オープンガーデン2017・(14)Mother's Garden [オープンガーデン2017・Index] [ Home ]




オープンガーデンいせさき2017 訪問記

掲載日:2017/6/6

(14)Mother's Garden

公開日:5月13日〜21日 訪問日:5月14日、16日、21日
 「Mother's Garden」はバラを中心として様々な花が咲き競う花園。ここから徒歩3分の距離にある「My dog's garden」共々、同じ庭主さんご夫妻がつくっていますが、ガーデンの名前が示すように、こちらは主に奥様が世話をしています。一斉公開日の5月13日、14日はバラの開花には早過ぎて、21日まで延長公開しました。
 バラは公開している種類だけでも約180種類。ほかに、少し元気がなくなったバラは退避して養生中とのことで、その数は約20種類です。特筆すべきは、バラ育種の大家・吉池貞蔵氏(よしいけていぞう)氏(85)が生み出したバラのコーナーが設けられていること。その種類は「真宙(まそら)」や「アンゲリカ」(*1)、「田毎の月(たごとのつき)」、「ファミー」など多数。


南入口に建てられたWelcomeボード(5/21)
 実は今年、「Mother's Garden」でサプライズがありました。5月16日の夕方、吉池貞蔵氏が来園したのです。
 5月12日から17日まで、世界有数のバラとガーデニングの祭典「第19回国際バラとガーデニングショウ」(*2)がメットライフドーム(旧:西武プリンスドーム。埼玉県所沢市)で開催され、吉池氏は初日の12日、バラ切り花部門でみごと大賞を受賞(*3)され、5月16日、メットライフドームから岩手県花巻市の自宅への帰路、合間を縫って立ち寄ったのです。
 訪問の理由は、自身が育種したバラがどのように育ち咲いているか、その姿を見たかったからとのこと。訪問理由は至ってシンプルですが、国際的なビッグイベントに参加され、所沢から花巻市までの遠路の帰路、タイトなスケジュールの時間を割いて訪れたのは、きっと嫁いだ我が娘に会う親のような気持ちだったのかと想像しています。

 吉池氏と「Mother's Garden」との縁を結んだのは「オープンガーデンいせさき」がきっかけでした。こちらの庭が初参加した2年前、伊勢崎市内に住むS氏が見学に訪れて吉池氏のバラに気付き、S氏が吉池氏と大学の同級生だったことから、皆さんの交流が始まった次第です。バラを愛する心が結んだ縁でした。吉池氏が訪れた16日、私にも声がかかりましたので、吉池氏から話を伺い、皆さんとの記念写真を撮らせていただきました。

 一本のバラを植えることから始まった「Mother's Garden」。今や約200種類のバラを育て、人々が訪れ、多くの人との縁ができ、庭主さんはガーデニングが今の自分を支えてくれているとも言っています。そんな深い思いが秘められた「Mother's Garden」でした。(2017/6/6 記)

(*1)「真宙(まそら)」と「アンゲリカ」は吉池氏の孫娘さんの名前とのこと。
(*2)「第19回国際バラとガーデニングショウ」。入場者は開幕前日の内覧会を含め、7日間で17万8,543人。期間中、バラとガーデニングコンテストが実施され、応募点数は4,427点。
(*3)大賞を受賞したバラは「白秋」。詳しくは岩手日日新聞社のウェブニュースをご覧ください。(リンク切れの場合はご容赦ください)

橙やピンク、黄色、クリームなど、複雑なグラデーションを見せるバラ(5/21)


園の東側の垣根を覆う真っ赤なバラ(5/14)


気品漂うアイボリー色のバラ(5/21)

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バラに囲まれた休憩所には真っ白なワイヤ製のテーブルと椅子(5/21)

園の南側のバラの生垣(5/21)

目に鮮やか、真っ赤なバラ(5/21)

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バラの間を飾る花たち


様々なエビネラン(5/14)

様々なエビネラン(5/14)

寄せ植え(5/21)

ちょうど満開の大きなカルミヤ(5/14)


ジャーマンアイリスやヤグルマギク(5/14)

(5/21)

壁を覆うクレマチス(5/21)

花園(5/21)

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置物や小物が庭にアクセント


こびと君がWelcome to my garden(5/21)

石鉢でくつろぐカエル君(5/21)

芝生と石のベンチが涼しそう(5/14)

夢見る乙女の石膏像(5/14)

お孫さんたちをイメージした子供たち(5/21)

花に隠れたウサギ君(5/14)

南側入口に造られた休憩スポット(5/21)

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バラ育種の大家・吉池貞蔵氏が来園


吉池貞蔵と庭主さんご夫妻。後ろは吉池氏のバラコーナー。(5/16)

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Sさん、吉池氏、庭主さんご夫妻(5/16)

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