Go!伊勢崎・街歩きレポート 十日町市と津南町  [ Home ]




まち歩きレポート・十日町市と津南町

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]ニュー・グリーンピア津南とつるし雛朝陽射す神々しい光景津南駅
森宮野原駅の日本最高積雪地点クロステンのつるし雛十日町まちなかギャラリー帰路
掲載:2012/12/5
 伊勢崎市では毎年恒例の伊勢崎シティマラソンが開催された12月2日。例年ならば愛車のMBに跨ってランナーの後をカメラを持って追い駆けていたのですが、今年は残念ながらこの日と前日の1日は、東京方面の友人たちと年恒例の旅行。旅先は新潟県十日町市方面、宿泊地は津南町の「ニュー・グリーンピア津南」です。東京と千葉に住む友人が埼玉の友人の車に乗って我が家に集まり、早目の昼食と珈琲ブレイクをしてからの出発です。早朝出発のハードスケジュールじゃないので、その辺が気楽ののんびり旅行で、過去数年このパターンで毎年の楽しみです。
 以下、今回の旅行記です。(2012/12/5 記)

その前に、十日町市と津南町の概要です。Wikipediaを引用しました。
■十日町市:57,358人(推計人口、2012年10月1日)
 十日町市(とおかまちし)は、新潟県の南部にある市。市の中央を信濃川が貫き、周囲を丘陵に囲まれた盆地と周囲の山間地からなり、冬には2mから3mの積雪がある特別豪雪地帯。魚沼産コシヒカリの産地として稲作が広く行われている。 市街はかつて京都・西陣と並ぶ織物の一大産地だったが、近年は需要の低迷により産地の規模は往時の十分の一ほどに縮小し、基幹産業とは言えなくなってきている。市の南部には日本三大渓谷に数えられ、上信越高原国立公園の一部である清津峡、西部には日本三大薬湯のひとつ松之山温泉がある。また笹山遺跡から発掘された火焔型土器は縄文時代の遺物として初めて、また新潟県としても初めて国宝に指定された。

■津南町:10,570人 (推計人口、2012年10月1日)
 津南町(つなんまち)は、新潟県中魚沼郡にある町。 国内でも有数のブランド米「魚沼産コシヒカリ」の生産が盛んな町で、自然環境に恵まれ、町内を代表する地形である河岸段丘は日本最大の規模。

▲ページTopへ

越後妻有(えちごつまり)里山現代美術館[キナーレ]

最初に訪れたのは、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]。
高い天井とコンクリート打ちっ放しの正方形の2階建て建物、中央には正方形の大きな空間と池。池を囲む通路には案内板があるだけで、他には何の飾りもないシンプルさ。建物その物が既に現代アートの様相を呈し、訪問したこの日はちょうど雪が降っていて、空からフワフワと落ちて来る雪がベールを掛けたように建物を覆い、館内のアートもさることながら、この建物自身が持つ静謐感や落ち着きが心地よく、寒さも時間も忘れて雪の落ちる様と建物の風景を眺めていました。

開館時間/午前10時〜午後5時、休館日/水曜日
※キナーレ内のアート展示物の撮影は許可されています(ただし、フラッシュは使用できません)。

池を囲む通路に掛けられた案内板


越後妻有里山現代美術館[キナーレ]
全体案内

高い天井とコンクリート打ちっ放しの正方形の2階建て建物、
中央には正方形の大きな空間と池。池の周りは通路。
訪問したこの日はちょうど雪が降っていて、建物にベールを掛けました。

▲ページTopへ

入館して真っ先に迎えてくれるのは、謎の飛行物体!

 「一体これは何なんだ!」と何やら飛行機のような大きな昆虫のような、宇宙衛星のような、とにかく奇妙奇天烈な飛行物体が1、2階吹き抜けのホールにたくさんぶら下がっています。でも良く見ると、その材料が・・・・・・・
 ・・・と、ここで答えを言う前に、皆さんが下の写真を見て、自分で探してみてください。この自由なイマジネーションには驚くばかりです。さぁて、私も我が家で不要になった日用雑貨を使って謎の飛行物体作りに挑戦してみようか・・・。



テレビアンテナがボディに





カーブミラーの昆虫が空を飛ぶ!


洗濯ハンガーやざる、扇子のロケット




このボディは? ・・・・何と昔のパチンコ台。


籐椅子を利用した飛行物体。正に圧巻!


バトミントンのラケットやザルも活躍


たくさんの飛行物体が宙に浮いたホール


これはきっと海に浮いていたブイに違いない

▲ページTopへ

二階の展示物

 入館した途端に1、2階吹き抜けホールに浮かぶ飛行物体に目を奪われ、脳味噌の中を軽くシャッフルして自由な気分に浸りながら二階の受付で入館料を払うと、我々四人に説明員の方が随行して、各アート作品を解説してくれました。
 外国人作家のこと、作家の中にお寺の住職さんがいること、ご夫婦で展示作業に来られる作家、トリックアートの仕掛け、アート作品の素材のこと等など、見物するだけでは得られない様々なエピソードを聞くことができ、自分も現代アートに挑戦してみようかなどど、親近感と軽い興奮を覚えました。
 残念ながら今回紹介できなかった作品の中に、走行する模型電車が造り出すシルエットの作品があります。動くアートですが、一周8分のその世界は、いつかどこかで見たような郷愁を覚えさせ、イマジネーションを喚起させてくれ、もう一度訪れてみたくなる作品でした。ゆっくりと慌てずに巡る美術館見物、心と頭の洗濯ができた気がします。

全て地元の木を利用した作品群


炭アートは全て地元産の樹木

炭のアート。作家は住職さん。

キュービックアート
箱の中の光が点滅


炭のアート


この中を歩くと不思議な浮遊感覚

笹山遺跡出土の火焔型土器のレプリカ
笹山遺跡から発掘された火焔型土器は縄文時代の遺物として国宝に指定されています。




音の伝搬から造られた波紋


地元で採取した土から造られた
グラジュエーション模様
館内で見つけたエトセトラ

丸太を脚に利用したベンチ

トイレ案内のイルミネーション

館内のダイニングバーで
コーヒーを注文したら、
ラテアートが描かれていました(^^)


そして、今夜の宿泊地「ニュー・グリーンピア津南」へ

▲ページTopへ
 十日町市の見物を終えた後、降り止まぬ雪に不安を覚えながら、今夜の宿泊地「ニュー・グリーンピア津南」へ。雪は止むどころか益々その量を増し、大通りの国道117号から逸れてホテルへの道路へ入る頃には辺りは一面銀世界。運転するのは今回スタッドレスタイヤ初体験の自称都会派のK君。K君の運転技術を疑いながらも、タイヤが新品だったことに全てを託し、どうやら無事にホテルへ到着。「とにかくホテルへ着けば、明日はK君一人を残して、他の3人はホテルのバスで帰ろう」と話がまとまっているので、この難局を乗り越えればまずは安心(^^)。

寒そう



きれいな樹氷

ホテルへの道路脇はご覧のような白銀の世界。


紅葉や黄葉とは打って変わった音のないモノクロ世界




越後三大つるし雛

▲ページTopへ
 無事にホテルへ着けば、立派な施設にまず驚き、エントランスホールに入れば更に驚くつるし雛の飾り。何と、3,039個のつるし雛が飾られています。案内を読むと、「越後三大つるし雛」として、ここニュー・グリーンピア津南と十日町市・道の駅「クロス10十日町」、それとJR湯沢駅構内にも飾られているとのこと。

●津南町、ニュー・グリーンピア津南、2011年9月、「幸せを呼ぶつるし雛−鶴の恩返し−」
 鶴をメインに、3,039個の縁起物を円筒状に構成したつるし雛
●十日町市、十日町地域地場産業センター「クロス10」、2012年3月、「幸せを呼ぶ傘つるし雛 ギネス記録達成」、11,655個
●湯沢町、JR越後湯沢駅構内、「越織(EORI)」、2012年7月、「からくりつるし雛−雪うさぎの旅たち−」
 雪うさぎをメインに、6,088個の縁起物で構成、手動で回転するつるし雛

 余談ながらホテルの宿泊料金は一泊2食付きで9,900円、他に入湯料100円。この日は特別にドリンクチケット1,000円分のサービス付き。温泉に浸かり、夜に朝にバイキングで美味しい料理を食べ放題、快適な施設でゆっくりのんびりして、一人10,000円。何と素晴らしい!東京蒲田〜新宿からホテルを結ぶバスも毎日運行しています。

ホテルエントランス付近


ホテルロビーに飾られたつるし雛

「幸せを呼ぶつるし雛−鶴の恩返し−」

ギネス認定書

「幸せを呼ぶつるし雛−鶴の恩返し−」
108の縁起物のつるし雛が円筒状に吊るされています。


一夜明けてみれば、雪は止み、朝陽射す神々しい光景

▲ページTopへ

ホテル駐車場の雪をラッセル


付近の樹氷


ホテルも青空に映えてクッキリ
車の屋根の雪が
昨日からの降雪量を語ります

ホテル北側を見れば、後方の山脈や周辺の樹氷に朝陽が反射し神々しいばかり。
山脈手前の靄は信濃川から立ちこめる蒸気が早朝の冷気でもやったもの。



ホテルの東側を見れば、山の陰に隠れた駐車場は雪で真っ白。
後方の山脈に射す朝陽が眩(まばゆ)い。

ホテルにさようなら、記念に窓外の樹氷風景を一枚。


2日目はまずJR飯山線・津南(つなん)駅へ

▲ページTopへ
 ホテルをチェックアウトし最初に向かったのはJR飯山線・津南駅。一旦国道117号へ戻り津南町役場前を西へ曲がり信濃川を渡ると突き当たりが津南駅です。ワンマン電車が走っているようなので雪景色を走る電車の姿を撮りたかったのですが、時刻表を見ると一日に8本、現在10時10分なので、一番早い列車で11時44分の下り戸狩野沢温泉行きか12時13分の上り十日町行き。1時間半は待てないので残念ながらホームの写真を撮ってさようなら。
 津南駅は「温泉のある駅」として、温泉保養施設「リバーサイド津南」が駅舎になっていて、建物内には売店や観光センターがあります。私らは、ホテルで温泉の朝風呂に入って来たので、今回はパスして次なる目的地へ・・・。

温泉のある駅・津南駅
温泉保養施設「リバーサイド津南

駅のホーム(下り方面を見る)


ホームとベンチ

ようこそ「温泉のある駅」へ

次なる目的地はJR飯山線・森宮野原(もりみやのはら)駅

▲ページTopへ
 次なる目的地はJR飯山線・森宮野原駅。津南駅から下り長野駅方向へ3つ目の駅です。1つ手前の足滝(あしだき)駅は新潟県ですが、森宮野原駅は長野県です。何で森宮野原駅かと言うと、今回の運転担当K君が「日本最高積雪地点の標柱が立っているので、是非みんなに見せたい!」と強く薦め、私を含む他のメンバーは全くのお任せコースなのでもちろんレッツゴー!
 津南駅を後にして、国道117号を長野方面へしばらく走り、栄村役場の手前を右折するとすぐの場所にあります。駅に着くとありました、ありました、のっぽの標柱が。何と積雪7.85mで、昭和20年2月12日の記録です。7.85mと言えば3階建てよりちょっと低い程度の高さ。普通の住宅ならばスッポリと埋まってしまいます。驚く高さです。
 ・・・ところで積雪の高さにも驚きますが、栄村と言えば、平成23年3月12日に発生した長野県北部地震(新潟・長野県境地震)でM6.7、最大震度6強を記録した震源地です。前日に発生した東北地方の被害の大きさに隠れてニュース報道量が少なく、記憶に留める人も少ないと思いますが、その栄村です。 

日本最高積雪地点の標柱


駅舎

日本最高積雪地点の標柱と駅舎



森宮野原(もりみやのはら)駅

森宮野原駅の少し東側の国道117号沿いにある道の駅「信越さかえ」


道の駅「信越さかえ」


道の駅「クロス10十日町」のつるし雛

▲ページTopへ
 初日の宿泊地「ニュー・グリーンピア津南」のエントランスホールに飾られていたつるし雛。調べてみると道の駅「クロス10十日町」にも飾られているとのこと。「これは是非見なくっちゃ」。
 「クロス10十日町」と言えば初日に見学した「越後妻有(えちごつまり)里山現代美術館[キナーレ]」の隣の施設です。再び十日町へ戻りクロス10を訪れると、ありました、圧倒する量のつるし雛。グリーンピアでも驚きましたが、こちらはその4倍弱の11,655個、密集状態です。2012年3月にギネス記録を達成しているとのことです。

「クロス10」の11,655個のつるし雛
「幸せを呼ぶ傘つるし雛」



驚く量のつるし雛

「クロス10」の「幸せを呼ぶ傘つるし雛」。どの雛にも願いが込められています。


「クロス10」の「幸せを呼ぶ傘つるし雛」11,655個
2012年3月にギネス記録達成

▲ページTopへ

十日町・まちなかアートギャラリー

 十日町市の本町通り(国道117号)の歩道はアートギャラリーです。石の彫刻が交差点や店舗前に置かれ、その脇の多くにはベンチが置かれています。このベンチに座って休憩するも良し、アートを見物するも良し、自分自身がアートの一部になっても良しと、訪問者に憩いの空間を与えて、またちょっと格調高い気分にさせてくれます。石の彫刻は人物や猫、インコなどの小動物だったり、抽象的な形状だったりと、様々です。

























ふくろう






▲ページTopへ

十日町・まち中風景


交通標識に屋根が付いています


アーケード通り


古い木造家屋




まち中の空き地で見つけた紫式部の実


まちなかで見つけた古い木造家屋


自然石を張った石畳の歩道


これだけ見事に残った紫式部の実はかつて見た事がなく
思わずカメラを向けてしまいました。
 十日町市と言えば街中や里山、棚田を利用した屋外のアートフェスティバル「大地の芸術祭」が有名です。今回の旅行では、それらを見学する時間は取れず、車で走る道すがら、何点かを車窓から眺める程度でしたが、いつかまたの機会にゆっくりと訪れてみたいと思います。


2日間良く遊び、良く喋り、良く学び?、家路につきます。

▲ページTopへ
 十日町市でまち歩きをし、へぎ蕎麦を食べ、お土産を買い、たっぷりと楽しんだ後は家路につきます。伊勢崎に住む私は最も近いのですが、友人たちは埼玉、千葉、東京の住人。最遠の友人は我が家から更に3時間はかかります。十日町であまりのんびりしていると週明けが辛い。そんな目論見で十日町を去ったのは午後1時を少し回った頃。帰路は往路とは別のコースを通って石打塩沢インターを目指して山越えです。途中、車窓から見える風景は雪に覆われた山々と麓の集落で魅力たっぷり。山の名前が分かれば更に楽しかったのでしょうが、残念ながら同定できる山は一つもなく、次回の課題になりました。

前日の雪で薄化粧した低山と、遠方の白く冠雪した高山

1階の下に下駄を履いた積雪地帯ならではの住宅



道中、ずっと気になっていたユニークな形の山。里の風景が温かい。

▲ページTopへ

刈り取られた稲田を囲む近場の山脈と遠方の白い山脈
 以上、よそのまち歩き「十日町と津南町」レポートでした。
 今年は「Go!いせさき」の取材と編集に注力しながらも、山形・松ヶ岡開墾場秋田・角館の武家屋敷と枝垂桜を見物し、伊勢崎ルーツのうどん「おめん」を京都・銀閣寺に訪ね同時に、京都・「哲学の道」を散策し、ふかや花フェスタを見物し、ついでに深谷市のまちを散策し、長野県・上田市のまち歩き、長野市・善光寺通りを散策し、村上市への繭ストラップ出会いの旅と鮭の旅、群馬県内絹産業遺産群の視察富岡どんとまつり等など、良く飛び回りました。これら全ては旅を計画してくれた友人や仲間のお陰ですが、年末を迎えた今、未だに未掲載のまち歩きがあって、この分だと年を越してしまいそうで、ちょっと悩みの種です。12月は伊勢崎市内のイベントも数が減るので、この機会に未掲載のまち歩きをゆっくりとレポートできればと考えています。(2012/12/5 記)




Site view counter since 2006/9/17

▲ページTopへ