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ドクゼリノカンゾウヤブカンゾウナンキンハゼ

更新:2011/8/1

宮川の堤防斜面で咲くコオニユリ


 東毛広域幹線道路(354バイパス)・玉村伊勢崎バイパスの(仮称)利根川新橋は、A1橋台とP1橋脚の間に宮川が流れています。2011年7月24日、完成したP4橋脚の写真を利根川左岸側から撮るためにP1橋脚側に出かけてみると、掘込河道(ほりごめかどう)となっている宮川の急こう配の斜面に、何やらオレンジ色の花が咲いていました。ヤブカンゾウかと思って近くへ寄ってみると、コオニユリです。近所の人が植えたのか野生なのか良く分かりませんが、緑に覆われた堤防の斜面に一際目立つコオニユリ、夏の暑さを忘れさせてくれるひと時でした。



 ところでこのコオニユリ、調べてみるとオニユリとの差は、オニユリの葉の付け根(葉腋)には、黒紫色の珠芽ムカゴ)が付き、コオニユリは葉腋に珠芽(ムカゴ)が付かないと言うのが簡単な識別方法のようです。この日の状態ではムカゴを確認できなかったのでコオニユリとしましたが、成長に伴ってムカゴができて来るのかも知れません。その節にはご容赦を。

 伊勢崎周辺の夏の郊外をブラリサイクリングしていると、河川の堤防や空き地でたまに見かけるオニユリやコオニユリ。民家の庭で手入れされて咲く風景もいいものですが、野に咲く風情は夏山登山中に高山植物を見つけた時の喜びに似た感情が湧きます。(2011/8/1 記)

深い堀の宮川の堤防で咲くコオニユリ
2011/7/24

宮川で咲くコオニユリ
2011/7/24
 コオニユリのすぐ下流ではヤブカンゾウがたくさん咲いていました。コオニユリもヤブカンゾウも共にユリ科。そしてヤブカンゾウは茎を茹でて酢味噌で食べ、オニユリは球根を茹でて食べると美味しい(らしい)。「食べられる」なんて紹介すると、せっかく野で咲いたこれらの花が乱獲されても可哀想なので、食べる話は忘れてください。(2011/8/1 記)

宮川の堤防の斜面に群れて咲くヤブカンゾウ
2011/7/24

ヤブカンゾウもコオニユリもユリの仲間
2011/7/24

ノカンゾウ

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 この花はノカンゾウです。我が家の庭で咲いています。
 実は、このノカンゾウ、私の花と草木のお師匠さんである伊勢崎市の公園緑地課のKさんに、昨年の春にいただいたものです。Kさんが自宅の庭で丹精込めて育てたものを2株いただき、それぞれを大きな鉢に植え、昨年も全ての蕾が開花したのですが、今年もまた立派に咲き始めたので、ここに紹介した次第です。
 以前紹介したヤブカンゾウとの違いは、ノカンゾウは花弁が一重で、色がヤブカンゾウほど濃くなく、茎の背丈もヤブカンゾウよりもスラリと高い・・・と言ったところでしょうか。ただ、ヤブカンゾウにも一重があるようなので、見た目だけでは識別は難しそうです。特に蕾の時には尚更です。
 伊勢崎周辺の河川の土手などで咲くカンゾウはほとんどがヤブカンゾウで、ノカンゾウは絶滅に近い状況かも知れません。皆さんのご近所でカンゾウが咲いていましたら、ちょっと立ち止まって確認してみてはいかがでしょうか。(2011/7/21 記)

スッキリと上品なノカンゾウ
2011/7/16



後ろでオオバギボシも真っ盛り
2011/7/16




一重で色も黄色く、ニッコウキスゲにも似ています。
2011/7/16

まだまだ蕾がたくさんあります。
当分の間楽しませてくれそうです。
2011/7/16



緑濃い葉っぱが花をシッカリと引き立てます。
2011/7/16



8頭身美人のノカンゾウ。
茎がしっかりしていて、フニャーと倒れる心配がありません。
2011/7/16

ドクゼリ

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 2010年の猛暑の記憶がまだ新しく、思い出すだけでも夏バテしそうなのに、2011年の今年は昨年よりも更に暑い夏とのこと。しかも今年は原発事故の影響で全国民に節電が呼びかけられています。よりによって、こんな年が猛暑にならなくても。冷夏が続き、海の家や山の観光地がお客の激減を嘆いていた年が懐かしい。
 ・・・なんて愚痴もこぼしてしまう今年の夏。予想通りに毎日猛暑が続き、伊勢崎や館林、前橋の気温が早くもテレビのニュースを賑わせています。この時期、休日のサイクリングも足が重くなりますが、家の中にじっとしていても涼しくなる訳ではないので、紫外線の強い日中を避けながら、チョボチョボと続けています。
 2011年7月10日、JR両毛線・伊勢崎駅周辺の高架橋下の側道工事現場を西端部から東端部まで見学した後、粕川サイクリングロード沿いに「御岳山・自然の森公園」まで下って来ると、境保泉粕川橋の上流付近で、何やら河川敷に背丈の高い真っ白な花が咲いていました。夏山登山の楽しみの一つがお花畑探しでしたが、その時の喜びにも匹敵するようなこの発見。多分、人々には嫌われている雑草だとは思いますが、結構な広さで河川敷を埋めていて爽やかでした。河川敷へ降りる道もなかったので堤防上から眺めていましたが、それにしてもこの花、過去に何十回となく通っているのに何で今まで気が付かなかったのでしょう。(2011/7/12 記)

粕川の河川敷を埋める白い花(境保泉)
川の流れとの調和もまた涼しそうです。
2011/7/10





白いレースのようです
2011/7/10

近くへ寄れれば良かったのですが、
この時期、道なき道を掻き分けて河川敷へ降りて、
ウッカリと蛇にでも遭遇してしまっても困るので。
取り敢えずズームで撮りました。
2011/7/10


【困った時のKさん頼み】

 この花、伊勢崎市公園緑地課のKさんに教えてもらうと、何と、「ドクゼリ」。
 ドクゼリは、トリカブト、ドクウツギと並ぶ日本三大毒草にも数えられていて、毒性が強く、皮膚からも吸収される性質を持っているので、枝を折って皮膚などに付着したら危険とのこと。芽が出た頃にはセリと酷似しているので誤食事故も多いそうです。
 白いレースで編んだテーブルクロスのようで、爽やかで可憐な花ですが、毒性が強いと聞くと、遠目に眺めるだけの方がいいようです。
 夏山登山で、トリカブトなどを見つけると、皆で「お~、きれいだなぁ~!」と騒ぐように愛でますが、綺麗な花にも毒があること、要注意です。(2011/7/15 記)

ドクゼリ(別名:オオゼリ)、学名:Cicuta virosa L.
英名:water-hemlock、cowbane
分類:セリ目(Apiales)、セリ科(Umbelliferae)、ドクゼリ属(Cicuta)

粕川左岸堤防で咲くドクゼリ(下植木町)
2011/7/23

粕川左岸堤防で咲くドクゼリ(下植木町)
2011/7/23

粕川左岸堤防で咲くドクゼリ(下植木町)
2011/7/23


ナンキンハゼ

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 そして最後に紹介するのは「御岳山・自然の森公園」の園内の木に咲く黄色い花。ホタルの小川の近くです。木の下にテーブルとベンチがあるので、いつも休憩して喉を潤す場所です。この時期の休日には何度も足を運んでいるので、過去にも見ていたのでしょうが、意識したのは初めてのことです。大ぶりの枝を大きな瓶などにブッ込んで玄関脇などに置けば、きっと涼しそうで上品な風情を示してくれることでしょう。(2011/7/12 記)

 これまた、Kさんに教えていただいたのですが、「ナンキンハゼ」とのこと。ナンキンハゼと言えば、伊勢崎市の茂呂・西友楽市前の354BPの街路樹として植えられていて、秋の紅葉が綺麗なので何回か写真を撮ったことがありますが、夏にこんなに可愛い花を咲かせる事は知りませんでした。
 Kさんに「葉っぱをよ~く見てください」と逆に問われて、「そう言えば、どこかで見た記憶が?」と思いながらも正解を出せませんでした。まだまだ修業不足なり。(2011/7/15 記)


ナンキンハゼ Sapium sebiferum(トウダイグサ科 シラキ属)

濃い黄色とスベスベとした肌の緑とのコントラストがいい。
2011/7/10



花も綺麗ですが、葉っぱの形もスッキリと爽やかです。
草と木の差はありますが、ちょっとトラノオに似ています。
ナンキンハゼの花
2011/7/10

空を覆う緑と、トラノオに似た黄色の花・ナンキンハゼ
2011/7/10

冬にはこのような実を付けます。
大きさの異なる実を付ける木が2本隣り合って立っていますが、小さい実が付いているほうです。
この実の中には白い粉があり、
その昔はロウとして使用されたとのことです。

冬のナンキンハゼ(小さい実を付けている方)
2008/12/8

ヤブカンゾウ

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 2011年のヤブカンゾウ粕川橋の下流側よりも上流側に多目に咲いていました。まだ蕾がたくさん残っていたので向こう1週間くらいは楽しめるでしょうか。堤防上からのズームで撮ってみましたが、花の写真を撮る度に「マクロが欲しい、マクロが欲しい」と心のどこかが駄々をこねます。(2011/7/12 記)

粕川の堤防で咲くヤブカンゾウ(境保泉)
2011/7/10

粕川の堤防で咲くヤブカンゾウ(境保泉)
2011/7/10
 毎年、梅雨の中頃から伊勢崎市内のサイクリングロードを走っていると、道路脇や堤防の斜面で咲くオレンジ色の花に出合います。遠目にはニッコウキスゲやユリのようです。花の名前はヤブカンゾウ。実は、我が家の庭でも咲いています。
 尾瀬や野反湖(のぞりこ)、三国山や長野県の車山高原で群生して咲くニッコウキスゲも見事ですが、訪れる人の少ない地元の河川の堤防でひっそりと咲くヤブカンゾウも、ちょっとホッとする心休まる風景です。
 今日紹介するのは、境保泉境上武士(かみたけし)の粕川のサイクリングロード脇で咲いていたヤブカンゾウ。一株、二株、あるいは数株ずつの単位で咲いていて、群生しているほどの場所はありませんが、「お、あそこにも咲いている、ここにも咲いている!」と、小単位で咲いている風景がまたサイクリングの楽しみを倍加してくれます。(2010/7/9 記)

 分類で目科属を調べてみると、ユリ、ワスレグサ、キスゲ、ヘメロカリス、ニッコウキスゲ、ゼンテイカ、ユウスゲ、トウカンゾウ、ヤブカンゾウ、ノカンゾウ、ハマカンゾウなどがどれも関連していて、学術的に覚えようとするとちょっと頭が痛くなります。今回は、「どれもみんな親戚だ」と言う程度で良しとしましょう。

境上武士の粕川の堤防で咲くヤブカンゾウ
2010/7/4


境上武士の粕川の川岸で咲くヤブカンゾウ
2010/7/4


境保泉の粕川のサイクリングロード脇で咲くヤブカンゾウ
2010/7/4



境上武士の粕川の堤防で開花を待つヤブカンゾウ
2010/7/4
こちらは花弁が一重で6片ですがこれもヤブカンゾウです。前橋市下増田町の路傍で咲いていました。

前橋市下増田町の路傍で
2010/7/10

前橋市下増田町の路傍で
2010/7/10

これは華蔵寺公園の水生植物園の西側で咲いていたヘメロカリスです。
花弁が一重で6片ですが、内側にチョコレート色の模様があります。
2010/7/10





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