Go!伊勢崎 第30回 境ふるさとまつり 2010  [ Home ]



第30回 ふるさとまつり 2010

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更新日:2010/8/4、掲載日:2010/8/1
 2010年の境ふるさとまつりは7月31日、8月1日両日の開催。
 
 昨年の境ふるさとまつりは「あずま夏まつり」と同日の開催。あずまの会場をほどほどに切り上げ、境の街へペダルを踏み続ける途中で大雨に降られ、泣く泣く家へ戻ったのですが、今年はどうやら雨の心配はなし。
 ・・・ただこの日、「茂呂の花火」や地元の三郷地区納涼祭も行われ、残念ながらそちらは断念。この季節と秋には色々なイベントが重なり、身体が1つでは間に合いません。現地で行き会った「いせさきFM」のT君などは、今日は境と茂呂を掛け持ちで行ったり来たりとのこと、頑張るねぇ。

 いつもならば境であろうがどこであろうが移動手段は愛車のMBですが、あいにくパンクしてしまい、「お、これはちょうどいい」と東武線ででかけてみることに。東武線に乗ったのは何年振りでしょうか。ひょっとしたら子どもたちが小さかった頃に東武動物公園に行ったのが最後?とすると15年くらい前です。(2010/8/1 記)

解体中の
木造伊勢崎駅舎を眺め・・・


工事が進む東武伊勢崎線・
伊勢崎駅の仮通路を通り・・・


 ホームに立つと、高架橋工事を終えたJR両毛線の軌道が撤去されていて、両毛線の高架下がスッキリするのも遠からずかな?・・・などと思いつつ・・・

 乗るは15時50分発の太田行き
 電車に揺られる事十数分。ちょっと楽しい電車のミニ旅です。

 新伊勢崎駅と剛志駅を通過し、境武士の田園風景の中を通過し、国道354BPの跨線橋施工現場を眺めつつ、4時ちょっと過ぎには境町駅の外へ。


まつり本番を待つ街の様子


 駅を降り立つと少し早過ぎたのか、まだ準備中。
 駅前通りは、午後2時から10時まで、国道354号線の交差点までの区間が歩行者天国になっています。

 祭りが始まるまで、リュックを背負い、三脚を持ち、カメラをぶら下げて街中をちょっと歩いてみました。(2010/8/1 記)

屋台庫で出番を待つ
諏訪街の山車

緑に誘われて訪れてみると
ひがし児童公園

諏訪街のお地蔵さま


境の街中の
昔ながらの懐かしい風景。






境の街中遺産
 駅に戻ってみると、境・百々(どうどう)の山車が新田用水脇の道路を通って巡行して来ました。

境ふるさとまつりは夕方からが本番!

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 お祭り広場では踊りや和太鼓などの演奏が行われ、また国道354号では消防音楽隊の行進を先頭に様々な団体が行進します。パレードの姿が通りから消える頃、各区や地元銀行などの神輿が練り歩きます。

おまつり広場

 ダンピアいせさき和太鼓演奏などが行われました。国道354号を中心に何ヶ所かで色々な催しが同時に行われているので、なかなか全てをお見せすることができません。音につられてあちらこちらを撮影しました。

ダンピアいせさきの踊り

境雉子尾太鼓の演奏

瑳珂比(さかい)神社の方向から、
街中に向かって神輿がやって来ます。
どこの区でしょうか。

境雉子尾太鼓の演奏
 境の街中を横断する国道354号線は、午後5時半から10時までの間、交通止めになり、まず伊勢崎消防音楽隊の行進を先頭に様々な団体のパレードが行われます。

伊勢崎消防音楽隊

境ふるさとまつりの本番を告げるかのように
威勢のいい行進曲が街中に響き渡り、人々が沿道に集まります。

バトンの演技をしながら行進

マーチングバンドの演奏

お揃いのユニフォームを着て行進

地元信金や更生保護女性会境支部
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国道354号がパレードで賑わう頃
交差する脇道には地元諏訪街
山車が出番を待って位置に付き、
子供や大人たちが
お囃子の演奏を始めます。


各区の山車が
それぞれに特徴を持っていますが、
諏訪街の山車は
前面両脇に白と紫の着物に
身を包んだ女性が立ち
遠目にもすぐに分かります。

みこしパレード

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 消防音楽隊や各団体のパレードが終わる頃、おまつり広場に待機していた各区、各団体の神輿が繰り出て来て大通りを威勢良く練り歩きます。境ふるさとまつりには女性神輿が多いようです。神輿の数も以前より増えたように思います。

女性神輿


沿道からバケツ一杯の水が
ザッブ〜ンと掛けられます。



神輿の上に元気よく女性が乗ります。


威勢のいい女性神輿

上街の山車がやって来ました


男神輿も威勢よく!


ちょっと一休み



神輿もしばし休憩


動きが速くてピントがボケました。
 境ふるさとまつりの神輿の練り歩きでは、沿道のお店が店先に水を湛えた桶やバケツを用意し、神輿のメンバーや時には沿道の誰彼が威勢よく水をぶっ掛けます。神輿の近くへ寄り過ぎると、たまにはその水がバッシャ〜ンと飛んで来て衣類が濡れますが、この頃にはこちらも既に汗でビッショリ濡れているので、内側から濡れようが外から濡れようが、大した差はなく、これもまた余興のうちです。(でも、カメラだけは濡れないように気を付けないと・・・)
 ・・・中には濡れては困る神輿もあって、「この神輿には水を掛けないでください」のプラカードを持った人が付いて回っています。(2010/8/2 記)

山車の巡行

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 神輿パレードが終わる頃には夜の帳が下りて来ます。各区から人々に曳かれて巡行して来た山車が、交通止めの国道354号の東端部に待機し、時を待って1台ずつ縦列で人々の前にその雄姿を見せます。
 どの山車にも立派な彫り物が施され、山車の舞台で繰り広げられるお囃子演奏だけでなく、闇夜の中に提灯の明かりで照らし出された彫り物や舞台の飾りにも目を奪われます。各区ごとに特色ある山車の形状と見事な彫り物をご覧ください。

上街


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元町



東街




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百々(どうどう)


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諏訪街


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女塚


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仲街


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三ツ木


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栄街


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お囃子の競演

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やがて、9台の山車は国道354号の駅前の四つ辻に結集し、お囃子の競演が始まります。








 四つ辻に結集した9台の山車は交差点の中心に向いて並び、各山車の舞台では同時にそれぞれのお囃子を演奏します。
 それぞれを単独に聴いた時には聴きとれるメロディーやリズムも、交差点の中心に立ち同時に9台の演奏を聞くとそれは一種独特な別の音楽。交差点の中心をカオスに例えるならば、さしずめこの音楽はカオスが発する音。

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 身動きできないほどの密集状態の空間に身を置き、9台の山車で演奏されるお囃子を身体全身で聞き、真夏の暑さに加え、ぶつかり合う人々の熱気で身も心も最高潮。それは、ここに身を置き、この音と喧騒に包まれた者のみが感じる一種異様な興奮状態境ふるさとまつりが創り出す世界。

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境ふるさとまつりのもう一つの楽しみ、山車の彫刻

 お囃子の競演にほとんどの神経を奪われながらも、少しの冷静さを取り戻した時に、山車の屋根を見上げればそこには様々な彫刻が刻まれていて、目を瞠(みは)ります。これだけの彫刻が一堂に会すだけでも、貴重な祭りです。
 伊勢崎市波志江町の10台の山車と、境の山車を一ヶ所に集めることができるならば、きっと壮観な展覧会になることでしょう。

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境ふるさとまつり

境の真夏の夜が、今年もまた人々の熱き想いに包まれました。(2010/8/4 記)





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