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乾谷沼

(前橋市西大室町1877)
更新日:2021/4/4
 乾谷沼(*)は前橋の大室公園の北西方、プラスランドの南東にあります。付近には住宅や人工物が少なく、南側の堤防から眺める赤城山を背景にした風景は絶景です。国道50号から車ならば5分くらいの距離ですが、まるで山の中に入って来たようで、ここが伊勢崎や前橋の市街地から遠からずの距離にあることが信じられない風景です。

(*)読み方について(2021/3/30、同4/4追記)
 地元では古くから「いぬやつ」と呼び、「沼」は付かなかったようです。堰堤西側に建つ「乾谷養魚創業弐拾年記念」の石碑にも「沼」は付いていません。
 前橋市農政部・農村整備課発行の災害時ハザードマップによれば、乾谷沼についてカッコ書きで「乾谷地沼」 とあります。
 「谷地(やち)」とは、沢や湿原などの湿地に対する呼称で、沼の南の堰堤に立つと、沼を囲む東側から北側、西側にかけての窪地地形から、元々この場所が谷地だったことを想像できます。堰堤を築造し、水を湛える溜池となったことから「」が付けられたと予想しています。
 また、群馬県の農業用ため池データベースでは、下記のように登録されています。
コード番号名称読み所在地管理者所有者
102010005 乾谷地沼 いぬいやちぬま 前橋市西大室町1877 前橋市農村整備課
 個人的には、歴史を伝える「いぬやつ」の呼び方を継承したいと思っています。

迅速地図に見る乾谷沼
 南側の堤防はとても高く、その南に広がる水田から見上げる姿は異様なほど巨大で、圧倒されます。
 私は毎回サイクリングでの訪問。沼の少し西側を南北に走る道路から入るのですが、この道路が自転車にとっては結構な急勾配。伊勢崎の峰岸山を登る時ほどではありませんが、無理して重いギヤでノンストップで登ると翌日には筋肉痛になること間違いなしです。

 沼の南東の高台からは沼全体を見下ろすことができ、そこには「乾谷貯水池」の石碑が建てられています。また南東には「乾谷養魚創業弐拾年記念」の石碑が建てられています。
 沼には釣り人が訪れているようです。ウェブサイトでは釣り人達の訪問記なども載っていて、中にはブラックバスの違法放流の話など、あまりよろしくない記事も見つかります。
 ちょっと気になったのは、南西の駐車スペース近辺のゴミです。公園になっている様子でもないので、散らかったゴミがそのまま放置されているのかも知れません。(2006/12/2 記、2013/1/25 更新)


乾谷沼の地図

乾谷貯水池の記念碑と冠雪した赤城山、葉を落とした周囲の林。ひっそりと佇む乾谷沼。 2013/1/20



ひっそりと佇む乾谷沼と冠雪した赤城山。上州名物空っ風にざわめきく水面。 2013/1/20



乾谷沼と赤城山。木々の紅葉が冬の夕日に反射し、沼はひっそりと静かにたたずんでいました。
はるか後方に赤城山。 2006/12/2

堰堤西側に建つ「乾谷養魚創業弐拾年記念」の石碑
2006/12/2

沼の南東部に建つ「乾谷貯水池」の石碑を読むと
起工 昭和19年7月
竣功 昭和?5年3月
とあります。?の部分が不鮮明で読み取れません。
工事期間を予想すると、”弐”でしょうか?


乾谷沼の局所地図

沼の南東部に建つ「乾谷貯水池」の石碑 2013/1/20

沼の南東部の「乾谷貯水池」の石碑 2006/12/2

沼南側の堰堤部上の歩道。満水になったら、どれだけの水を湛えるのでしょう。2006/12/2

迅速地図に見る乾谷沼

(迅速地図:明治初期から中期にかけて関東地方を対象に作成された地図)
下記地図は歴史的農業環境閲覧システムを参照しました。
歴史的農業環境閲覧システム は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 2.1 日本 ライセンスの下で提供されています。
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迅速地図に見る乾谷沼






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