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曹洞宗 福田山 大林寺(だいりんじ)

(379-2211 群馬県伊勢崎市市場町 1-335)

寺社林調査・観察会

過去の寺社林調査・観察会
掲載日:2021/5/11

講師の田中洋助先生 2021/3/7

 「ぐんま緑の県民基金・市町村提案型事業」の伊勢崎市内の事業の一つ「寺社林調査・観察会」が、2021年3月7日(日)、大林寺(伊勢崎市市場町)で開催されました。
 主催者や関係者、他の「ぐんま緑の県民基金」事業のメンバーら18名の参加者が、樹木医・田中洋助先生の説明を聞きながら、境内の樹木の特徴や名前の謂れ、病害虫のことなどを学びました。

 今年は、新型コロナウイルス感染予防のため、全員がマスクを着用しての参加となりましたが、平成27年度(2015年度)から始まった当事業も今回で一区切りとのこと。観察会終了時には全員集合の記念写真を撮りました。主催者によれば、せっかく流れができた事業なので、今後、何らかの形で復活させたいとのことです。以下、観察会当日の様子です。(2021/5/11 記)
■開催日:2021年3月7日(日) 午後1時00分~
■主催:NPO法人 伊勢崎佐波緑化協会
■参加費:無料
■参加者:18名
■講師 樹木医 田中洋助 先生

田中洋助先生から全体説明 2021/3/7

観察中の様子 2021/3/7

本堂の北東~南東側

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①コウヤマキ

 コウヤマキ科コウヤマキ属(1種1属)。ラカンマキとは別種。日本特産。「コウヤ」は高野山の「高野」。高野山では霊木。朽ち難く水に強いことから家の土台や風呂桶に使用される。

②ラカンマキ

 マキ科マキ属。コウヤマキと比べて本マキと称す。イヌマキの変種であるが、庭木としてはイヌマキより人気。

③イヌツゲ

 モチノキ科モチノキ属。ツゲ科ではなく全く別の種。
 名前の由来・・・イヌ=犬=否(イナ)。本物のツゲ「本ツゲ」ではない(否定)と言う解釈もある。

①コウヤマキ 2021/3/7

コウヤマキの葉っぱ 2021/3/7

②ラカンマキ 2021/3/7

③イヌツゲ 2021/3/7

④チャボヒバ

 ヒノキの園芸品種。葉の形がチャボの足型に似ている。コケが発生しているが、コケは酢で退治できる。


④チャボヒバ。この剪定方法を「玉散らし仕立て」と呼ぶよう。 2021/3/7

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⑤ソメイヨシノ

 山門をくぐり参道の途中、鐘撞(かねつき)堂脇に立つソメイヨシノ。ソメイヨシノの寿命は60年と言われていますが、弘前公園には樹齢120年のソメイヨシノがあるよう。前橋市苗ケ島の金蔵寺のサクラ並木も古木とのこと。ここのソメイヨシノは数本の枝にコブ病(がんしゅ病)が発生し、根元にはベッコウタケが生えている。

⑥アカマツ

 マツ材線虫病(マツ枯れ病)は、マダラカミキリ虫が松葉を食べる時、虫のお腹にいた線虫が松の中に入ることによって発生する。ここのアカマツは薬注処理が済んでいて(cf.右の画像)、現在、マツ材線虫病は発生していない。薬注の効果は7年間持続する。

⑦キンモクセイ

 キンモクセイは雌雄異株で、日本には雄株のみが存在する。ギンモクセイは日本に雄株・雌株がある。

⑤ソメイヨシノ 2021/3/7

ソメイヨシノに発生したコブ病 2021/3/7

⑥アカマツ 2021/3/7

⑥アカマツ(左) 鐘撞堂(かねつきどう) ⑦キンモクセイ(右) 2021/3/7

本堂の南~西側

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⑨シラカシ

 ブナ科、コナラ属の常緑高木。材が白いのでシラカシ(白樫)と命名。

⑩イトヒバ

 ヒノキ科、ヒノキ属の常緑針葉樹。枝や葉先が糸のように垂れ下がることから命名。正式にはヒヨクヒバ(比翼桧葉)。

⑧モモ 2021/3/7

⑨シラカシ 2021/3/7

⑩イトヒバ 2021/3/7

ほころび始めたモモ 2021/3/7

⑪ケヤキ 2021/3/7

イトヒバの葉 2021/3/7

本堂の北側

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⑫ビワ 2021/3/7

⑮本ユズ 2021/3/7

⑯アメリカンオーク(赤ガシワ) 2021/3/7

⑭サンゴジュ 2021/3/7

本ユズの根元 2021/3/7

アメリカンオークの葉 2021/3/7

記念写真

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当事業も今回で一旦一区切りとのこと。その記念に参加者の記念写真を撮りました。

時を反映してマスク着用で記念写真


時を反映してマスク着用で記念写真 2021/3/7

ひと時マスクを外して記念写真


ひと時マスクを外して記念写真 2021/3/7

調査・観察会の結果

主催者側の事前調査(調査日:2021/3/2)と当日の調査を加えた樹木は下記の通りです。
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番号 樹種 胸高周(cm) 樹高(m) 備  考















コウヤマキ
ラカンマキ
イヌツゲ
チャボヒバ
ソメイヨシノ
アカマツ
キンモクセイ
モモ
シラカシ
イトヒバ
ケヤキ
ビワ
ウメ
サゴジュ
本ユズ
アメリカンオーク
80
67
170
88
307
140
154
136
195
125
232
90
175
146
186
117
7
6
3
7
7
8
10
7
18
6
13
6
5
6
5
7















赤ガシ


調査した樹木の位置

曹洞宗 福田山 大林寺(だいりんじ)

黒と朱塗りの本堂や鐘撞堂、山門に興味が沸きました。別の機会に取材できれば改めて紹介します。
掲載日:2021/5/11 ▲ページTopへ

大林寺の本堂 2021/3/7

大林寺の山号は「福田山」


大林寺本堂正面にかけられた山号「福田山」 2021/3/7

木鼻は赤と黒に塗られた獅子の彫刻


正面左側の木鼻 2021/3/7

正面右側の木鼻 2021/3/7



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