伊勢崎市と周辺のの樹木や木の実 [ 街中の花と緑公園一覧 ]  [ Home ]




更新日:2011/3/2 画像下の日付は撮影日

冬の景色を彩る木の実新田用水脇の小道栴檀(せんだん)柿の実メタセコイヤの並木逞しい

逞しい

 広瀬川の河川敷に生えた一本の木。悲しいことに根を土中深く張り切れなかったようで、ある日根元から倒れてしまいました。でも逞しいかな、倒れた幹から新しい幹が次々に生えて来て、まるで、最初からその姿であったかのように育っています。ひっくり返った根元は倒れた時の泥をそのままくっ付けて、未だに栄養を送り続け、木を守っているようです。ケセラセラ、なるようになるさ♪(what will be will be。ドリスデイ。古い?) 柔らかくて逞しい。私も見習いたい。(2011/1/31 記)

冬空に凛と立つ一本の木
2011/1/8


根元を見れば・・・
2011/1/8

須永橋下流の広瀬川河川敷で逞しく育つ一本の木
はるか彼方には赤城山。
2011/1/8

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冬の景色を彩る木の実

 ロウバイやサンシュユ、マンサク、レンギョウなど、冬から春先にかけて咲くこれらの花たちは、どれも葉っぱが出る前に花が咲き、とても印象強く目に留まります。周辺の木々や草花が、まだ冬の寒さに縮こまって芽も出さず花も咲かない時期に、まるで春を告げるかのように咲くこれらの花たちは、可憐なのに健気で一所懸命な雰囲気を持っていて、これらの花を見ると何があってもとにかく幸せな気分になります。
 ところが、これらの花が咲く前にも、冬の殺風景な風景をちょっと素敵に彩ってくれる木々があります。花ではなく、小さな実がワサワサっと集まって枝に付き、遠目には花が咲いたように見え、素通りを許しません。今回紹介するのは「ナンキンハゼ」と「センダン」です。樹木の名前は、私の花と樹木の先生・伊勢崎市公園緑地課のKさんに教えていただきました。(2011/1/19 記)
最初に登場するのは「ナンキンハゼ
 暮れから今の時期のナンキンハゼは葉を落とし、枝先にボーンチャイナのような骨白色の「種」をつけます。この木は花が咲き実が出来るのですが、果肉にあたる殻の部分が先に落下し、最後まで種にあたるあの白い部分が残ります。見事な色に紅葉する木なのですが、いかんせん樹勢が強く街路樹として道路や歩道にはみ出るほどに繁り過ぎてしまう難点があります。また木も弱く、台風などの強風にあおられると簡単に枝折れしてしまいます。(Kさんレポート。2011/1/19)

ナンキンハゼの街路樹
(後方は伊勢崎IC)
2010/12/26


ナンキンハゼの種が
まるで雪の花のようです。
2010/12/26

ナンキンハゼの骨白色の種がたくさん付いています。
(三和工業団地内の街路樹)
2010/12/26


・・・実はこの木、
秋にはこんなに鮮やかに紅葉します。

ナンキンハゼの紅葉。後方は伊勢崎IC.
2007/11/17
続くは「センダン
(広瀬川の堤防。三ツ家橋とラブリバー親水公園の中間。)
 樹上でだいぶ時が経ったせいで実にしわがよっていますが、アップの写真から、実の中の特徴的な「せんだん」の種のかたち(スターフルーツのような星型をしています)が見て取れます。クリーム色の濃淡は植物の「個体差」です。
(Kさんレポート。2011/1/19)

どんな味がするのでしょう。
食べ放題です。
2011/1/8


星型をした「せんだん」の種の形
が分かります。
2011/1/8


これがナッツの実ならば、
鳥より先に食べるのですが・・。
2011/1/8

鳥たちが交代でやって来ます。
2011/1/8



鈴なりのセンダンの実。 2011/1/8



クリーム色した花のようなセンダンの実。
2011/1/8

同じく「センダン
(前橋市二ノ宮町の神沢川近く。神沢川を挟んだ南側は伊勢崎市です。)

くっきりと澄んだ青空にセンダンの実が映えます。
2011/1/16

可憐な花のよう・・・
美味しそうなナッツのよう・・・
皆さんはどちらですか?
2011/1/16

クリーム色の花が咲いたようなセンダンの木が何本も並び、
堤防の立体的な風景を素敵に仕上げてくれます。
右後方の濃い緑が神沢川、左の堤防は牧場の堤防。
2011/1/16



鳥の姿を見掛けませんでしたが、美味しくないのでしょうか。
それとも私の気配を感じて寄って来なかったのでしょうか。
2011/1/16




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新田用水脇の小道

 伊勢崎の波志江町(華蔵寺公園の北)から境町へ向かう時、急ぐ時には早めに広瀬川や早川のサイクリングロードに取り付きますが、ブラリと気分任せに出掛ける時は、粕川に寄らず離れずの距離を保ちながらのんびりと下ることが多く、サイクリングロードのように決められたコースでない分、色々とお気に入りの風景を発見します。

 ここで紹介する新田用水脇の小道を見つけたのもそんなある日のことでした。用水の南側には大きな屋敷が並び、それらの屋敷と用水との間には防風林のためか巨木や竹林が茂り、小道側から建物を見ることはできません。小道があるのは用水の北側のちょっとした高さの土手の上で、程よい間隔の大小様々な自然木の間を縫うように作られています。作られていると言っても、昼間でも日陰になるこの場所で人と行き会ったことは一度もなく、作られた道なのか、たまに訪れる誰かが歩いた踏み跡が道のようになっただけなのか、良く分かりません。


 ちょっと寂しい風情の場所なので、誰にでもお勧めはできませんが、私は自然の風景がお気に入りの場所です。特に夏の炎天下のサイクリングの時には、ホット一息できる涼しさがあります。
(2010/1/24撮影、 2010/1/26 記)

土手の北側の道路も未舗装で
これもまた味わいがあります。
2010/1/24



新田用水とその南側に並ぶお屋敷の竹林
右側に土手の上の小道
2010/1/24

土手の上の小道
2010/1/24


土手一面を覆う枯葉の絨毯の上を歩くと
新雪をザクッザクッと踏むような音が心地良い。

【 動画もどうぞ 】
(1分21秒)


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栴檀(せんだん)

 一昨日、市役所・公園緑地課のKさんから素敵なレポートが届きましたので紹介します。

 昨年の12月、三室町で見掛けたアイボリー色の実が付いた樹木についてKさんに詳しく教えていただき、その樹木は「栴檀(せんだん)」であることが分かったのですが、Kさんが当初に判断した樹木「ムクロジ」について、更に色々と調べてくれました。
 先人たちの子供たちに対する深い愛情が伝わって来る素敵な話で、これは是非とも皆さんにも紹介しなくてはと思った次第です。
(2010/1/6 記)
【公園緑地課・Kさんレポート】

ムクロジ・ひとつの木にまつわる深いいわれ

 ムクロジの話を始める前に、まず羽子板(はごいた)について話をしなければなりません。

 羽子板はその昔、「ハコギイタ」、「コギイタ」と呼ばれていたそうです。「コギ」という言葉は、古代中国では昆虫の『トンボ』を意味していたそうです。トンボは、人の血を吸い悪い病気を伝染させる『蚊』を食べてくれる益虫と言うわけです。古来、羽子板の羽根の形状はトンボの形に似せて作られたためにこう呼ばれたようです。

 戦国時代の「世諺問答」(せげんもんどう)という文献に、
「ムクロジの実に長い竹ひごを刺し、鳥の羽根をつけて板で突き上げた」
「その羽根の飛ぶ様が虫を食べるトンボに似ているので、子供が蚊に刺されないようにというおまじないとして始められた」
 というものがあるそうです。ムクロジの実は『無患子』と書くように、「子が患わ無いように」という願いのこもった物なのです。羽根を益虫「トンボ」に似せていること、そしてムクロジの実を使ったと言うこと、可愛い子供の無病息災を願う親や祖父母の深い愛情がこめられたもの、と想像出来ます。

 羽子板と羽根にこめられた思い。それは単にお正月の縁起物というばかりでなく、親から子への深い愛情のこめられたもの、と言えるようです。そんなことから、この木が幼稚園や小学校に植えられると言うことは、想いのこもった至極当然のことであると言えるでしょう。(平成22年1月


(*)上の羽子板の画像はインターネットで検索したものを加工しました。
 2009/12/12、上武道路(国道17号)の三室町付近の側道をサイクリングしていると、朝鮮飯店の少し南で鈴なりの柿の木を見つけました。見つけたと言っても、特別にキョロキョロと風景を探し回っていたわけでもなく、辺りの木々が冬支度のために葉っぱを落としたこの時期に、オレンジ色の柿が鈴なりになっていたので、向こうから目に飛び込んで来たと言うわけです。 (2009/12/5 記)

栴檀(せんだん) 2009/12/12

 ↑上武道路沿いの工場の駐車場脇にありました。木の実がたくさんなっていて、美味しそうだったので、思わず足が止まりました。以前、境の御嶽山・自然の森公園でも似たような木を見かけました。
 木の名前や由来・・・伊勢崎市公園緑地課のKさんに詳しく教えていただきました。以下、Kさんのレポートです。
 この木は「栴檀(せんだん)」です。一見ムクロジに似ていますが、実の大きさ、実の付き方がムクロジとは異なります。ムクロジはムクロジ目(もく)ムクロジ科ですが、栴檀はムクロジ目センダン科で近縁種です。
 なおムクロジは10年ほど前に、境町の雷電神社の境内で見ましたが今もその木があるかも知れません。
 ちなみにこの栴檀ですが、「栴檀は双葉より芳し(せんだんは ふたばより かんばし)」の栴檀ではありません。あれは「白檀(びゃくだん)」のことです。(2009/12/25 Kさんレポート)

栴檀(せんだん)
食べても毒でなければ、チョコレートでくるんで
チョコレートフォンデューなどに・・・
2009/12/12



良く見たらヒヨドリがいました。
この木の実、美味しいのかな?
2009/12/12
 【参考】ムクロジ(無患子)は、またの名を「せっけんの木」と言い、石鹸が手に入り難い昔は、木の実の果実の部分を石鹸の代わりとして衣類を洗ったと聞いています。果実部分に「サポニン」を多く含み、よく泡立つことから子供の頃に手を洗った記憶があります。
 この木はもうひとつ利用価値(特徴)があり、「正月の羽根突きの羽根の頭の木」でもあります。ムクロジの実を手に取って果実を剥くと大きな黒い実がとれます。これをその昔は、正月の羽根突きの羽根の頭(突くところ)に使用したそうです。(2009/12/17 Kさんレポート)


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柿の実


2009/12/12



裏に藁葺き民家でもあって、
曲がりくねった未舗装の道や里山でもあれば、
額縁に飾っておきたい絵になるのですが。
2009/12/12
 「一枚の絵」の画家・金子東日和(とひかず)氏の絵で、茅葺民家と鈴なりの柿の木を描いた作品を見たことがあります。氏は主に東北地方の里山風景や田園風景、藁葺き民家等を細密画のように描きますが、柿の絵も、柿の実1つ1つを丁寧に書き込んだ作品で、その作品を見て以来、鈴なりの柿の木に目が留まるようになりました。


周辺の柿の木はほとんど実を落としています。
この柿だけ、どうしてこの時期まで
実を残しているのでしょうか。
2009/12/12


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メタセコイヤの並木


黄葉する高木の並木
2009/12/13



黄葉する高木の並木と粕川と赤城山
2009/12/13



同じ道路の東側(粕川側)で咲くサルビア
冬にはパンジー等が植えられます。
2007/11/18
 粕川が県道前橋館林線(太田県道)を横切った後、S字状に流れて市内環状線をくぐって数十メートル南へ行った付近に、この時期に真っ黄色に黄葉する高木の並木があります。工場の敷地の東側の塀沿いに立つ並木です。私は高原で見かけるカラ松と思いたいのですが、メタセコイヤのようです。

 以下、伊勢崎市公園緑地課Kさんのレポートです。

 この並木は「メタセコイヤ」です。落葉松(からまつ)は本来、高山帯もしくは亜寒帯に成育する針葉樹であり、伊勢崎市で成育する姿を並木はもとより単体でも、目にしたことがありません。
 メタセコイヤは自然樹形がきれいな円錐形(クリスマスツリー型)であり、落葉松はコナラの葉を立てたような形になります。決定的な違いは、メタセコイヤは落葉した葉が「薄い小さな板状」であるのに対し、落葉松は高級煎茶のような「」の形です。
 ちなみにメタセコイヤは戦後すぐに中国奥地で発見され、1949年(昭和24年)に 日本に送られたものが、始まりと聞いております。昭和24年に送られた苗木が日本で増殖され、小学校や中学校を始めとした教育施設、官公庁などを中心に植えられたものが大きくなったものであり、このことから日本にあるメタセコイヤの樹齢は最大でも「60年」 であることがわかります。

(2009/12/17 Kさんレポート)

 昭和24年と言うと、偶然にも私が生まれた年。そう言えば、母校の三郷小学校の東側にもメタセコイアが何本か植えられていて、子供の頃、「大きな木だなぁ・・・」といつも思っていました。まだ、あのメタセコイア、あるのかな?




←・・・

 この道路の東側の丸太の柵の下はいつも手入れされていて、四季折々の草花が植えられています。サルビアだったりパンジーだったり。どなたが植えているのでしょうか?工場の網状の塀の中に開口部があって、
「どなたでもこの水を使って自由に水をあげてください」
 と水場が用意されています。
 個人や団体、企業の皆さんのボランティアや好意なのでしょうか。

 この道路をサイクリングする時、粕川の流れを見やり、足元の草花を愛でるのが楽しみの一つになっています。






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