我が家の庭をヘメロカリスが彩ってくれる頃、隣ではヤブカンゾウも咲いています。ヘメロカリスの原種はヤブカンゾウ。同時期に咲くのも納得です。 我が家のヤブカンゾウは全て地植え。「地植え」と言うと、いかにも地に植えて育てているニュアンスも感じさせますが、実態は、いつの頃からか庭に生えて来たヤブカンゾウをそのまま放置しているうちに逞しく繁殖し、数年に一度、増え過ぎた茎を除去しているだけです。 唯一手入れと言えば、春先に根元にオルトラン顆粒をパラパラと撒き、開花後、枯れた葉っぱを除去する程度です。 伊勢崎辺りでも、水田の畦道や、河川堤防で咲くヤブカンゾウ(→こちら)。庭で咲かせている人は少ないでしょうが、ヘメロカリスの原種だけあって、よく見ればヘメロカリスに負けず劣らず可愛い形や色をしています。(2024/9/24 記) ヘメロカリスに負けず劣らず可愛い形や色のヤブカンゾウ 2024/6/29 開花も中盤。我が家のヤブカンゾウ。2024/6/29 花弁の幅がスマートなヤブカンゾウ 2024/6/29 蕾がまだまだたくさん残っています 2024/6/27 花弁の幅、八重の深さなどが様々なヤブカンゾウ 2024/6/27 開花が始まりましたアップに十分耐えるヤブカンゾウ 2024/6/24 開花が始まった我が家のヤブカンゾウ。右後方の紫の花はタイマツソウ。2024/6/24 |
”破かんぞう”・・・じゃなくて、ヤブカンゾウ。 あの優雅で華やかなヘメロカリスの原種とされるヤブカンゾウ。Wikipediaによれば、若葉は、おひたしにして、酢味噌で食べ、花の蕾も食用され、乾燥させて保存食(乾物)とし、根は生薬としても使われるよう。沖縄県では不眠や精神安定に効果があるとして、お茶やサプリメントとして販売されているとのこと。 そんな重宝なヤブカンゾウですが、我が家では食用にする訳でもなく、年々増え続けるので、昨年末にはタップリと抜根して廃棄しました。茎は60cm~90cmほどに伸びますが、シッカリしていて周囲に倒れることもないので問題はないのですが、細長い葉っぱが四方八方に広がり、通路を狭くするので、時々は減らします。 友人らに「要るかい?」と聞いても、全員が「要らない」とキッパリ。 そんな微妙な立場のヤブカンゾウですが、咲いてみればヘメロカリスの原種だけあって、大きくて可愛らしい姿を見せてくれます。 昨年末に大胆に減らしたつもりでしたが、今年に入ってまた新芽も出て来て、結局、昨年より増えてしまったよう。ま、この場所にはほかの花を植えるのは諦めましょう。(2020/7/10 記) |
ヒロコドリームガーデンさん(伊勢崎市境上矢島)のヘメロカリスが見ごろを迎える頃(→紹介記事)、我が家の庭ではヘメロカリスの原種とされるヤブカンゾウやノカンゾウが咲き始めます。我が家のヤブカンゾウはオレンジ色の単色で、八重は深いばかりでゴチャゴチャとして整っておらず、いかにも野生種と言った様子です。ヘメロカリスの上品さやエレガントさには到底及びませんが、庭に野趣が生まれるので、これはこれで気に入っています。 伊勢崎市の赤堀地区、特に北部の西野町や磯町、赤堀今井町、野町等の田園地帯、また粕川や早川の河川堤防では普通に見られる野生のヤブカンゾウですが(→紹介記事)、市街地ではほとんど見かけません。 敢えて育てる人もいないのでしょうが、また、我が家のヤブカンゾウも意図的に植えた訳ではなく、いつの頃からか生えて来て、その後、徐々に繁殖している次第です。想像ですが、自然に生えてきた理由は、家を新築した30数年前、庭に深さ1m程の埋め土をしたのですが、その中に球根が混じっていたのだと思っています。その埋め土は造園業者から購入したもので、「山の方のいい土を持って来た」と、少し自慢気に語っていました。確かに真っ黒で栄養タップリな感じでした。それまで我が家になかったシノダケやドクダミ、シャガなども生えて来たので、これらの根っ子も混じっていたのでしょう。 埋め土した当時、混じっている根っ子まで気が回らず、シノダケやドクダミは困っていますが、ヤブカンゾウやシャガは歓迎しています。どちらも逞しくて繁殖力が旺盛ですが、花はそれなりに可愛らしく、不要ならば葉っぱが枯れる冬季にまとめて捨てればいいだけです。「あげる」と言っても、欲しいと言う人がなかなか見つからないヤブカンゾウですが、誰か育ててみたい人はいませんか?(2018/6/25 記) 我が家の庭で咲き始めたヤブカンゾウ 2018/6/25 複雑な八重姿のヤブカンゾウ 2018/6/23 葉っぱの量も多くて、この時期、通路を塞ぎます 2018/6/23 自然の風情が好きです 2018/6/25 |