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いせさき併用絣を紡ぐプロジェクト

型紙準備

更新日:2016/2/21
■日時:2016年(平成28年)2月9日。10:30〜
■場所:新井ゆり子さんの紅型(びんがた)工房(伊勢崎市)
■制作者:伊藤正義さん、新井ゆり子さん、新井ゆり子さんの紅型教室の生徒さん
■内容:今回の型紙準備。
 型紙は本来は柿渋を塗った和紙、あるいは漆を塗った和紙が好ましいとのことですが、現在は入手困難なため、今回は洋紙(ようがみ)を使用。この洋紙は幅54cm・長さ50mのロール紙のため、今回の図柄の1リピートをカバーするサイズにカット。カットした型紙一枚のサイズは54cm×94cmです。

 伊藤正義さんは型紙職人として修業後、現在は刀刻作家(→こちらで紹介)として活躍しています。一方、新井ゆり子さんは紅型(びんがた)(*)の作家さん。二人とも流形美術会に属し、また「いせさき銘仙の日」には「伊藤正義・新井ゆり子2人展」を開くなど、数年来の交流があります。そのためか、二人の作業風景は年齢差や男女差を感じさせない、気心知れた芸人の漫才を見ているように楽しく、お互いがストレートに言葉をぶつけながらも、背景には信頼関係を感じさせるものでした。今回のプロジェクトでは、型紙の後続作業である「紗張り」もお二人の共同作業です。
取材・撮影・記録:上岡(Go!伊勢崎) 2016/2/21 記

(*)沖縄を代表する伝統的な染色技法の一つ。


型紙を準備する伊藤正義さん(左)と新井ゆり子さん 2016/2/9


今回の型紙は50mのロール洋紙(ようがみ) 2016/2/9


長さ94cmにカットします。お手伝いは新井ゆり子さんの紅型教室の生徒さん。 2016/2/9


カットした型紙。サイズ=54cm×94cm 2016/2/9




右は和紙に柿渋を塗った型紙。現在は販売していないとのこと。 2016/2/9

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