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島村の歴史を伝える展示パネルの紹介ぐんま島村蚕種の会では、様々な機会を掴んで島村の養蚕の歴史を伝えています。毎年恒例の島村渡船フェスタを始め、昨年(2011年)6月にはイオンモール高崎で、今年1月にはイオンモール太田で展示・解説が行われました。また先日の2月5日には第7回市民ボランティアフェスティバルに参加し、パネル展示と解説を行いました。 去る1月25日には、伊勢崎市教育委員会が、文化庁に対して「田島家住宅」を国史跡に指定するよう申請しています。この申請は「富岡製糸場と絹産業遺産群(4資産)」の世界遺産登録を見通しての一ステップで、既に田島家住宅を除く3資産は国史跡に指定されています。 報道によれば国は2013年の世界遺産登録は「富士山と鎌倉」を目指し、田島家の国史跡指定が今年中に通過すれば、2014年には「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録の可能性が出て来ます。 ぐんま島村蚕種の会の皆さん始め、多くの関係者の永年の尽力が今ここに結実し、伊勢崎市南端部の大河利根川によって南北に寸断された小さな集落・島村が、世界に向かって羽ばたこうとしています。島村にかねてより密やかな想いを寄せ、関係者の何人かを知る者として、心の昂りを覚えています。 今後の経緯を見守り、当サイトでの紹介などを通じて微力ながら応援することを誓いつつ、今回は、先日の第7回市民ボランティアフェスティバルの展示パネルを紹介します。(2012/2/7 記) |
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![]() 第7回市民ボランティアフェスティバル の会場で |
![]() 蚕種のイタリア直輸出 |
![]() 吹上御苑におけるご養蚕 |
![]() 田島彌平家(現田島健一氏) |
![]() 明治18年7月の上野国佐位郡嶋村 (こうずけのくに・さいぐん・しまむら) |
![]() 島村の大型養蚕家屋群 |
田島 民(たじま たみ) ”宮中養蚕日記”から、島村の歴史を語る講師 高良 留美子(こうら るみこ)氏2010年6月6日、伊勢崎市境島村公民館 |
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| 蚕を風通しの良いところで加温せずに育てる飼育法「清涼育」を理論づけ、その実践書『養蚕新論』を著して養蚕家の指導を行った田島弥平(やへい)氏(1822〜1898年)。その長女である田島民(たみ)さんは他の女性11人と共に宮中に滞在して養蚕を行い、その滞在記を日記に記しました。日記には養蚕に関する日々の記録の他に、吹上御苑や明治天皇夫妻の様子、また当時の東京や横浜の様子などが記録されています。 この日記を「宮中養蚕日記」として本にまとめて出版したのが、民さんの子孫である高良留美子(こうらるみこ)さん。 ![]() 2010年6月6日、伊勢崎市境島村公民館のホールにおいて、「宮中養蚕日記」の著者である高良さん自身による講演会が行われました。演題は「田島 民(たじま たみ) ”宮中養蚕日記”から、島村の歴史を語る」。 この日の講演は「ぐんま島村蚕種の会」の平成22年度総会の記念講演として行われ、会場を約60名の参加者が埋めました。 高良さんが日記を通じて紹介する民は自由闊達な女性。 養蚕の記録もさることながら、横浜や東京の街中を好奇心一杯で見物した様子、渉外担当として同行した田島茂平氏が折を見て東京の街へ出掛けて行く細かな記録があることから、それを羨ましく思った民の好奇心、宮中をひそかに探索する様子、これら民の自由闊達な様子を、その背景にある当時の島村の歴史を織り交ぜながら語ってくれました。 ![]() 高良留美子さんの母は参院議員を務めた高良とみさん(1896〜1993年)でアメリカ留学経験者。留美子さん自身は東京のお生まれで、詩人として女性史研究者として活躍。H氏賞や現代詩人賞などを受賞され、2002年には「高良とみの生と著作」(全8巻)を編纂(へんさん)しています。 田島 民さん、高良とみさん、高良留美子さん・・・この日の講演は島村の歴史を紐とく内容ではありましたが、島村が産み出した自由で強く逞しい女性像を感じた講演会でした。 (2010/6/7 記) ![]() この日、会場受付で高良留美子さん著作の「宮中養蚕日記」を販売していましたが、残念ながら売り切れてしまい、購入することができませんでした。また別の機会を待ちましょう。 ところが、「ひょっとして」と思い、島村渡船フェスタの時に購入した書籍「上州・島村シルクロード」を持参したところ、その予想が当たり、著者の橋本由子さんとお会いすることができました。もちろん、すぐにサインをお願いしました。 「上州・島村シルクロード」は島村の蚕種の歴史、利根川との闘いの歴史、横浜やヨーロッパとの交易の様子、キリスト教会のこと、これらスケールの大きいテーマを一部ラブストーリーを加えて楽しく伝えています。ジュニア向け文学ではありますが、大人が読んでも十分に読み応えがあります。 (2010/6/7 記) |
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