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町田佳聲(かしょう)顕彰会の活動(令和6年度)

更新日:2025/8/24、掲載日:2025/8/15

1.顕彰会発足記念講演会と生家の見学会の開催

 

講演会の様子

日時 令和6年3月31日(日) 午後1時30分~
場所 伊勢崎市地域交流センター赤石楽舎
    (伊勢崎市曲輪町28-24北小学校併設)
講演テーマ 「慈愛と博学の恩師 町田佳声先生」
講師 民俗研究家、佳声の愛弟子
     酒井 正保 先生

講演会終了後、赤石楽舎から徒歩5分の所にある佳聲の生家を見学する。


2.「機場(はたば)むすめ」の音源の採譜

 「機場むすめ」は、伊勢崎町在住の横堀恒子が作詞した作品。昭和7年(1932年)上毛新聞社・ビクターレコード共催の全国代表民謡で第一位に当選、町田佳聲作曲・四家文子唄でレコードが発売されている。
 昭和9年(1934年)3月25日には、群馬童謡詩人会創立5周年記念作品発表会でレコード演奏として発表されている。
 音源は国会図書館の歴史的音源として保存されている。
 歴史的音源とは1900年初頭から1950年頃に、国内で製造・録音されたSP盤および金属原盤などの音楽や演説などをデジタル化した音源です。落語・長唄・管弦楽・歌劇・清元・浪花節・歌謡曲・講演・ジャズ等の内容が含まれます。この歴史的音源は、国立国会図書館により公立図書館へ配信されており、伊勢崎図書館でも視聴することが出来るので、顕彰会の会員が図書館内設置されているコンピューターで試聴し、その後場所を変えて五線譜に表す作業をした。


伊勢崎図書館内でインターネットから音源を視聴し、五線譜に表す。

3.からりこ節・伊勢崎小唄等の楽譜おこし




 「からりこ節」「伊勢崎小唄」「尾島小唄」の三味線譜から誰でも歌え、親しめるようにと、 筝曲愛好家 尾内能利江先生に依頼し、五線譜に楽譜をおこした。

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4.「からりこ節」「伊勢崎小唄」の習得と伝承

 「からりこ節」はいせさきまつりの民謡流しで親しまれている。今年も民謡流しの講習会に参加し、多くの人達に「からりこ節」を伝えることが出来た。併せて、民謡流しに参加する伊勢崎市長、市議会議員の皆さんのために講習会を開催した。


いせさきまつりの民謡流しで黒留袖を着て「おもてなし舞からりこ節」を披露。


令和6年12月3日 於、北公民館
 「伊勢崎小唄」は、伊勢崎銘仙の宣伝のために発表し成功した「からりこ節」に続き、歌詞を公募し、作詞は西岡水朗、作曲は町田佳聲、振り付けは、佳聲の芸仲間の藤陰静枝に依頼し、唄や囃子に合わせた二人一組の組踊として踊り継がれていた。

 平成11年第16回国民文化祭・ぐんま2001「民謡民舞の祭典」で地元の「三和会」が踊り手10名5組の組踊を披露。それを契機に「伊勢崎小唄・からりこ節保存会」(会長加藤義男)が発足し、保存普及に努めていた。その後会員の高齢化のため活動が休止になるが、当時会員だった加藤和子さんを招き「伊勢崎小唄」の講習会を開催した。

5.市内にある町田佳聲ゆかりの地を訪ねる

 JR伊勢崎駅南にある善応寺(曲輪町)内に町田佳聲の生家のお墓があるので、定例会に合わせて見学に行く。


6.まちなか文化祭で活動成果を発表

 第4回まちなか文化祭(令和6年10月26日(土)・27日(日)に参加し、赤石楽舎で発表する。
①唄の「からりこ節」「機場むすめ」を発表。
②踊りで「おもてなし舞からりこ節」「宮津小唄」を発表。
③「町田佳聲、横堀恒子の関連資料」
  身近な町の歴史の中で消えてしまった建物として、スバル360が生まれた工場の写真
   (写真家 吉田敬子氏提供)、併せて残したい建物として町田佳聲生家の写真等を展示。


まちなか文化祭のパンフレット


「機場むすめ」を初披露                「おもてなし舞からりこ節」を披露


まちなか文化祭での展示風景


まちなか文化祭慰労会で会員の栗原さんがサプライズでオカリナ演奏を披露する

7.北公民館サークル文化祭で「おもてなし舞からりこ節」を披露



平成7年2月15日 伊勢崎文化会館大ホールにて



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