Go!伊勢崎 我が家の花や樹木・カノコユリ [ 我が家の花や樹木・Index ]  [ Home ]



ユウスゲノカンゾウヤブカンゾウヘメロカリスオニユリスカシユリカノコユリ

 カノコユリ(鹿の子百合) 

掲載日:2023/7/25

花は下向き、濃い赤紫と白混じり、斑点付き

 Wikipediaによれば、種としてのユリは・・・
 北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布しており、原種は100種以上、品種は約130品種(アジア71種、北アメリカ37種、ヨーロッパ12種、ユーラシア大陸10種)を数える。日本には15種があり7種は日本特産種である。山岳地帯を含む森林や草原に自生することが多いが、数種は湿地に自生する。
 一般的に、石灰質でない弱酸性の土壌を好む。日本の園芸では秋植えの球根草として扱われる。代表的な種に、ヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがある。

 日本に15種あるとされるユリ。このうち我が家にあるのは3種類。先日紹介したスカシユリオニユリ、そしてここで紹介するカノコユリ(鹿の子百合)です。
 植えたつもりもなく生えてくるのがタカサゴユリ(高砂百合、シンテッポウユリ)。背丈が高く、白く大きな花を咲かせ、我が家に姿を見せるようになったのは十数年前。当初は咲くに任せていましたが、在来種に悪影響を与えるとして、環境省の「生態系被害防止外来種」に指定されていることを知ってからは、茎が成長する前に伐根しています。

 話がカノコユリから逸れましたが、我が家のカノコユリの背丈は120cmほど、株数は3株、地植えです。いつ植えたのか忘れましたが、花の数は過去最多、茎の大きさは過去最大です。
 カノコユリを増やすには分球か木子(きご)で増やすのが一般的のようですが、固有種保存のためには種子による実生(みしょう)繫殖が適切とのこと。ただ分球ならば翌年には開花の可能性がありますが、実生繁殖では開花に至るまで5年程度を要するようなので、そこまで待っている余裕はありません。

 10月下旬頃には葉っぱが落ち切って、茎も枯れるので、その頃に分球と木子による繁殖を試してみましょう。 ・・・なんて、「捕らぬ狸の皮算用」の如し、猛暑の地・伊勢崎市の夏を乗り切れずに消えてしまうかも知れませんが・・・。(2023/7/25 記)
カノコユリの木子(きご):カノコユリは球根の下と上に根が付き、球根の上に付いた根のもとにできた小さな球根を木子と言う。




▲ページTopへ