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今宮橋」 架け替え工事

(伊勢崎市下触町)
上部工架設下部工架設現橋建設用語集
更新日:2020/3/20
 桂川に架かる今宮橋(伊勢崎市下触町)の架け替え工事が始まっています。
 今宮橋前後の道路線形の現況は、桂川で緩やかな拝み勾配、今宮橋の東方(左岸側)で曲線になっています。幅員構成は歩道なしの車道一車線
 架け替えは現況の下流側で、位置は現地境界杭で確認できます。またGoogle earthの航空写真でも、道路予定地内の水田が未耕作になっているので確認できます。
 今年度工事は橋梁下部工(左右岸2基)とアプローチの擁壁やブロック積等で工期は来年3月15日(→詳細はこちら)。
 上部工は次年度以降の発注と思われますが、完成まで適宜紹介して参ります。(2018/11/20 記)

架設位置図((c)Google map)

航空写真((c)Google earth)に架け替え後の位置をプロット


境界杭の位置から架け替え後の道路線形をプロット 2018/11/4

上部工架設

2019/8/1〜2020/3/19

完成・竣工検査、開通

掲載日:2020/3/20 ▲ページTopへ

工事を完了し、竣工検査を受ける前の今宮橋(下流右岸から) 2020/3/19
 伊勢崎市道(赤)108号線桂川に架かる橋梁「今宮橋」の架け替え工事を完了し、昨日3月19日、竣工検査を終えて本日午後、開通の運びとなりました。
 当工事の紹介を開始したのが一昨年11月、下部工工事が始まった頃でした。以来、下部工工事を終え、取り付け道路改良工事関連の擁壁や側溝布設工事、路床や路盤工工事が進み、昨年8月からは上部工架設工事が始まりました。
 開始から1年7ヶ月の期間を経て今ここに工事を完了し開通の運びとなったこと、元請けの(株)神澤組さん、上部工架設で協力したドーピー建設工業(株)さん、道路舗装工事で協力した島久建設(株)さんのエンジニアの皆さんにおかれましては、おめでとうございました。そして大変お疲れ様でした。(2020年3月20日 記)

工事を完了し、竣工検査を受ける前の今宮橋(下流右岸から) 2020/3/19


工事を完了し、竣工検査を受ける前の今宮橋(上流左岸から) 2020/3/19


上流側には添架物(水道管)が付きました 2020/3/19

竣工検査

 発注部署の伊勢崎市土木課と検査課の担当者さんが検査。立ち会うのは(株)神澤組さん、ドーピー建設工業(株)さん、島久建設(株)さんのエンジニアの皆さん。

竣工検査中の皆さん 2020/3/19

竣工検査中の皆さん 2020/3/19

竣工検査を終えて明日3月20日の開通を待つ「今宮橋」 2020/3/19

掲載日:2020/3/20 ▲ページTopへ

取り付け道路改良

 「今宮橋」を含む工事区間の道路線形は全て曲線区間。直線の一様勾配の道路に比べ、平面曲線と縦断勾配、横断勾配が付く複雑な線形区間です。車で通過すると十数秒で通過してしまいますが、走行性を重視した道路線形の陰に、工事会社さんの苦労が隠れています。通過時にはそんなことを思い出していただければ、工事関係者さんも報われることでしょう。

竣工検査を終えた右岸側の取り付け道路(西側から東方) 2020/3/19


竣工検査を終えた右岸側の取り付け道路(東側から西方) 2020/3/19

主桁架設

掲載日:2020/1/7 ▲ページTopへ
 2019年末の工事現場行脚の一貫で、ここ今宮橋架け替え工事現場にも訪れました。伊勢崎市から上部工工事が発注されてから時々は訪れていましたが、桁架設中のタイミングは逸してしまい、昨年12月29日時点で既に桁架設を完了し、主桁の横締めも完了していました。
 主桁形式はプレテンション桁。工場製作された主桁13本を現場へ運搬し、トラッククレーンで吊り上げて橋軸方向に並べ、横方向をPC鋼材で締め付けて一体化します。主桁13本なので、桁架設に要した日数は1日か2日。事前に工程を把握していない限り、架設現場を見学するのは難しいことです。
 残す工事は橋面工地覆工、高欄、親柱工、排水工、舗装工など)です。工期は3月13日。橋梁架設のほかに左右岸道路の土工や擁壁、側溝工事等も含まれていますが、あと2ヶ月と少しで完成です。(2020年1月7日 記)

(*)プレテンション桁:工場の主桁製作ヤードで、主桁型枠の中にあらかじめ(Pre:プレ)緊張(Tension:テンション)したPC鋼材を張って、コンクリート打設して固めた主桁。引張力に弱いコンクリートの弱点を引張力に強いPC鋼材で補う工法です。
施工延長 L=215.2m
PC橋工 プレテンション桁 13本
縁石工 歩車道境界ブロック L=46.1m外
附帯工 重力式擁壁 H=2000 2基外
舗装工 表層 A=1525.3u外
側溝工 落蓋式側溝 300×300 L=54.9m外

発注部署:伊勢崎市建設部土木課
工事名:市道(赤)108号線今宮橋上部工事
工事場所:伊勢崎市下触町 地内
工事会社:株式会社 神澤組さん
工期:2019/8/1〜2020/3/13

工事看板 2019/12/29

主桁架設と主桁の横締めを完了した今宮橋(右岸下流護岸から) 2019/12/29

主桁架設と主桁の横締めを完了した今宮橋(右岸下流護岸から) 2019/12/29

主桁架設と主桁の横締めを完了した今宮橋(上流に架かる仮橋から) 2019/12/29

左岸側道路の工事状況 2019/12/29

主桁架設を待つ今宮橋(ガードレールが途切れた右後方) 2019/10/9

下部工施工

掲載日:2019/8/12 ▲ページTopへ

2019/8/8 取り付け道路工事の状況

 前回6月29日の現場レポート時には下部工と護岸復旧工事を完了し、左右岸の取り付け道路の工事が進んでいましたが、8月8日、現場では取り付け道路に関して、下記工事を完了していました。
■左岸側:南側の擁壁施工とガードレール設置、北側側溝布設、路盤工
■右岸側:南北擁壁施工と南側ガードレール設置、南北側溝布設、北側歩車道境界ブロック布設、路盤工


 車両の走行性や設計速度、高低差等で決まる道路線形要素。当現場では区間長が短いながら平面線形にはクロソイド曲線が含まれ、かつ橋梁に向かって拝み勾配となる縦断勾配や、カーブ中の横断勾配も絡むので、現場打ちの擁壁や側溝・歩車道境界ブロック布設等、直線部分が少ない分、直線の一様勾配の道路等に比べると施工難易度は高く、工事会社さんの苦労が忍ばれます。

 完成後は無意識に通過してしまう道路ですが、土木工事の重要さや役割が市民に認識されることを期待したいものです。
 なお、7月末には上部工工事も発注され、現場には既に上部工の工事看板が掲示されていました(→こちら)。上部工が連続的に発注されたことは喜ばしいことです。(2019/8/12 記)

左岸側の橋台背面センターから、右岸側を見る 2019/8/8

左岸側取り付け道路


左岸側の橋台背面。擁壁施工やガードレール設置、路盤工完了 2019/8/8

左岸側道路南側の擁壁とガードレール 2019/8/8

左岸側道路北側の側溝布設完了 2019/8/8

右岸側取り付け道路


右岸側道路・擁壁、側溝、歩車道境界ブロック布設、路盤工完了。
工区西端部から橋梁方向を見る。 2019/8/8

右岸側・北側側溝、歩車道境界ブロック布設 2019/8/8

右岸側・南側側溝布設、2019/8/8

掲載日:2019/7/3 ▲ページTopへ

2019/6/29

左右岸橋台完成、擁壁施工中

 6月28日の工期を1日過ぎた6月29日、現場では下部工の施工を完了し、左右岸の道路の擁壁工事が進行中でした。工期は再度延長され、7月31日に変更されていました。現地掲示板によれば、工事数量の変更はありません。
 当工事の関連かどうか未確認ですが、架橋地点の上下流で河道掘削工事も完了し、河川内に雑草がなく、全幅にわたって水が流れる貴重な光景を見ることができました。(2019/7/3 記)

左岸側橋台完成 2019/6/29

右側橋台完成 2019/6/29

左岸側道路の擁壁工事 2019/6/29

右岸側道路の擁壁工事 2019/6/29

右岸側道路の擁壁工事 2019/6/29

河道掘削工事も完了

今回の工事に含まれていたかどうか未確認ですが、架橋地点の上下流で河道掘削工事が行われていました。

架橋地点の上流 2019/6/29

架橋地点の下流 2019/6/29

掲載日:2019/4/17 ▲ページTopへ

2019/4/4

左右岸橋台・竪壁(たてかべ)の配筋

 工期6月28日延長した当建設現場。前回紹介時には左右岸橋台のフーチング(底版)の配筋作業が進んでいましたが、その後、フーチングのコンクリート打設を終えて、4月4日、左右岸橋台の竪壁(たてかべ)の配筋作業が進行中でした。竪壁部材があること、その高さ、ほかの状況から、下部工形式は逆T式橋台のようです。
 竪壁の施工を終えれば残りはパラペットの施工。橋台の施工は間もなく完了でしょう。工事数量には重力式擁壁、間知(けんち)ブロック積、排水構造物工、路盤工も含まれています。橋台完了後も忙しい現場になりそうです。(2019/4/17 記) →建設用語集


左右岸橋台の竪壁(たてかべ)の配筋作業が進む現場(上流の迂回路から) 2019/4/4

竪壁の配筋作業が進む左橋台 2019/4/4

竪壁の配筋作業が進む右岸橋台 2019/4/4

青空と赤城山、桂川(今泉橋から) 2019/4/4

掲載日:2019/3/23 ▲ページTopへ

2019/3/13

左右岸橋台フーチングの配筋

 工期を2日後に控えた2019年3月13日、現場では左右岸橋台の杭基礎打設を終えて、フーチング(底版)の配筋作業が進行中でした。残り2日では完了しませんが、工期が3月15日から6月28日へと約3ヶ月半延長されていました。現地工事看板によれば、工事数量の変更はありません。
 橋梁下部工(橋台や橋脚)は通常、河川の渇水期(関東地方では11月〜5月)に施工されますが、河川部での工事は十分に渇水期内に完了するでしょう。(2019/3/23 記)


左右岸橋台のフーチングの配筋作業が進む現場(上流の迂回路から) 2019/3/13

フーチングの配筋作業が進む左岸橋台 2019/3/13

フーチングの配筋作業が進む右岸橋台 2019/3/13

左右岸橋台のフーチングの配筋作業が進む現場(架橋地点の東側から) 2019/3/13

掲載日:2019/1/5 ▲ページTopへ

2019/1/4

 2019年1月4日、年明け早々の現場レポートです。平日でしたが現場はまだ正月休みのようで静まりかえっていました。
 迂回路や現場下流の堤防を一回りすると、工事区間の東西には車両の通行止めバリケードが張られ、歩行者と自転車用迂回路が整備され、桂川では河道の切り回し工事が完了し、工事用仮設道路も整備されていました。迂回路は仮設ながらアスファルト舗装され、桂川には仮橋が架けられています。桂川の河道切り回しは3本のコルゲートパイプが使用されています。(2019/1/5 記)

桂川の河道切り回し


コルゲートパイプ3本による桂川の河道切り回し。後方に横たわる赤城山。 2019/1/4


左岸側道路改良工事


左岸側の道路改良工事 2019/1/4

自転車・歩行者用迂回路


桂川に架かる仮橋(右岸側から) 2019/1/4

桂川西方の迂回路入口 2019/1/4

桂川東方の迂回路・案内  2019/1/4

桂川に架かる仮橋(左岸側から) 2019/1/4

桂川西方の迂回路・中間区間  2019/1/4

桂川東方の迂回路・入り口  2019/1/4

工事現場西側の交通止め(歩行者と自転車は迂回路で通行可) 2019/1/4

掲載日:2018/11/20 ▲ページTopへ

工事概要

発注部署:伊勢崎市建設部土木課
工事名:市道(赤)108号線今宮橋下部工事
工事場所:伊勢崎市下触町 地内
工事会社:株式会社 神澤組さん
工期:2018/8/30〜2019/3/15
   →2019/6/28に工期延長

工事数量

 ■工事延長 L=74.6m 土工一式
 ■橋台躯体2基 場所打杭12本
 ■重力式擁壁 H=2.000m、16.0m3 ほか
 ■間知(けんち)ブロック積 A=61.9m2 ほか
 ■排水構造物工 L=46.4m ほか
 ■路盤工 一式

工事中の通行止め案内 2018/11/4

工事看板 2018/11/4

現橋

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上流左岸側から 2018/11/4


下流右岸側から 2018/11/4


幅員構成(東方(左岸側)から) 2018/11/4


今宮橋の東方(左岸側)の道路の現状 2018/11/4

橋名板に見る橋の情報


川の名前:桂川

橋の名前:今宮橋

完成年月:昭和55年3月




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