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アスチルベ(Astilbe)

2025年2024年
更新日:2025/6/30、掲載日: 2024/7/29 写真下の日付は撮影日
 アスチルベとの出会いは約半世紀前の頃。20代前半で趣味で始めた登山。当初数年は登ることに夢中になっていましたが、その後、高山植物や山野草に興味を持ち、登山道の足元や岩場、傾斜面で咲く花に健気さや愛らしさを感じ、疲れを癒されるようになりました
 アスチルベもそんな花の一つ。全て白花でした。名前も「ショウマ」として覚え、以来、多くの山で出会いました。「この花を庭で栽培できるならば」と、山野草の店で購入し、湿気の多そうな半日陰に地植えし、それなりに育ち花も咲いてくれましたが、いつも数年で絶えました。周辺にはリコリスやXマスローズ、ヤブラン等が生えているので、居場所を確保できなかったのかも知れません。

 今回紹介するのは友人からもらったもの。背丈は15cmほど。3年前頃でした。花は咲いていませんでしたが、葉を見るだけでも登山中に見た風情を見るようで楽しく、開花への期待も高まりました。丸く平たい大きな鉢にほかの草花と寄せ植えしたところ、翌年には一回り大きく育ったものの、残念ながら花穂が出ませんでした。

 「どうして?寄せ植えがNG?

 山中のように、ほかの草花に埋もれて咲く風情を楽しみたくて寄せ植えしましたが、本人専用の領土が必要と考えて、今年の春先に、深底の大きな陶製の鉢に植え替えました。すると、その環境が気に入ったのか、葉っぱがグングン成長しました。
 「今年も葉っぱだけが成長?」

と、期待半分で水あげだけ注意していると、その内に花穂が出始め、ついに立派な花を咲かせてくれました。色はピンクでした。特別な施肥も行っていないのに背丈は期待以上の大きさに成長し、逞しいばかりです。

 鉢への寄せ植えはほかの草花と根が絡み合い、地植えは草花や木の根と絡み合い、安心して自分の根を十分に張れないので、成長も不十分で開花に至らなかったのかも知れません。今年は立派に咲いてくれましたが、夏は猛暑続きの伊勢崎市のこと。来年のために、半日陰の涼しそうな場所に移動しようと思います。鉢植えの便利なところです。
 山野の風情を庭や鉢で再現するには色々と試行錯誤を繰り返しますが、それが楽しみでもあります。(2024/7/29 記)

アスチルベ】  ※以下、Wikipediaを参照しました。
分類:ユキノシタ科チダケサシ属
学名:Astilbe ×arendsii 和名:アスチルベ
別名:ショウマ(升麻)、アワモリソウ(泡盛草)、アケボノショウマ(曙升麻)
形態・特性:多年草。
  環境への適応能力が高いが、湿り気のある土壌と半日陰を好み、耐寒性を持つ。
  日本でも数種が自生する。
草丈・樹高:20~150cm 開花期:5月~9月 花色:赤、ピンク、紫、白

アスチルベ 2025

掲載日: 2025/6/30 ▲ページTopへ
 5年前に友人からもらった赤花のアスチルベ。4年目の昨年から咲き始め、今年もまた咲いてくれました。今年は昨年より花の量が少し多く、一か所にまとまって咲き、花姿は昨年よりいい雰囲気でした。どうやら大きな専用鉢に移植したのが成長と開花を促したようです。
 心配性なので、咲き終えたばかりなのに、早くも来年のことを考えています。来年もまた元気に咲いてくれるだろうか、伊勢崎の猛暑で根が朽ちてしまわないだろうか、晩秋か早春に根分けして増やしておいた方がいいだろうか・・・。
 特に心配なのは、昨年、庭木を強剪定し木陰の場所が少なくなってしまい、暑い時期の待避場所が十分でないこと。少し安心しているのは、多分、中高山で育っていた自然のショウマでなく、園芸種と思われるので、暑さの耐性があるかも知れないこと。
 夏の猛暑を避けるためにも、山野草のためにも、庭に枝葉を広げる落葉樹が欲しいところです。(2025/6/30 記)


アスチルベ 2024

掲載日: 2024/7/29 ▲ページTopへ

2024/6/3 まだ満開


ピークを少し過ぎた感じですが、まだまだ見頃です。 2024/6/3

2024/6/1 満開


満開 2024/6/1

満開 2024/6/1

2024/5/31 そろそろ開花のピーク?


線香花火のような花姿 2024/5/31

そろそろ開花のピーク? 2024/5/31

2024/5/29 ほかの花穂も咲き始めました


ほかの花穂も咲き始めました 2024/5/29

2024/5/25 最初の一輪が開花


一輪が咲き始めました 2024/5/25



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