2016年1月18日、今季最強の寒波が到来し、全国的に大雪を降らしたようです。ここ群馬県伊勢崎市においても、深夜未明から雪が降り続き、明け方には一面の群世界。朝、道路脇の電線を見上げると、横向きの雪が降り続ける中、13本の電線の内、一本だけが上下に揺れ続けています。付着した雪が落下した反動で振動したのかと思いましたが、雪は付着したままで、ずっと振動し続けています。この現象、電線に雪や氷が付着し風が吹いてきた際に起きる現象で、ギャロッピング(galloping)現象と言うようです。 十数本ある電線の中で揺れているのは一本だけ。付着した雪の重みや電線の自重、スパン長が異なるので、それぞれの固有振動数が異なり、この日の風向と風力に反応したのが この一本だったのでしょう。振幅はこれ以上大きくもならず、ほぼ一定の大きさで揺れていました。よく見ると、電柱間のスパン内で、上下動しない固定点が3ヶ所あります。振動し続ける電線、5分間ほど撮影しましたが、きりがないので撮影終了。(2016/1/19 記) |
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電線のギャロッピング現象、2016年1月18日の大雪(1分48秒 ) |