新伊勢崎駅の木造駅舎、人と自転車の踏切 [ 東武伊勢崎線・高架化工事建造物遺産 ]  [ Home ]



新伊勢崎駅の木造駅舎

更新日:2011/3/26 画像下の日付は撮影日 →伊勢崎市の街中にある、人と自転車の踏切

東武伊勢崎線・新伊勢崎駅・木造駅舎

 東武伊勢崎線・新伊勢崎駅は1910年(明治43年)3月27日に開業した木造駅舎です。今年で99歳、後1年で百歳です。
 木造の鉄道駅舎が徐々に姿を消していく昨今、JR両毛線の伊勢崎駅や国定駅と共に現役で頑張っている当駅も、2012年には現役引退の運命にあります。
 東武伊勢崎線の高架化工事が始まる前に足繁く通って、レンズに収めたいと思っています。(2009/9/30 記)

一見、木造民家の風情です。木とトタン屋根と瓦屋根と。
表の板の白い塗装が洋風で、和風と洋風のマッチング。
ここにベンチでもあって、猫でも昼寝していれば・・・
2009/9/26

2009/9/26

【木造の民家のような素朴な風情の駅舎】

ホームも木造です 2009/9/26

2009/9/26



柱と梁の仕口(しぐち)部を補強する方杖(ほうづえ)が
花の蕾のようです。 2009/9/26

木造の下屋。朽ちた部材が見つからず
まだまだ現役で行けそうです。
2009/9/26

2009/9/26


太田方面への電車が入線 2009/9/26


伊勢崎駅方面への電車が入線 2009/9/26

ホーム間を繋ぐ地下通路 2009/9/26

待合室。ベンチが昭和の時代を感じさせます。
2009/9/26

この頃は駅舎の北に大きな木がありました 2007/10/7
 公共の建物から木造構造が徐々に姿を消しています。耐火性、耐震性、機能性、強度、寿命・・・、木造は多くの点で鉄骨造やコンクリート造に敵わないようですが、素朴さや温もりに関しては木造に軍配が上がりそうです。

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東武伊勢崎線・新伊勢崎駅・高架化工事中の風景


仮設ホーム(右端)の供用が開始された新伊勢崎駅。
切替え前の軌道が分離されています。
2010/10/31

新伊勢崎駅の北側から
左:現在の上り線ホーム。中央右:現在の下り線ホーム。
右端のマンション左の屋根は仮設の跨線橋(建設中)
2010/8/28


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伊勢崎市の街中にある、人と自転車の踏切

 東武伊勢崎線は伊勢崎市の街中に人と自転車だけが通れる踏切がいくつかあります。車社会の地方都市にあって、車を排除し、地域の人の移動の便宜を図ること、ちょっとホッとする何かを感じます。
 休日のサイクリング&取材を楽しむ私は、大通りの脇を遠慮しながら走る事を避け、街中の路地を良く通りますが、その移動時にいつも利用させてもらっています。
 いつも利用していながら、はたと思ったのは、これらの踏切も東武伊勢崎線の高架化工事を終えるとなくなってしまうこと、踏切撤去のための工事なので当たり前の話なのですが、「それじゃ今の内に写真を撮っておかなければ・・・」と思い立ち、何枚か撮影して来ました。
 JR両毛線にも高架化以前には上町踏切と赤坂川と三ツ家橋通りの中間くらいに一ヶ所ありましたが、高架化工事を終えた現在は役目を終えています。(2011/3/26 記)

平和町の伊勢崎ショッピングモールの西方 2011/3/6

ちょうど電車が通過しました 【動画】20秒
2011/3/6
 人と自転車の踏切は、桐生県道(群馬県道68号桐生・伊勢崎線)から太田県道(群馬県道2号前橋・館林線)の間にあります。住宅地の中なので駐車できる場所もないので、平和町の伊勢崎ショッピングモールの駐車場をちょっと借りるのがいいかも知れません。(2011/3/26 記)

太田県道の少し北側の住宅街にある踏切。枕木が車止めになっています。 2011/3/6

群馬県立伊勢崎工業高校の西側。ここは自転車もギリギリの幅です。 2011/3/6
 高架橋完成後、高架橋の下はどのように再利用されるのでしょうか。
 ネットで敷地を囲って立ち入り禁止区域になるのか、駐車場等で再利用されるのか、首都圏のように高架下に商業施設ができるのか、それはそれで今後の楽しみですが、人と自転車だけが行き交う素朴な踏切が撤去され、都会的でちょっと無機質的な風景に変わるのだろうと思っています。(2011/3/26 記)



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