅周辺については、区道整備や住宅の新築移転、都計道の駅南・東西通りや駅東・南北通りの整備が進み、茂呂地区については区道整備が終盤を迎え、環状線や354BP沿いには商業施設の出店が続き、整備後の区画は新築住宅で埋まりつつあります。

 商業施設としては、旧市の街中にあった西友撤退後の跡地に新たな変化は見られず、ここ数年、伊勢崎市への出店攻勢が顕著なフレッセイが境のアバンセ跡地と市民病院前の自動車教習所跡地へ出店し、店舗の浮沈が激しい西部モール地区では全国チェーン店の新たな出店が続き、その賑わいは他地区を圧倒しています。また「とりせん」撤退後のメルクス伊勢崎には伊勢崎初出店の「うおかつ」が進出します。

 スマーク店内でも店舗の交代があり、周辺では回転寿司がオープンし、その影響か市内寄りの既存回転寿司店が閉じてステーキ屋としてオープンしました。ただ、スマークが一棟多層階の建物と言う特徴からか、周辺の商業化は西部モールのような広がりを見せていません。

 公的施設や病院等の話題では、伊勢崎警察署が移転工事を終え昨年3月に業務開始し、西友跡地の道路斜め反対側で現在運営中の福島病院が、当初の移転予定地である「絣の郷」北側への建築着工が決まり、赤堀中学校の移転については調査や申請業務が進んでいるようです。一方、長い間円形建物で親しまれていた「絣の郷」交流館が東日本大震災の影響を受けて破損して解体が決まり、JA関連では支所の統廃合が進みました。
 ただ、警察やJA、また合併前の各市町村の公的施設の内、統廃合や合併により不要になったり利用度が激減した施設について、その後の積極的な利活用の話題が聞こえて来ないことが気掛かりな点です。さっぱりと解体すべきか、ドイツのように減築を推進するのか、民間利用も含めた柔軟な再利用を考えるのか、いずれ、人口減少時代の現在、使用度が少ない公的施設が増え、放置されることは好ましくありません

 次に話題を観光事業や市内各地のイベントに移してみましょう。

 伊勢崎花火が規模縮小ながらも3年振りに復活し、交流フェスタや緑花フェア、市内各地の夏祭りや産業祭、また花菖蒲や蓮、コスモス、小菊などの花のイベントも例年通りに元気に開催され、多くの来場者を寄せました。波志江沼イルミネーションも前年の5割増しのLED電球が波志江沼をファンタジックワールドに変身させ、伊勢崎銘仙はNHKの連ドラ「カーネーション」で主人公が着用すると言うタイムリーな応援を受け、ブレイクの予感を感じさせます。
 他に、地域に根差した文化・芸能・芸術、スポーツや市民活動グループの様々なイベントが各地で行われ、人々の元気な姿に接することができました。

 産業分野の昨年はどうだったでしょうか。
 人々に雇用機会を提供し、生活基盤を支える重要分野ですが、残念ながら産業分野については詳しく分かりません。ただ、建設業やその関連業では、公共事業の縮小に伴い、経営規模を縮小し、過当競争が繰り広げられていると言う話が聞こえて来ます。特に土木分野では354バイパス関連や宮郷工業団地造成を完了すると大型事業が終わり、地元建設業に危機が訪れると言う悲観的な話も聞こえて来ます。かつては、不況を脱出するために公共事業がそのカンフル剤の役割を担っていましたが、現在はそのような観点での事業は少ないようです。



 以上、昨年の伊勢崎市の状況をザックリとまとめてみました。このような伊勢崎市における昨年の人口の変化は2011年1月に211,295人、2011年12月に211,289と、ほぼ横ばいでした。かつては群馬県内屈指の人口増を示していた伊勢崎市ですが、その伸びは横ばい、あるいは減少傾向に転じています。



 人はじっと我慢して頑張り続ける時、その延長に夢と希望がなければその頑張りを継続することはできません。その夢は一日単位の小さな規模でも、数年後に訪れる規模でも構わなく、とにかく明日を信じられる何かの夢や希望を探し、日々の心の糧が必要です。
 「Go!伊勢崎」は私・丸男の個人運営ですが、2012年の元旦に臨み、このサイトが皆さんの何かのお役に立てること、そう願う事が私の日々の夢であり、心の糧であることを改めて確認した次第です。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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2011/11/17(木)

不要な家電やパソコン、自転車は都市鉱山?

or処分に困る邪魔者?


 今日は11月の第3木曜日。我が家の地区では燃えないゴミと粗大ゴミの日。粗大ゴミは月1回の回収なので、これが結構忘れて「あ、しまった!」と思う事がしばしば。
 今日はしっかり覚えていて、今朝がた、我がカミさんが乗らなくなった自転車と古くなった鍋、炊飯ジャーの内釜を出したのですが、そこでこんな事を目撃したと言う事で朝から世間話に花が咲きました。

 まず1回目の目撃。
 カミさんがまだゴミを出す前にゴミ回収所の前を通ると、自転車を10台くらい積んだトラックがやって来て、回収所を物色し、自転車がない事を確認するとそのまま素早く立ち去りました。

 続いて2回目。
 カミさんが自転車と鍋、炊飯ジャーの内釜を出して一旦家に戻り、他の用事で回収所の脇を通ると、先ほどとは別の車が来て、ちょうど我が家が出した鍋、釜を持ち去って行くところでした。

 最後に3回目。
 今度は、1回目と2回目とは別のトラックがやって来て、我が家が出した自転車を積んでいるところでした。1回目のトラックは自転車だけでしたが、このトラックは自転車だけでなく、他の金属系のゴミなども積んで行ったようです。

 時間が8時半前だったので、市の指定業者が回収する前に物色して持ち帰ったのだろうと想像しています。
 私はカミさんが驚いたように話すこの目撃談を聞きながら、
そうなんだよなぁ、既に今はそう言う時代に戻ったんだよなぁ・・・
と自分が子どもの頃を思い出して、実に色々な事を考えさせられました。



 私が子どもの頃の昭和30年代は、金属ゴミやガラス瓶は子ども達の小遣い銭稼ぎの格好の的でした。
 小学校の帰り道、道路脇の電線工事で業者が片付け忘れた「銅(あか)」などは最高の獲物で、赤銅色に輝く電線の切れ端が電柱の回りに残っていると、子どもたち同士で群がって拾いました。もちろん高く売れるからです。
 空き缶やガラス瓶も大切に保管し、ある一定期間にリヤカーをホンダスーパーカブで引っ張って訪れる回収業のオジサンに買ってもらい、50円、100円の小遣い銭を得る訳です。ガラス瓶などは綺麗に洗っておいた方が高く売れるだろうなぁ・・・などと子ども心に考えて、綺麗に洗ってきちんと保管しておいたものです。U型磁石を太い糸で縛り、砂利の道路をコロコロと引っ張って歩き、鉄釘などを拾って、これもまた小遣い銭稼ぎの商品となりました。



 それから50余年が経過し、家電ゴミや燃えないゴミはお金をかけて処分する時代になりました。パソコン機器やテレビ、冷蔵庫などは、リサイクル法の関係で簡単には処分できません。
 近所に軽トラで回って来る「ご不要になったテレビ、ビデオ、洗濯機などございましたら、お気軽にお声をかけてください♪」の回収業者さんに、「お気軽に声をかけ」、壊れたテレビなどを出そうとしたことがあったのですが、当然無料で回収するのかと思っていたところ、「合計で5,000円になります」と言われ、しかも「正規の処分費の半額程度になっていますから」と売り込みまである始末。

 また別の日には、庭に出してあった洗濯機を道路から見つけた業者さんが、家の庭まで入って来て、「これ出しませんか?」と。その大胆な行動にも驚きましたが、「あ、これまだ使えますので」とやんわり辞退したこともあります。



 7年前に事務所を一挙に縮小した関係でパソコンが十数台不要になり、それ以前の旧型パソコンを合わせると数十代のパソコンが不要に。
 回収業者の価格を調べると、1ユニット2,000円とのこと。デスクトップパソコンの場合、ディスプレイと本体とで2ユニットなので合計4,000円の処分費です。その時に全く使用できないPC98シリーズやプリンタなど数台をお金をかけて処分しましたが、
 「これってちょっと変だよなぁ・・・、パソコンや家電の中には「都市鉱山」が埋もれているのに、お金をかけて処分してもらうって腑に落ちないよなぁ・・・」
 と考え、たまたま知人が知っていた回収業者に依頼すると、先方から大きなトラックでやって来て、荷物の搬出から何からかにまでやってくれて、しかも、パソコン以外の不要になった事務什器なども回収してくれて、全て無料でした
 その会社は伊勢崎市内にありましたが、やがて成長して今では南隣の本庄市に移転し、建物の大きさも以前の一桁倍大きくなっています。
 その後、この業者さんも忙しくなったせいか、少しの量では回収に来てくれないようになりましたが、持参すればいつでも無料で引き取ってくれます。移転後に、2度ほど、不要になったパソコンや家電を持参して引き取ってもらっていますが、ヤードの中はこれらの品物が整然と積み上げられていて、いつでも搬出できる様子です。恐らく搬出先は海外と思います。

 話のついでですが、パソコンならば今は回収業者がたくさんあって、処分費用を取られるどころか、Windows-XP以降ならば多少の価格で買い取る業者もあります。無料で引き取りに来る業者や宅急便とネットでやり取りする業者など、いくつかのパターンがあります。



 家電やパソコン、電気機器やその付属品などには鉄や銅、金や銀の貴金属、またレアメタルなどが埋もれていて、これを「都市鉱山」と称するようになって久しい期間が経過していますが、一方で厳しいリサイクル法や環境論議も賑やかで、なかなか統一的な動きを確認できません。

 ただ、世界的に長引く不況や金属資源の乏しい日本の国情、エコ論議、環境や品質問題に関して無節操な中国の経済活動などを背景に考えると、日本もいつまでも馬鹿丁寧なきれい事を言っていると、せっかくの宝物が邪魔者として失われてしまうかも知れません。
 そんな状況を余所眼に、現実の社会では合法、非合法を含めて色々な業種が動き始めているようです。


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2011/10/24(月)

掲示板に見る「Go!伊勢崎」訪問者の関心分野


 今年の7月末頃に、当サイトの掲示板の内、「ショッピングモール」のアクセスカウンタが異常に増え始めている事に気が付きました。
 原因は間違いなく今年の8月末に前橋みなみモールへオープンしたコストコのせいと予想しています。前橋みなみモールについては、昨年末のベイシアグループの第一期オープン時にもそれなりのアクセスがありましたが、今回ほどではありません。第一期はベイシアグループが中心で、グループとしては最大規模だったようですが、ベイシアの地元群馬県人にしてみると、県内各所に存在するベイシアモールは常日頃見慣れているので、規模が大きいと言うだけではコストコほどの関心は集めなかったと思われます。

 3年前に伊勢崎スマークがオープンした時にも同様に「ショッピングモール」の掲示板にアクセスが集中し、アクセス道路や駐車場の混雑振り、出展店舗などについて、たくさんの書き込みがありました。余談ですが、スマークはオープン前からオープン後しばらくの間、グーグルの検索で当サイトの「スマーク紹介ページ」がトップに表示され、ご本家スマークのサイトを抑さえていました。当サイトは、スマーク建設地に遺跡調査が行われた頃から毎週のように現地の建設状況を紹介していたので、グーグルの検索エンジンのヒット要因になったのでしょう。今でも検索キーワードに「スマーク 伊勢崎」に「建設」を加えると、トップに表示されます。
 ウェブサイトが情報インフラとして重要な位置付けとなっている現在、新聞社でもなく、その組織本体でもなく、一個人運営のサイトが巨大組織の本家サイトの上位に検索される事はウェブサイト運営者としては非常に関心を寄せていて、これが世間で言う「インターネットは個人と組織の壁を外した」事例と捉えていますが、今日のテーマは当サイト訪問者の掲示板別に見る関心分野なので、難しい話はまた別の機会に。



 下記のグラフをご覧いただくと、14種類(非常時掲示板と「誰かと話したい」掲示板は除きます)の掲示板の中で「ショッピングモール」が飛び抜けたアクセス数である事が分かります。データを記録したのは85日間で、その間、1週間〜3週間置きに記録しました。記録期間が等間隔ではないので、グラフ勾配はそれを考慮してご覧いただきたいと思いますが、「ショッピングモール」は2位の「伊勢崎のコトなら何でも」の4倍、全体の54%を示しています。
 一日平均で413回で、これはトップページのアクセス数を超えますが、トップページはユニークアクセス数(同一訪問者が一日に何回訪れても1回としてカウントする数)でカウントしているのに対して、掲示板は訪問する度にカウントする方式なので、ユニークアクセス数としてはトップページを超えるものではないと予想しています。また、掲示板は、スパム投稿者が直接に入って来るので、それらによるカウントも加わっています。ただ、これらを考慮しても、ウェブ掲示板に寄せる訪問者の関心ごとが「ショッピングモール」が中心であることは、ウェブの動向に関心を寄せる私としても、非常に興味深いことです。


 デパートの店頭販売が減少する中、ネット販売が増加傾向であることは以前から知られている事ですが、商品や店舗の情報収集や情報交換についても、今やネットが大きな役割を背負っているようです。
 来店者を待ち続けている街中商店主の方たちが売上減少に悩み、新聞折り込みチラシだけが唯一の広告手段と言う話を良く聞きますが、店舗の場所も選ばす費用もかからない(無償のブログやホームページがたくさんあります)ウェブでの情報発信(広告)について、コツコツと倦まず弛まず継続すれば、いつかは好機が訪れるのではないでしょうか。



 以下は、今日のテーマと少しずれますが・・・

 当サイト訪問者の年齢層は、「伊勢崎アンケート」の結果などを見ると、30代、40代が中心で、60代以降のシニア層は非常に少ないです。これは世間一般の傾向と一致することと考えていますが、シニア層に属する私としても、少し残念な気持ちです。
 高齢に伴い、遠からず交通弱者へ移行するのが目に見えている年齢層が、ウェブなどのITインフラからも疎遠であること、本人がその利便性の恩恵を受けないだけでなく、ITを通常の情報手段として駆使している年齢層が世間の大半を占めた時、「情報弱者」として取り残されてしまうのではないかと危惧しています。

 ウェブ閲覧やメール授受を行う事程度は日常行えるようにし、できればウェブ掲示板やSNS、またはブログなどで自ら情報発信をすることも身に付ければ、自分で自分を守る事ができ、またより豊かな交流なども生まれ、有意義な人生を送れるんじゃないかと思っています。
 例えば、民生委員や近所の人に世話になっている独居老人が、毎日パソコンに少しの時間を割き、「今日は元気です。」、「今日は風邪を引いて寝込んでいます。」なんて一言を伝えるだけでも有意義なことで、遠く離れて暮らす子ども達もいちいち電話で確認せずとも済みます。
 この辺のテーマを書き始めるとこれもまた長くなりますので、別の機会に・・・。

 話題を戻して、下表は上記グラフの数値データです。数値的確認のために掲載しておきます。


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2011/10/8(土)

Good smell or bad smell?


 戸外に出ると、どこからとなく金木犀の香りが漂って来る季節になりました。

 今日も、サイクリングで前橋みなみモールまで出かけたのですが、北関東自動車道の盛土斜面に連なるように金木犀が咲いていて、道中、いい気分でサイクリングができました。

 この金木犀、我が家にも一本あって、この時期になると家の周りにいい匂いを漂わせてくれます。
 年を重ねるごとに大きくなるので、たまにはバッサリと剪定しなくっちゃと思いながら、「今年咲き終えてからにしよう」なんて、毎年先送りしているものだから、どんどん大きくなっています。
 
 道路傍に植えてあるので、道路にはみ出ている枝だけを適宜剪定するので、枝ぶりは全くいい加減ですが、それでも、稲刈りの時期に合わせて甘い香りを漂わせてくれる金木犀は、大切な植木です。



 ところでこの金木犀ですが、初めて本物の金木犀の香りに接した子どもが、
「あ、トイレの匂いだ〜!」
と声を上げたと言う話があります。トイレの芳香剤の代表選手として金木犀が使われているので、子どもたちはこの匂いを嗅ぐとトイレを思い出すのでしょう。
 芳香剤メーカがいくら似せて作っても本物の金木犀の香りとは微妙に違うとは思いますが、子どもたちに取ってトイレを連想させてしまうのは、笑い話と言いますか、可哀想と言いますか、何とも微妙な話です。



 香りの話題のもう一つ。沈丁花(じんちょうげ)について。

 東京の会社に勤務していた頃、駅から会社まで徒歩15分程度続く歩道の脇に沈丁花の生け垣が植えられていて、まだ冷んやりとした春先の大気の中、かすかに甘い香りの沈丁花が咲いて、毎年春の訪れを感じ取ったものですが、ある日、職場の同僚が、
「会社へ来る途中の生け垣の花、変な匂いがする!」
と嫌な表情で言葉を放ちました。私を始め、周囲にいた同僚たちは一様に
「え〜?」
と一瞬呆気に取られ、驚いたリアクションをしたのですが、当人に取っては別に意地を張っている訳ではなく、普段もエキセントリックな言葉を発する同僚でもなかったので、やっぱり「変な匂い」として感じるようです。

 香りが強い花と言えばクチナシやジンジャーなどもその部類で、これらの花が咲くと季節の訪れを感じ、住宅街などをサイクリングしている時にこれらの香りが漂って来ると、いい気持ちになります。またほとんどのハーブは触った途端に独特の香りを発して、それが多くのファンを魅了し、我が家にもレモンバーベナやレモングラス、アップルミント、パイナップルミントなどが無造作に育っています。

 伊勢崎のスマーク一階にある石鹸の店LUSHなども、店の前を通る度にいい匂いが漂って来て、我が家もハーブ系やローズ系の石鹸を買って、部屋の芳香剤代わりや気分をリラックスしたい時などに使っていますが、せっかくいい匂いと思っているこれらの香りもトイレを連想させてしまったり、あるいは人によっては嫌う匂いだったりすること、世の中、十人十色と思った次第です。


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2011/8/21(日)

文字の大きさに物申す


 皆さんは色々なDMを受け取った時に、押し並べて住所や名前の文字サイズが小さ過ぎると感じたことはありませんか。
 文字サイズはせいぜい10ポイントで、中には7、8ポイントの場合もあり、メガネをかけなければほとんど読めません。たっぷりと印字スペースがあるのに、チマチマっと小さいサイズで印字されていて非常に難儀します。
 仕事中はメガネをかけるので困りませんが、帰宅して郵便ポストから郵便物を出す時など、誰当ての郵便なのか、全く判別できません。何で、こんなに小さいサイズなんでしょうか。インク代節約?

 私が契約しているT保険屋さんのDMだけは、葉書や封筒の余白を十分に使って大きな文字で印刷してあって、「お〜、さすがTさん、細かい所に配慮しているんだなぁ・・・」と感心しています。



 それと、シャンプーとリンスの文字サイズ。(ネタが小さ過ぎ?)
 最近は大きなボトルでシャンプーとリンスがセットになっているのが一般的と思いますが、これがまたどっちがどっちか識別し難い。各社がそれなりに識別方法を工夫しているのでしょうが、全社共通の基準がある訳じゃないので、結局は各社の独りよがり。
 ・・・で、一番の識別方法はラベルなんですが、これがまた小さい字で「シャンプー」や「リンス」と書いてあります。小さな文字の方が上品とかセンスがいいとの考えなのでしょうが、入浴時にはメガネをかけないので判別できず、結局、どちらかをプッシュして中身を確認してから使ったり、購入直後にマジックインクで「シャンプー」、「リンス」と大きく書いたりしています。



 さらについでに言えばチューブやボトルに入った化粧品や農薬、除草剤、液状肥料などの効能書き。狭いスペースに効能や免責事項、使用方法など、あれこれと書かなきゃならないので小さい文字になるのは理解できるのですが、それにしても、5ポイント前後の文字じゃ難儀するばかりで、感と諦めでどれかの商品を不承不承ながら買って来ます。



 愚痴ついでに更に言えば、オーディオやビデオ機器の各ボタンの機能表示
 シルバー色のフロントパネルにそれはそれは小さくて上品な大きさの文字が印字されていて、素地の色と文字の色のコントラストも緩いので、これこそ感で押します。
 結局、「あれっ?違った」を何度も繰り返しながら、渋々メガネをかけて、身をかがめて、懐中電灯を点けてよ〜く確認してから押し直します。メーカーが上品に文字をデザインしても、「取り出し」やら「戻る」などと大きく書いた白いシールを貼り付けて対策しているので、メーカーの思惑は大外れです。



 私も若い時は視力で不便を感じたことは全くなく、伊勢崎市から榛名富士や赤城山の地蔵岳山頂の鉄塔を識別でき、むしろ視力は自慢だったのですが、老眼が進んでから眼科医を訪ねると、「それは目が良かったんじゃなく、遠視気味だったってことです!老眼も年齢以上に進んでいます」とキッパリ。この眼科医の先生、優しいんだか、怖いんだか。

 そんな残念な話は兎に角、世の中では益々高齢化が進み、視力の衰えで悩む人口が増えています新聞の文字サイズも時代背景に合わせて徐々に大きくなっています。どうして、郵便物や商品の文字が大きくならないのでしょうか。商品開発の担当者はまだ視力が健全な人ばかりなのでしょうか。本当に残念で仕方ありません。



 この6月に購入した地デジチューナーのリモコンですが、白の素地に大きな文字で各ボタンの機能が表示されています。メーカーは余り聞かない名前ですが、価格が4,800円、文字表示も分かり易く、便利しています。裏を見るとMADE IN CHINAとありました。
 時代の先取りが中国製、ちょっと複雑な気持ちです。



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2011/7/18(月)

一棟多層階の大型ショッピングモールでの避暑。

映画のダブルヘッダーで7時間半滞在。一足早目の夏休み。


 2011年7月17日、3連休の真ん中のこの日、前日に続いて猛暑となった日中に、赤堀の天幕城跡「赤堀蓮園」に出かけました。車で行けばいいのに、またまた無理してサイクリングで出かけました。華蔵寺公園の裏から延々と続く緩い上り勾配のアスファルト道路は、太陽が真上にいるものだから日陰を探しようがなく、顔に反射する熱風は焼き付けるようで、まるでサウナ風呂です。このまま焼けたら脂身タップリの焼豚の出来上がり。途中、北関東自動車道のボックスカルバートの日陰と、赤堀運動公園のケヤキの木陰が唯一の息抜きで、他は逃げ場がありません。

 「無謀な中年男、猛暑の炎天下のサイクリング。熱中症で搬送さる」

 なんて記事が頭を過りながらも、自分だけはそうはならないと根拠のない空自信で重いペダルを踏み続け、途中、何ヶ所かで涼しそうな風景の写真撮影で道草しただけで、ほぼノンストップで蓮園に到着しました。
 蓮園のベンチにグッタリと腰を下ろして、はぁ〜と大きな息を何回も繰り返し、リュックに詰めて来たクーラーボックスの中で冷たく冷えたお茶をゴクゴクと飲み干し、一息付いたところで、園内を一回り。時間は正午を20分ほど回ったところです。

 蓮の花は早朝に綺麗に開くと聞いているのですが、事情があって早朝は来れず(などど格好を付けていますが、要するに朝は惰眠を貪っていただけなんですが)、こんな猛暑日の日中にも物好きな人はいるもので、他にも来園者がチラホラと。

 園内をグルリと一回りし、ついでに南端部の用水の土手に咲くヤブカンゾウや、天幕城跡のポーチュラカのお花畑、土塁脇に咲く紫陽花なども撮り、ちょっと一休みして帰路へ。




 帰りのペダルは笑っっちゃうくらいに軽快で、21段切替えのギアを一番重くしてもまだまだ余裕で、気分は競輪選手。赤堀の磯町や西野町へ出かける時には、実は帰りのこの軽快な下り坂が楽しみの大半を占めています。ブレーキを惜しむあまりに途中で転倒して、潰れたヒキガエルのようにグチャっとなっても悲しいので、スピードはほどほどに。



 ・・・と、例年ならば、下った勢いで自宅を通り越して伊勢崎の七夕祭りまで出かけるのですが、今年は娘の一人がこの3連休を利用して帰省したので、映画を観に行くことに。しかも、ハリーポッターとコクリコ坂のダブルヘッダー。ちょっと贅沢ですが、今年の夏はお盆休みを取れそうにないので、一足早目の夏休み。映画好きの私も映画のダブルヘッダーは初体験です。

 映画館はスマークのプレビ劇場。食事時間と、2本の映画の間の時間も含めて、スマークに午後3時から7時間半滞在することに。スマークは敷地内駐車場は満車で、従業員駐車場にも誘導する混雑。混雑時にいつも狙う駐車場にたまたま1台空きがあり、無事に駐車して館内へ向かうと、途中で行き会った警備員さんに「良く駐車できましたねぇ、今日は全部満車です」と。あ〜、良かった。

 スマーク館内は節電できっと生温かいのだろう、と覚悟して館内に入ると、予想に反してひんやりと涼しく、まるで天国です。
 独立した大型店舗が広大な敷地に集積するショッピングモールと異なり、スマークは多層階の一つの建物なので、一度館内に入ればどこもかしこも涼しい。トイレの中だって涼しい。しかも近隣の同形式のモールと比べて嬉しいのがフリースペースの広さとソファーの多さ。レストランやフードコートに入らなくても至る所にゆったりとした休憩コーナーがあり、コーナーの周囲には造り物じゃない大きな観葉植物が配されて、「どうぞごゆっくりとお寛ぎください」の気持ちが伝わって来て、ついつい長居してしまいます。
 当サイトの「伊勢崎市アンケート」でスマークの滞在時間の設問を設けましたが、設問の最大時間である「2時間以上」が最も多く、事業者の方針と訪問者の意識が一致していると読んでいます。
 長時間滞在することが売り上げに直接的に繋がるかは何とも分かりませんが、訪問側からしてみれば、物を買ったら後はさっさと帰るだけの商業施設ばかりじゃ、何だか殺風景で楽しくありません。

 そんな風に考えると、この日のスマークの混雑は、どうやら訪問者が避暑に駆け付けたのじゃないのかと、そんな風に思います。節電ムードの中、家の中で暑さを我慢してグッタリしているならば、モールでの避暑は最高です。私も軽井沢や草津、志賀高原、奥日光などにドライブし、天然の冷気に身を包めばさぞかしリフレッシュするであろうとは分かっていても、家から車で10分と言う訳には行きません。そう言う本物の避暑地にドライブすることもありますが、延々と続く行き帰りの渋滞の中で、結局は車のエアコンに頼っているので、何のこっちゃです。
 この不景気と一棟型の大型ショッピングモール、真夏や真冬のレジャーの過ごし方に新しいスタイルを生み出しそうです。「え〜、何を今更言ってんの?そんなの最初からそうでしょ」と言う声も聞こえて来そうですが。



 ・・・で、肝心のハリーポッターとコクリコ坂のダブルヘッダーですが、ハリポタは何回も見た予告の期待の範囲内で、コクリコ坂は期待以上にいい作品でした。最近の宮崎作品にはちょっと残念な想いがあったのですが、今回はそれを撥ね退けてくれました。ディズニーアニメなど、アメリカ製アニメの微妙で繊細な顔の表情の描写に感服するばかりの感動を得ているので、それに比べるとまるで静止画のようにのっぺりとした表情ですが、不足分は見る側の想像力で補うとして、十分に楽しい映画でした。特に私と同世代の団塊の世代のシニア年齢層にはお薦めです。


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2011/7/2(土)

トホホな話。

服役中も有料メルマガで1億円規模を売り上げる堀江貴文氏と、

無料メルマガの休止警告メールを受け取ってギリギリ対応している私


 「Go!伊勢崎」の「管理人のつぶやき」(当ページです)に綴っている文章を、そのまま「まぐまぐ」と言うメルマガに転載して発行しているのですが、過日、その「まぐまぐ」運営会社から、

最近、あなたはメルマガを発行していません。このまま発行されないと、休止になります

と警告メールが届きました。

 「Go!伊勢崎」本体の記事やら運営、管理では日々少なからずの時間を割いているのですが、日記の方は正直サボっていました。
「ま、このまま休止になってもいいか。現状でも時間的には相当に無理しているし・・・」
などと休止もやむを得ない心境になっていたのですが、そんな時、先日のテレビで驚くニュースを目にしました。

 ライブドア事件で実刑が確定し収監されたホリエモンこと堀江貴文氏が、服役中も年収が6〜7,000万円程度あるというニュース。その収益は有料メルマガの購読料です。
 堀江氏が週1回発行している有料メルマガが月額840円で、読者数が1万人を超えているとのことで、単純計算でも年間売り上げが1億円規模。発行会社の手数料を差し引いても6〜7,000万円の年収になるとのことです。

 なかなかメルマガを発行せず休止の警告メールを送られる私と、犯罪者として収監された堀江氏が獄中からの日記で年間1億円規模を売り上げること、能力差と言いますか、知名度の差と言いますか、「はぁ〜」と溜息が出るばかりです。

 私のメルマガの現在の読者数は46人。お金をいただける内容でもないので、もちろん無料。
 「Go!伊勢崎」本体は、トップページのページビューが一日350回程度、全体のページビューが一日2,000回程度。それに比べるとメルマガの読者数は一桁も二桁も低いですが、これも私の能力と努力不足。でも、「Go!伊勢崎」本体の運営で力尽きている実態もあるので、気になりながらもなかなか日記まで手が回りません。



 堀江氏の犯罪を認めることはできませんが
インターネットは個人がマスメディアと対等に勝負できる場所。個人こそがコンテンツで、それが双方向に相互に交わることで無限にコンテンツが生まれる」(朝日新聞ネットニュースasahi.comから引用)
 と言う持論を実践している事はお見事と認めざるを得ません。



・・・さてここで問題は、私ら一般ピープルはいかがしたものか。

 「まぐまぐ」の休止警告メールをギリギリ避けている程度の私のこの行為は一体何なんでしょう。我ながら困ったものです。

 「私は読者を惹きつけるメルマガを書ける」と言う方、読者が1,000人程度でも6〜700万円の年収にはなります。この際、奮起して挑戦してみてはいかがでしょうか。


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2011/4/7(木)

日本の窮地を世界中が応援してくれること、

その感謝の気持ちを日本人として生涯忘れまいと思う


 当地伊勢崎市においても、毎日温かい日が続くようになりました。華蔵寺公園のソメイヨシノはまだ蕾ですが、気の早い枝ではチラホラと咲き始めています。
 最近、群馬県の天気予報を聞きながらも、「東北地方はどうかなぁ・・・」と気になっています。被災地に追い打ちをかけるように雨や雪が降ると、天気の神様を恨めしく思ったりしています。

 被災地では皆さんが復興に向けて日々頑張っている様子がテレビやラジオで流れて来ますが、徐々に片付いていく地上部と異なり、海中を捜索する自衛隊員さんの様子を見ると、海底にはたくさんの車や瓦礫が横たわり、しかも泥水で濁っているので捜索が難航しているとのことです。行方不明者数は6日午前10時現在の警察発表では未だに1万5091人いるとのことで、その内の多くの方たちはきっと海底の瓦礫の中に沈んでいると思うと、何とも言葉がありません。

 既に、今回の津波の挙動についていくつかの工学的な報告が伝えられていますが、その中で、津波が陸地に向かって押し寄せる「押し波」よりも、一旦陸地の高所まで上り詰めた波が海側へ引き戻される時の「引き波」の方がエネルギーが強大であるとの報告については、予想の外でした。それを証明するのが一様に海の方向に向いて転倒している鉄筋コンクリートのビルで、押し波には耐えた3階建て規模の鉄筋コンクリートのビルが、引き波で転倒しています。
 湾の中を渦巻く濁流に飲み込まれた人々が、この「引き波」のパワーで浚われたとしたら、その行き先はどこなのだろうと、想像するだけで耐え難いものがあります。

 そのような状況を胸に秘めながら、被災者の皆さんが一日、一日と明日に向かって立ち上がりつつありますが、そのような被災者に対して日本国内だけではなく世界中の人たちが救援の手を差し伸べています。6日朝のNHKテレビによれば、既に世界中から集まった義捐金は100億ドルとのことです。日本円にして約850億円もの巨額な義捐金が集まっていること、被災地ではない私も、自分のことのように嬉しい気持ちになります。
 世界不況で各国が厳しい経済競争を繰り広げ、世界中がバラバラな気持ちに陥っていた昨今、全く反対に世界が一つになろうとしていること、「人間社会も捨てたもんじゃない、人間っていいなぁ」と言う心からの安らぎを覚えます。
 中でも感動的なのはタイでの募金活動の話で、約10万人が暮らすバンコク最大のスラム街では初日だけで90万円ほどのお金が集まったとのことです。ここで暮らす人の多くは、一日の所得が数百円で、そのような生活の中から、子供たちも含めて多くの人々が募金に応じてくれたとのことです。飽食の時代を過ごして来た自分の事を考えた時、恥ずかしいばかりです。

 経済大国を目指し、その座を長い間に亘り維持しながらも、世界不況の影響で不況から脱出できないまま数10年が経ち、更にまた今回の大震災。ややもすれば競争相手国や「追いつけ、追い越せ」と日本をターゲットにしていた国々からは、日本の失墜を冷ややかに見られても仕方がない立場。
 それにも関わらず、ほとんど世界中の国々が日本を応援してくれる事、僅かなお金しか持たず、お金が大切な事を身に沁みて知っている経済的に貧しい国の人々が、かつての経済大国日本の窮地に対して応援してくれる事、この事を通じて、私たちは多くの事を学ばなければ罰が当ります。
 お金を得るために経済成長を目指して来た日本が、その価値観をガツーンと破壊されたような、そんな思いさえあります。

 被災地だけでなく日本全体が心を一つにしていることが、世界各国から称賛されていると言う報道にも接しますが、そう言う日本を応援してくれる世界中の人々も全く同様に素晴らしく、かつてこんなにも多くの国や人々が一体感に浸った体験を私は覚えがありません。
 今回の震災は筆舌に尽くし難い悲惨な災害ですが、一方で、その過酷な体験を通じて、人間を幸せにするものとは何なのだろう、と言うことを日々教えてくれています。




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