キツネノカミソリ [ 街中の花と緑公園一覧 ]  [ Home ]




の花・キツネノカミソリ

、学名:Lycoris sanguinea。ヒガンバナ科の多年生草本球根植物
当ページ→別の斜面でも発見|無事開花無事生存、でも開花後見るも無残、開花前に伐採最初の出会い
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キツネノカミソリ・今年も健在を確認

掲載日:2017/8/25
 8月19日、群馬県みどり市東町の「不動滝」見学に出かけた際(→記事はこちら)、国道122号沿いの土手の何ヶ所かで群生して咲くキツネノカミソリを見かけました。その内の一ヶ所は結構な広さで、伊勢崎辺りだったらきっと名所になるだろうと思われる面積でした。運転中だったので素通りをしてしまいましたが、車を停めて写真を撮っておけば良かったと後悔しています。場所は明確な記憶ではありませんが、水沼温泉駅から神戸駅の中間区間の山側斜面です。
 この時、思い出したのが伊勢崎市某所で咲くキツネノカミソリ。毎年、8月初旬から中旬にかけて咲き、ここ数年気にかけていますが、今年はウッカリして開花期に出かけませんでした。せめて健在確認だけでもと、先ほど訪れてみると、無事に開花した様子。残念ながら、2年前に確認した西側斜面では確認できませんでした。こちらは下草が繁茂していたので、キツネノカミソリが首を伸ばせなかったのでしょう。下草刈りが必要と思いますが、2013年には開花前の茎が下草もろとも無残にも伐採されていたので、下草の刈り取り時期が重要と思います。
 小山山頂にはいくつもの大きな石碑が並び、キツネノカミソリが咲く斜面は年代を感じさせる古い墓石が並ぶ場所なので、個人の土地でもなさそうですが、どうしたものかと考えあぐねています。(2017/8/25 記)

開花後、結実が始まったキツネノカミソリ。
葛の葉っぱの間から顔を覗かせています。
2017/8/25

開花後、結実が始まったキツネノカミソリ 2017/8/25

開花後、結実が始まったキツネノカミソリ 2017/8/25

開花後、結実が始まったキツネノカミソリ 2017/8/25

キツネノカミソリ・別の斜面でも発見

掲載日:2015/8/16
 つい先日紹介した伊勢崎市某所で自生するキツネノカミソリ。それから8日後の8月14日、同じ小山の別の斜面で咲いているのを発見。前回は木立ちに覆われた日陰でしたが、今回は日当たりのいい斜面。群生して咲く花と、群生地から少し離れて数株ずつ咲く花とありました。
 群馬県内では高崎市(旧吉井町)の「小串カタクリの里」や太田市の「天神山古墳」で群生するキツネノカミソリなどが知れ渡っていますが、自然の山野が少ない伊勢崎市ではキツネノカミソリの自生地を探すのは難しく、この地の他の自生地を知りません。今回は動画も撮りました。併せてご覧ください。(2015/8/16 記)

伊勢崎市某所で自生するキツネノカミソリ(59秒) 2015/8/14


小山の西側斜面で咲くキツネノカミソリ 2015/8/14

2015/8/14

2015/8/14

前回紹介の東側斜面でもまだ咲いていました 2015/8/14

キツネノカミソリ・無事開花

掲載日:2015/8/6 ▲ページTopへ
 2010年の夏に始めて出会った伊勢崎市某所で自生するキツネノカミソリ。その後、毎年夏になると気にかけて訪れていますが、2011年から2013年の間は、開花直前に芝刈りされてしまい、切り取られた茎が無残に転がっていました。ただ、球根は無事に残っていたようで、2014年には無事に咲き、訪問時期が8月下旬と遅かったため、開花姿を見ることはできませんでしたが、咲き終えたたくさんの茎が実を結び始めていました。
 最初の出会いは8月15日でまさに満開の見ごろ。今年は猛暑続きなので少し早めの昨日5日に出かけると、既に満開。咲き終えた茎も2割ほどあり、間に合ったことにホッとひと安心。天候によって数週間も開花時期がずれる花たち、また一つ勉強になりました。
 今年は、雑草の伐採時期が適切だったのか、雑草が刈り取られた斜面にキツネノカミソリがシッカリと存在を主張していました。
 なお、この記事がきっかけで乱掘されてしまわぬよう、自生地の位置はお伝えできませんので、悪しからずご了承ください。(2015/8/6 記)

葉っぱは既に枯れています 2015/8/6

花弁数は6枚 2015/8/6

雑草が刈り取られた斜面の木陰でひっそりと咲くキツネノカミソリ 2015/8/6

花弁の大きさは5~7cm 2015/8/6

茎の長さは30~50cm 2015/8/6

今年も健在、伊勢崎市某所で自生するキツネノカミソリ 2015/8/6




キツネノカミソリ・無事生存、でも開花後

掲載日:2014/8/28 ▲ページTopへ
 伊勢崎市某所で自生するキツネノカミソリ。昨年は開花直前に芝刈りされてしまい、見るも無残な姿になってしまいました。最悪、絶えてしまうかも知れないと不安に思っていましたが、昨日訪れてみると、心配を余所にシッカリと生き残っていました。むしろここ数年で一番多いかも知れません。
 ところが・・・、何と、訪れるのが遅過ぎました。全て咲き終えていました。アチャ~!!(涙)。

 過去の記録を確認すれば、確かに8月中旬頃に訪れていました。シッカリ確認しておけば良かったのですが、何となくの判断で8月下旬までは大丈夫だろうと思っていたのが間違いでした。代わりに、結実を始めた実の姿をたくさん撮って来ました。
 ・・・と言うことで、今年は、咲き終えたキツネノカミソリ自生地の紹介です。(2014/8/28 記)

2014/8/27

葉っぱに隠れて実を結ぶキツネノカミソリ
2014/8/27

キツネノカミソリ自生地
2014/8/27

ツル性の蔦などと一緒に育っています。2014/8/27

この実で増やせるでしょうか?
2014/8/27

こちらは我が家で咲くリコリス

 これは我が家で咲き始めたリコリスです。元公園緑地課のKさんが育てているものを分けてもらったもので、2つが発芽しました。全部で7,8個あったはずなので、他の球根もその内に発芽するだろうと期待しています。

2014/8/27

2014/8/27

キツネノカミソリ・見るも無残、開花前に伐採

掲載日:2013/8/20 ▲ページTopへ
 伊勢崎市公園緑地課のKさんは私の花と木のお師匠さん。そのKさんに伊勢崎市の某所で咲くキツネノカミソリを教えてもらったのは3年前、2010年の夏。その年、早速に現地に出向き、小規模ながらまとまって咲くちょうど見ごろのキツネノカミソリをカメラに収めることができ、このページで紹介しましたが、翌年、同じ場所に出かけてみると、何と、無残にも他の雑草と一緒に伐採されていました。昨年、再度出かけてみましたが、やっぱり同様に伐採されていました。
 今年もまた僅かな期待を持って出向いてみると、ほぼ同様に伐採されていて、僅かに2株だけが咲いていました。付近には、雑草と一緒に刈り取られた茎が残され、痛々しいばかりでした。
 伐採した人は、きっと夏の雑草を刈り取る意識で伐採していて、一般的な場所ならばむしろ感謝されるべき行為なのでしょうが、テレビなどでこの時期の貴重な野の花として紹介され、先日もNHKテレビで高崎市のキツネノカミソリの群生地などが紹介されたこと等を考えると、はなはだ残念です。

 場所を公にしてしまうと心ない人に乱掘されてしまう不安があり、またこのまま放置すると、毎年伐採され、その内、茎にくっ付いて球根まで引っこ抜かれ、いつしか絶えてしまう危険もあり、いずれにしろ悩むところです。
 どこかに移植する方法もありますが、移植時期や移植先などを具体的に考えると、それはそれで悩むところです。どうしたらいいでしょう。取り敢えず、かろうじて咲いていた2株のキツネノカミソリをご覧ください。(2013/8/20 記)

かろうじて咲いていた2株の内の一つ 2013/8/19

2株を残して伐採されてしまったキツネノカミソリ自生地。
3年前は↓のように咲いていました。
2013/8/19

かろうじて咲いていた2株の内の一つ 2013/8/19


雑草と一緒に茎を切り取られてしまったキツネノカミソリ
2013/8/19


キツネノカミソリ・最初の出会い

掲載日:2010/8/23 ▲ページTopへ
 ここで紹介するキツネノカミソリの自生地は、私の花と植物の先生・伊勢崎市公園緑地課のKさんに教えていただいたものです。絶滅危惧種とのことなので場所は伊勢崎市内某所としかお伝えできませんが、市内のある小山の斜面に咲いています。先日、NHKの夕方の首都圏ニュースで、千葉県のある場所(泉自然公園だったかな?)でキツネノカミソリが自生していると紹介されましたが、伊勢崎のこの場所は群生と言うほどには咲いていませんので、誰かが採取してしまえばすぐに絶えてしまうでしょう。伊勢崎で咲いているのは非常に珍しいようです。
 花は高さ30cm~50cmほどのオレンジ色で、名前のカミソリのように細い花弁が6片付いています。ヒガンバナ科に属しています。(2010/8/23 記)

2010/8/15

2010/8/15
 花の周囲の葉っぱは付近で生えているツル性の植物の葉っぱで、キツネのカミソリのものじゃありません。キツネのカミソリの葉っぱは、花が咲く前に枯れています

2010/8/15

[ 拡大 ] 2010/8/15



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