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 福寿草(フクジュソウ) 

福寿草|早春の田園風景
掲載日:2019/2/21

2019年2月20日

 伊勢崎市の某所で群生して咲く福寿草。最初に紹介したのは2012年3月11日の様子。花の咲き具合は峠を少し越し、葉っぱが出始めていました。2回目に紹介したのは2014年2月6日の状況。今度は少し早過ぎて、蕾が開き始めて間もない頃でした。
 それから5年が経った昨日2月20日。大半の花が咲き揃い、葉っぱもまだ出始めず、ちょうど見ごろでした。腐葉土に覆われた冬枯れの林の中で、金色の花弁が日差しを受けて輝き、春の息吹を予感させていました。平日だったためか、あるいは場所が余り知られていないためか、見物客は誰もおらず、ひっそりと咲いていました。
 この福寿草、私の知人T・Sさんが長年にわたりコツコツと植え続けたもので、場所はお伝えできません。その理由はこちらに記してあります(→記事)。
 数年前に交通事故で急逝してしまったT・Sさん。今は亡きT・Sさんの形見として大切に見守って行きたいと思っています。
 幸い、今年は盗掘の跡は確認できませんでした。また、林の北部付近などは以前よりも増えているようにも感じました。どなたかが遺志を継いで増やしているのかも知れません。知る人ぞ知るこの場所ですが、いつの日か、大勢の人が訪れる福寿草の名所となるように願っています。(2019/2/21 記) 

日差しを受けて金色に輝く福寿草。大半の蕾が咲き揃いました。 2019/2/20


腐葉土に覆われた緩い斜面に群生して咲く福寿草 2019/2/20

咲き揃った福寿草 2019/2/20

冬枯れの林に春の息吹 2019/2/20

掲載日:2014/2/8 ▲ページTopへ

2014年2月6日

 まだ寒い冬、春の訪れを伝える花と言えば蝋梅や水仙、そして福寿草。中でも福寿草は、開花までずっと地中に潜っていて、普段はその存在を知らせず、少しの温かさを察知して、少しずつ頭をもたげて来るので、まさに春の使者です。
 この時期に咲く、園芸種のポリアンサスやシクラメン、パンジーやビオラのようなカラフルな華やかさはありませんが、寒い冬をじっと耐え忍んでから芽吹く風情は、どこか健気で逞しく、元気づけられます。
 今回紹介するのは伊勢崎市内某所で咲く福寿草。2月6日の様子です。「某所」などともったいぶって紹介しましたが、実はこの福寿草、私の知人でもあるT・Sさんが長年かけてコツコツと植えて増やしたもの。以前、新聞などで紹介された後、乱掘の被害に会ってしまい、私もその後、あちこち株ごとゴッソリと掘られてしまった姿を見て、心痛む思いをしました。
 と言うことで、場所はお伝えできません。ご存知の方もそっと楽しむ程度で。
 この日は、まだ一部の花の開花が始まったばかりで、1,2週間後がちょうど良さそうです。なお、蕾の大半はまだ枯れ葉に隠れていましたので、場所を知っている人も、近付いて踏み付けてしまわぬよう、くれぐれもご注意を。(2014/2/8 記) 

枯れ葉の中から首をもたげて咲き始めた福寿草。仲良し3人組。 2014/2/6

2014/2/6


一人静かに咲く福寿草 2014/2/6

冬空に芽吹く福寿草 2014/2/6

枯れ葉が優しく身を守っているかのようです 2014/2/6

掲載日:2012/3/13 ▲ページTopへ

福寿草(フクジュソウ)

2012年3月11日

 3月10日の土曜日、伊勢崎市の景観サポーターの今年度最後の会議があり、その日、メンバーのT・Sさんに今年の福寿草の様子を聞くと、峠は過ぎたもののまだ間に合うと教えていただいたので、早速に翌11日、MBに跨って出かけてみました。
 Sさんの言う通り峠を過ぎてはいましたが、枯葉に覆われてフワフワと柔らかい地面一面を黄色に染める福寿草は、それはそれは可憐で、まだ見ごろでした。
 2月頃の辺り一面が冬景色の只中に、葉っぱが出る前に黄色い花を咲かせる福寿草の姿は、可憐と言うより健気な感じがして、やがて来る春の訪れを密かに感じますが、ここまで立派に育った葉っぱと一緒に咲く福寿草は、既に春の入口を通過したことを感じさせてくれます。そう言えば、今年の春一番はもう吹いたのでしょうか?
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 ところでこの福寿草、T・Sさんが地元に明るい話題を作りたいと10年ほど前からボランティアで市内某所に植え始めたもの。某所ともったいぶったのは、ある年に新聞で紹介された時、その直後にドッサリと盗掘されてしまったとのことで、今はメディアでの広報はちょっと控えたいとのことです。既にこの場所をご存知の方もたくさんいるとは思いますが、当サイトでは敢えて伏せておきます。皆に見てもらおうと植えた花たちも、心ない人に盗掘されてしまっては何とも残念で悲しいことです。
 せっかくの明るい話題を暗い話題にしないよう、盗掘は絶対に止めましょう。いつかこのサイトでもきちんと場所を紹介できることを期待しつつ・・・。(2012/3/13 記)

フンワリと柔らかい地面一杯に咲く福寿草 2012/3/11



葉っぱが立派に成長していますが、花もまだ見ごろ。
2012/3/11

葉っぱが人参の葉っぱに似ています 2012/3/11


所々、引っこ抜かれた跡があって、気になります。
2012/3/11

掲載日:2012/3/13 ▲ページTopへ

早春の田園風景


赤い花(杏?桃?)と鏑木川と竹藪
(赤堀野町) 2012/3/25
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 例年ならば春のお彼岸を過ぎる頃にはすっかりと春めいて、日に日に暖かくなり、身も心もウキウキして来るのですが、今年は冬の寒さが厳しかっただけでなく、春の訪れも例年より遅いようです。

 そんな今年の春、先日3月25日に伊勢崎市北端の西野町赤堀今井町、また北隣の前橋市粕川町(旧勢多郡粕川村)や桐生市新里町(旧勢多郡新里村)辺りの田園をぶらりとサイクリングしましたが、寒いようでありながらやっぱり空気の中には春の匂いが混じり、路傍の雑草の中にはオオイヌノフグリやオドリコソウなど、春の定番の野の花が咲き、田んぼの麦の緑も濃くなって来ています。

 今回紹介する風景はこの日に撮った田園風景7景。大地を覆う麦や雑草の緑が春の息吹を感じさせてくれます。空の青さは限りなく透明で、流れる雲も伸びやかで、空にも命があることを感じます。(2012/3/28 記)

田園風景・毒島城跡の北(赤堀今井町)
2012/3/25
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田園風景(伊勢崎市波志江町)
右後方は赤城見台公園
2012/3/25
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→赤城見台公園

田園風景(赤堀今井町)
2012/3/25
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丘陵(前橋市粕川町深津)
北海道のような風景です。
2012/3/25
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毒島城跡の西側の農道(赤堀今井町)
2012/3/25
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→毒島城跡


毒島城跡から茶臼山古墳方面
右後方には榛名山(赤堀今井町)
2012/3/25
拡大[ 850×629pix ]
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