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茂呂小学校の「龍頭舞体験活動」・2014年|→2013年以前の茂呂小学校・龍頭舞体験教室はこちら(別ページ)

茂呂小学校の「龍頭神舞集会」・2014年

掲載日:2014/11/22 ▲ページTopへ
 2014年11月19日、午前8時20分から9時30分まで、伊勢崎市立茂呂小学校体育館において、「龍頭神舞集会」が開催されました。
 当日の様子を伝えるレポートが Suh sanから届きましたので、ここに紹介します。(2014/11/22 記)
(コメント&写真 Suh san)
 伊勢崎市立茂呂小学校では、平成12年から「龍頭神舞体験活動」を実施し、毎年秋の運動会では5年生全員で集団演技を行っています。
 今年実施したのは「茂呂小龍頭神舞集会」。全校生徒730人が、南北千木町の5年生の舞手6人(2組)、ササラ8人(2組)、篠笛8人、計22人が舞う龍頭神舞を見学し、学習しました。模範演技の後は、5年生120人が保存会副会長の丸橋さんと舞の指導者丸橋良一さんに、龍頭神舞について教えていただきました(→こちら)。写真でその様子をお伝えしますのでご覧ください。(2014/11/21 記)

7:30〜、女子生徒はササラ組と篠笛組に
8人ずつ分かれて準備中

舞手も“タッツケ袴”を着付け中

8:10、準備完了。ハイチーズ (*^_^*)

8:20、全校生徒730人全員集合!!

校長先生ご挨拶。
茂呂小は明治6年に開校して141年の歴史。
龍頭神舞も長い歴史がありますので、良く学習しましょう

8:30、龍頭神舞入場

舞は2組6人

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全校生徒730人が集合して龍頭神舞集会(体育館2F南東から)

篠笛は8人。皆さん上達が早いのでビックリ!!


激しい舞で鳥総が落ちました


龍頭神舞保存会 丸橋副会長ご挨拶


真剣にメモを取っています

保存会の皆さんも見守ります


舞を終って退場です


5年生120人は残って 「龍頭神舞 Q&A」 に参加


先生は丸橋副会長と舞の先生良一さん

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龍頭神舞 Q&A


Q1 龍頭神舞の名前の由来は何ですか?
A1 獅子舞は頭が獅子(ライオン)ですが、龍頭神舞は想像の動物「龍」の頭です。その証拠に頭に鱗があります。

Q2 いつ頃から始まったのですか?
A2 およそ300年以上前から始まったと思います。

Q3 龍頭神舞にはどういう意味があるのですか?
A3 龍は雷を呼び、雨を降らせると言われています。昔は干ばつになると、田に水を引くのが大変でしたから“雨乞い“の舞と言われています。

Q4 なぜ茂呂小に伝わったのですか?
A4 平成12年から「龍頭神舞体験活動」として授業に取り入れられました。

Q5 なぜ色々な舞があるのですか?
A5 一つ一つの舞に意味があります。
 例えば 「摺り込み」 は一番最初に舞います。「多々良」 はタタラを踏む ・・・地面を踏んで地下にいる悪霊を清める動作です。「ロットロ」 は太鼓を叩く音から曲名が付けられたと思いますが、雷を呼んで雨を降らせる様子を表しています

Q6 なぜ円になって踊るのですか?
A6 3頭が正三角形の頂点の位置になって踊ります。

Q7 舞う時の服装はどんなものですか?
A7 上は着物(ジュバン)で下はタッツケ袴(現在の体操着)、履物は足袋にワラジです。

Q8 かっこ良く踊るコツを教えて下さい?
A8 ガニマタで踊ることです。

Q9 頭を付けるのはなぜですか?
A9 龍に変身して自由に空を飛びたいのでしょう。

Q10 頭の種類を教えてください。
A10 「鳳凰元」 想像の鳥 “鳳凰“ は男性・女性を超越した頭で、重量2.5kg です。主に緑色と紫色の鳥総を付けます。
「雌獅子」 は女性で重量2.0です。主に赤い鳥総を付けます。
「雄獅子」 は男性で重量2.3kgです。主に黄色い鳥総を付けます。

Q11 頭の価値はどの位ですか?
A11 文化財に指定されている昔の頭は価値は計れませんが、新しい頭は150万円 X 3頭=450万円でした。桐で作って漆を何回も塗るので手間がかかっています。

Q12 トブサの由来は何ですか?
A12 「鳥総」 と書きます。獅子舞では鳥の羽根を頭に付けているものが多いので、そう呼ばれたのでしょう。龍頭神舞では和紙に色を塗って幣束型に切って頭に付けます。

Q13 「ささら」 の由来は何ですか?
A13 笹 → 竹で作った楽器ですのでそう呼ばれたのでしょう。

Q14 なぜ竹で作られているのですか?
A14 地鎮祭では地面の4隅に青竹を立てて悪魔が出てこないように魔除けをします。また竹は縁起が良いとされています → 松竹梅 → 雪が積もっても折れずに元に戻って力強いですね。

Q15 龍頭神舞をしていて良かったことは何ですか?
A15 大勢の人たちと知り合えたことです。皆さんも大人になったら子供達に伝えてください。最近では遠くに就職しても龍頭神舞を舞いたくて地元に帰って来た人もいます。


 素朴な疑問がまだまだ沢山ありましたが、時間切れで終了しました。答える側も改めて聞かれるとドッキリするような場面がありましたが、5年生と一緒にとても大切な時間を過ごせました。茂呂小の皆さんありがとうございました。


茂呂小学校の「龍頭舞体験活動」・2014年

掲載日:2014/6/28 ▲ページTopへ
 今年も伊勢崎市・茂呂小学校において、「龍頭舞体験活動」が行われ、その様子を伝えるレポートが Suh sanから届きましたので、ここに紹介します。(2014/6/28 記)
(コメント&写真 Suh san)
 今年も伊勢崎市立茂呂小学校から「平成26年度 龍頭舞体験活動」の実施依頼があり ました。対象者は5年生121名で 「舞 ・ 太鼓」、「リコーダー」、「ささら(竹製の打 楽器製作)」、「とぶさ(獅子頭の髪)」の4班に分かれて体験活動をしたいとのことで した。
 期間は6月12日(木)・19日(木)・26日(木)のそれぞれ1校時を使っての3時間で した。限られた短い時間でどの程度指導できるか不安でしたが、以下、活動記録写真 をご覧ください。

平成26年度 5年 龍頭舞体験活動について

1.ねらい
  • 「ふるさと学習j として、取り組む。
  • 伊勢崎の伝統文化について調べたり、体験したりする活動を過して、郷土の伝統に対する関心を深める。
  • 茂呂地区の伝統文化である「龍頭舞j の体験活動を通して、地域の人々との交流を深めながら、地域や伝統に対する思いや願いを知ることによって、自分たちの生まれ育ったところを誇りに思ったり、お世話になった人々に感謝したりする心を養う。
2.総合的な学習「身近な伝統文化に触れてみよう」での体験活動の記録をビデオや写真で残す。
3.学期の活動予定
 ○6月12日(木)朝学・1校時(8:30〜9:30)
  • 班ごと(舞・太鼓、リコーダー、ささら、とぶさの製作)に分かれて体験・製作
  • 各班とも30名程度
 ○6月19日(木)朝学・1校時(8:30〜9:30)
  • 斑ごと(舞・太鼓、リコーダー、ささら、とぶさの製作)に分かれて体験・製作
 ○6月26日(木)1校時(8:50〜9:30)
  • 体育館で合わせて体験活動

下記写真の撮影日:写真(1)〜(10) : 6月12日、写真(11)〜(22) : 6月26日

(1)校長室にて龍頭舞について、しばし談笑しました。


(3)「リコーダー班」は Suh san 担当です。
龍頭舞の歴史について少し説明しました。


(5)智子先生もリコーダーを担当します。



(7)手を切らないように気を付けてね。

(2)体育館で体験活動開始セレモニー。


(4)まずは 「摺り込み」の練習。


(6)「ささら班」は初めてノコギリを使う子供もいます。


(8)「とぶさ班」は障子紙を緑 ・ 紫 ・ 黄色 ・ 赤に染めます

(9)「舞 ・ 太鼓班」は体育館で練習開始しました

(10)真美先生は子供2人を子守しながらの参加です。

(11) 6月26日は4班合同発表会の日です。
 「リコーダー班」は体育館にてスタンバイしています。

(12)「リコーダー班」 と 「舞 ・ 太鼓班」 は発表を前に合同練習しました。

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(13)今年は「通り神楽」 、「摺り込み」、 「廻りささら」 の
3曲を覚えました。



(15)合同発表会がスタートしました。



(17)真美先生は清瑛君を背負って、
倖誠くんを遊ばせながらの指導です。


(19)宮部 瞳矢くんは北千木町 ・ 松倉 梨乃ちゃんは南千木町で既に舞を習っています。


(21)丸橋副会長挨拶
「皆さん大変熱心に練習して下さいました」

(14)「ささら班」 も到着しました。「とぶさ班」 との合同です。



(16)マイペースの倖誠くん(3才)。


(18)Suh san が採譜した龍頭舞のリコーダー楽譜です。


(20)発表会を終ってリコーダー班の亀山きのちゃんがお礼のご挨拶。「保存会の皆さんに教えて頂いて良く覚えられました」



(22)校長先生ご挨拶
「3時間できちんと覚えたので驚きました。
 保存会の皆さんありがとうございました」




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