先日、当サイトのヘッドコラム「グッモーニン伊勢崎」で、我が家で開花中のフジバカマのことを書きました。
文章だけではその姿を想像し難いと思い、画像を紹介することにしました。色は淡い小豆色で地味、一つ一つの花弁の直径は数ミリと小さく、全体的に華やかさに欠けますが、その遠慮深い風情が古風で、眺めていて心が落ち着きます。 ![]() 自生種のフジバカマは環境省のレッドリストで準絶滅危惧(NT)種に指定され、フジバカマの名で市販されているものの多くは、サワフジバカマ(フジバカマとサワヒヨドリの雑種)とのこと。我が家のフジバカマは、数十年前に知人(上記コラムで『茶道を身に着けた方』と紹介した人)からいただいたもので、自生種か交配種か不明です。 冬には地上部は全て枯れてしまいますが、地下茎が伸びているので、根を生やした地下茎を移植して土をしっかりかぶせてあげ、根付くまで水あげを注意すれば結構簡単に増えます。地下茎で増えることから、鉢植えより地植えが良さそうです。(2025/11/4 記) ▲ページTopへ 【フジバカマ】 ※以下、NHK出版「みんなの趣味の園芸」のウェブサイトを参照しました。 学名:Eupatorium japonicum(Eupatorium fortunei) 和名:フジバカマ(藤袴)/その他の名前:アララギ、香草(こうそう)、蘭草(らんそう) 分類:キク科・ ヒヨドリバナ属 形態:多年草/原産地:東アジア(中国~朝鮮半島、関東地方以西の本州、四国、九州) 草丈:60~120cm/開花期:8月から9月。我が家では10月に咲きます。 耐寒性:強い/耐暑性:強い |
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花は茎の先端にたくさん集まって咲きます。一つ一つは小さいながら、遠目には全体が楕円球の花のように見えます。開花が進むと、雌しべが四方八方に長く突き出て、その風情が全体をフンワリと柔らかそうに見せます。その様子はマンサクに似て、紐状に絞り出したものをトッピングとして乗せた和菓子を想起させ、楽しいです。(2025/11/4
記)
2025/11/4 満開![]() ほぼ全ての花が開花しました 2025/10/25 ![]() フワフワと綿のよう、遠目には紫陽花 2025/10/25 ![]() 大きなモクレンの木の下で咲いています 2025/11/4 2025/10/25 半分開花![]() 雪の結晶のように四方八方に散った雌しべ 2025/10/25 ![]() 雪の結晶のようにも見えます 2025/10/25
蕾と2025/10/25 ![]() 四方八方に長く伸びた雌しべ 2025/10/25 蕾あり、開いた花あり、開花状態は様々。2025/10/25 2025/10/19 開花はじまる 一つ二つと開花が始まりました 2025/10/19 ![]() まだ多くが蕾です 2025/10/19 ![]() 背丈が1mを超え、直立する力がないので、周囲に傾いて広がります。2025/10/19 |