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オープンガーデンいせさき2016 訪問記

掲載日:2016/5/20

(20)Kogureナチュラルガーデン

公開日:4月23・24日、5月14・15日、6月18・19日 訪問日:4月23日
 隣り合う親子2軒で公開の「Kogureナチュラルガーデン」。
 ご両親の家の西側と北側は広い屋敷林に囲まれて、数本のヒマラヤスギの高木が敷地を狭く感じさせないバランスで立ち、モミジや様々な常緑樹が空間を埋め、ここから西方100メートルの距離に上武道路が走っていることを想像させません。実がなる常緑樹のいくつかは、野鳥が運んで根付いたものとのこと。これだけの緑の量は、野鳥に取ってもサンクチュアリなのかも知れません。自宅前には蹲(つくばい)が築かれ、踏石、小砂利が敷かれ、水鉢の周囲にはユキノシタやツワブキ、アヤメ、トクサ、リュウノヒゲなどが植えられて和の雰囲気を演出しています。庭は車のロータリーを設けることができる広さで、ロータリーの中も樹木や大きな石で造園されています。そのロータリーの南側中央に立つのが巨大なリュウゼツラン。その大きさは来訪者を迎えるシンボル的な存在です。

 一方、娘さんの庭は洋風な雰囲気。ご両親の敷地と共通な南側からの入り口よりも、北西側に造られたエントランスにその特徴が表れていて、ライムストーンが敷かれた曲線のアプローチと、アプローチ回りの手作りのエクステリア、それらを飾るハンギングバスケットや寄せ植えの鉢などが、可愛らしく洒落ています。

 建物の外壁は白くシンプル。その壁の空間を小物が飾りアクセントを加えています。様々な小物やエキステリアが素朴でアットホームで洒落ていながら温かみを感じます。エクステリアも、例えばガスボンベ置き場もむき出しにせず、茶色の屋根、白とブルーの木製小屋で囲うなどの配慮が行き届いています。これらは庭主・小暮笑鯉子(えりこ)さんの手作りで、どれも玄人はだしです。前庭は芝生が貼られ、子供たちの遊び場的スペースになっていて、その東側には白壁の洋風小屋が完成間もなく、今後の様々な利用の期待感が沸きます。

 広大な敷地の林のような和の庭と、花木とエクステリアや小物との調和が洒落て可愛らしい洋の庭、2つの庭が隣り合う「Kogureナチュラルガーデン」でした。(2016/5/20 記)


北西側に造られたエントランス。ライムストーン敷きのアプローチを飾る花たち。


白壁に造られたエクステリアが洒落て可愛らしい

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エントランス脇を飾るハンギングバスケット

ランプを吊り下げる

ガスボンベ置き場を囲う手作りの小屋

座ってみたい木製ベンチブランコ

壁に取り付けられた小物置き場

赤い茎、コデマリのような白い花

エントランスの両脇を飾る花たち

花を吊り下げる

完成間もないガーデンハウス

勝手口のアプローチ

壁に取り付けられた小物置き場

春には珍しい臙脂色の葉っぱ


シンプルな白壁にアクセント

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ヒマラヤスギなど様々な樹木が茂る裏庭

モミジや様々な新緑が爽やか

和風の庭の中央で来訪者を迎える大きなリュウゼツラン

和の空気が流れるつくばい

水鉢に注ぐ水の音が静けさを演出しています




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