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サイクリングのススメ

 私の「ぶらり・サイクリング」の趣味は「サイクリングと現場監督」にも書きましたが、
ここでは現在の伊勢崎市のあちらこちらをサイクリングした時の事を記事にしてみました。
更新:2022/2/5 [ サイクリングロードの地図伊勢崎市内のサイクリングロード ]

サイクリングコース一覧

名 前 起点/終点
粕川サイクリングロード 伊勢崎市三和町〜伊勢崎市下植木町(*1)
早川サイクリングロード 伊勢崎市田部井町(*2)〜太田市前島町 L=11.9km
広瀬川サイクリングロード 前橋市下増田町(須永橋)〜伊勢崎市境島村(*3)
広瀬川サイクリングロード(2) 前橋市下増田町の広瀬川左岸(新須永橋〜伊勢崎オートレース場)
高崎伊勢崎自転車道 高崎市浜尻町(浜尻大橋)〜伊勢崎市若葉町(新開橋) L=42.5km
利根川自転車道 行田市須加〜渋川市金井 L=67.7km
荒砥川 堤防道路 伊勢崎市と前橋市との境界に架かる木三橋の上流
(*1)所管官庁に関わらず、粕川の左右岸堤防上の道路を紹介しています。
(*2)不連続かつ未舗装区間もありますが、H19年7月時点で「赤堀いこいの森公園」北端から走れます。
(*3)所管官庁に関わらず、広瀬川の左右岸堤防上の道路を紹介しています。そのため、所管官庁の区分けでは、桃ノ木川サイクリングロードと高崎伊勢崎自転車道となっている区間についても掲載しています。

サイクリングのススメ

タイトル 掲載日 要約
波志江沼から沼巡り 2006/12/31 波志江沼からIC近辺の沼巡り
波志江沼とサイクリング 2006/12/23 波志江沼はサイクリングのスタート地点
遺跡調査・建設現場巡り 2007/5/10 伊勢崎市内の遺跡調査や建設現場巡り
伊勢崎最高峰・峰岸山へのサイクリング 2008/2/18 華蔵寺公園から伊勢崎市内の最高峰の峰岸山(標高168m)までの粕川沿いのコース




■波志江沼から沼巡り■

掲載日:2006/12/31 ▲ページTopへ
 ※文中の○番号は地図を拡大表示すると確認できます。

 このコースは沼巡りです。波志江下沼波志江上沼鯉沼天野沼新沼蟹沼華蔵寺沼の7つの沼を回ります。

 波志江下沼(@)の南の広場(H18/12現在工事中)辺りから沼の遊歩道に入り、西側か東側を半周し上武国道の下をくぐり波志江上沼(A)へ。
 上沼の東側沿いの未舗装道路をガタガタと北へ走り、途中の農道から東へ向かうか、あるいは北端まで行き「あかぼり花菖蒲園」の前の道を東に向かうかして、「かすかわグランドゴルフ場(B)」へ。「あかぼり花菖蒲園」にも「かすかわグランドゴルフ場」にもトイレがありますが、出発して間もないのでトイレ休憩は伊勢崎ICの「書上公園(D)」まで我慢。このコースは途中でいくつかの公園を通過するので、トイレには困りません。

(五目牛の里山)
 「かすかわグランドゴルフ場」は粕川のすぐ脇の芝生の公園ですが、グランドゴルフをしている姿はあまり見かけません。皆さん平日に利用しているのでしょうか。H18年にオープンしたばかりで、トイレや休憩所がとてもきれいです。
 かすかわグランドゴルフ場のすぐ南には五目牛の里山(C)があります。できればこの里山の北側から東へ回り込む未舗装の道を回って、最近すっかり少なくなった里山風景を楽しむことをお勧めしますが、道が狭く裏側は木々も生い茂っていて、人の往来もほとんどないので、怖がりの人は避けた方がいいかも知れません。
 里山の脇の道を通らない場合には、西側の舗装道路を通って里山の前に出ます。いずれの道を通っても北関東横断道路の側道(H18/12現在工事中)へ出て粕川を渡り、三和町交差点を通過し「書上公園(D)」へ向かいます。道に詳しい人は、北関東横断道路をくぐり、上武国道の歩道を通って粕川を渡り国道462の交差点を通過して三和工業団地の中を通って「書上公園」へ出ても変化があります。
 「書上公園」はトイレや駐車場、ベンチ等が揃っているので休憩に最適です。それと、この先「赤城見台公園(K)」まではトイレがないので必ず済ました方がいいと思います。 

(書上公園)
 休憩後、三和工業団地内の道路を通り、北関東横断道路の伊勢崎ICのランプや上武国道のトンネルをくぐり、上武国道の南側へ。ただし、三和工業団地内の道路はランプの道路線形の関係で曲がりくねっていてとても分かりにくいので、不安な人は素直に上武国道の三和交差点を通った方がいいかも知れません。国道を往来する車の排ガスが気になりますが短い区間の我慢です。
 三和交差点のすぐ南西には3番目に目指す沼「鯉沼(E)」があります。高速道のランプと上武国道と言う大きな道路が立体的に交錯する風景と静かな水面でたたずむ鯉沼、不思議な風景です。多分、これらの道路を往来する車からはこの沼の存在は気付かれないと思います。これだけ多くの車が毎日往来していて車の音が絶えず聞こえてくるのに、誰にも気付かれない鯉沼。

 (鯉沼)
後方の白い線は上武国道
はるか後方は赤城山
 そんなひっそりとした感じに触れた後は一路南の「天野沼(F)」へ。田畑が残る住宅地の中を南へ下り、JR両毛線方面へ向かって行けば、いつの間にか「天野沼」です。
 天野沼はとても小さい沼ですが、魚釣りが公認のため休日の天気のいい日には多くの釣り人がいます。子供よりも大人が多いでしょうか。

 釣り糸を垂れて静かに水面を見つめる人達の背後をそ〜っと通り、次なる目的地「新沼(G)」へ。新沼へも住宅地や田畑の中の道を北西方向に走っている内に辿り着きます。
 途中、「丸塚山古墳」の前方後円墳の小山が田畑の中に見えますので立ち寄ってみるのもいいでしょう。

(天野沼)

(丸塚山古墳)
 
(新沼)
 また新沼までの道に迷ったら国道462号沿いの大きな松の木を目指して行けばそこが新沼です。新沼の北側の島にはたくさんの白鷺が羽を休めています。
 沼の西側には国道462が走り、沼の南には市道が走っていて、特に沼西の国道は歩道もなく往来も多いので自転車の走行は避けた方がいいと思います。

(新沼・沼東の遊歩道)
 新沼の東側の遊歩道を利用し、一旦沼北端から東へ向かい地元の道を通って次なる目的地の国道462と上武国道の交差点へ向かいます。
 国道462と上武国道の立体交差点はH18/12現在改良工事中ですので、通行には要注意です。
 交差点を西側に渡ると小さい横穴式古墳(H)の小さい公園があり、穴の中を見学でき案内板もありますので、ミニ学習会を。

(夕日を受ける粕川)
 古墳から交差点へ戻り、上武国道へ上るランプ部の歩道を走ります。途中、粕川の静かな流れ(I)が眺められます。ただこの辺の粕川にはサイクリングロードがありませんので、堤防に下りることはできません。 北関東横断道路の高架橋の下をくぐり、上武国道と側道の交差点へ向かうと、小さな古墳公園「五目牛古墳公園(J)」があります。
 以前は古墳の小山だけがあり、通るたびに気に掛けていましたが、最近きれいな公園として整備されました。トイレや東屋もありますので、小休止もいいですね。
 ここまで来るともうほとんどゴールです。北関東横断道路の側道を走り、赤城見台公園(K)に立ち寄り、広い多目的の芝生広場でゴール前のストレッチ体操をしてもいいですね。
 赤城見台公園の南西の信号を西に向かえば蟹沼(L)に到着。ここがこのコースのゴールです。
 遠くから訪れる場合には、車に自転車を積み込んで、赤城見台公園の駐車場に車を置いて、起終点にしてもいいかも知れません。

(五目牛史跡公園の案内板)


■波志江沼とサイクリング■

掲載日:2006/12/23▲ページTopへ
 波志江沼は家が近いこともあって、休日には自転車で良く訪れます。遠出のサイクリングに出かける時も、まずは波志江沼の周囲をのんびりと回っている間にその日に行く場所を決めることもあります。「今週は運動不足だったなぁ」と思える週末には日暮れのちょっとした時間に一周してくる場合もあります。
 華蔵寺公園は家のすぐ目の前なのでいつでも行けると言う気軽さから、平日に散歩に出向くものの休日に訪れる事は余りなく、時間の余裕がある時は取り合えず波志江沼の方向になってしまいます。

(北関東横断道と伊勢崎PA)
 まず家から波志江沼へ向かうと、北関東横断道路の高盛土が見えます。手前に現在建設中の伊勢崎PAがありますが、PAは敷地と進入路の工事が終了した後、目立った工事の進捗が見られません。
 北関東横断道には沼の近辺に3つのボックスカルバートがありますが、PAのすぐ東側のカルバートはトンネル断面が大きい割には通る車両がほとんどなく、またトンネルを抜けるとすぐに南広場(H18/12現在工事中)に出るので、大概ここをくぐります。
 トンネルをくぐり北関東横断道路の側道を渡って南広場の前に出て、側道の歩道の坂を登ると波志江沼(下沼)の南の水門に到着します。
 この位置からは下沼の全景と沼のすぐ上には水道タンクが、はるか後方には赤城山を望むことができます。
 冬の風が強い日には水面を通って来た風が波しぶきを作り、湖畔に立っているとぶつかって来ます。海のない群馬県においても、海を感じることができる風景です。
 南の水門の位置から出来上がったばかりのインターロッキングの遊歩道に入ります。
(南の水門の位置)
 ひょっとしたらこの遊歩道は自転車の侵入は禁止かも知れませんが、私が訪れる時、人に行き会った事がないので、自己判断で入らせてもらっています。
 一周全部が完成した時点で使用に関する標識も立つと思いますので、その時には確認してみます。
  
 (南東の隅)                (沼北東)
 水門の位置から東へ向かうと南東の隅には休憩所があり、東屋とトイレ、休憩所があります。
 ここから沼の東側の桜堤を北側へ向かい、西側へ折れると、今度は遊歩道の床がパープル系のインターロッキングに変わります。 
 H18/12現在、遊歩道はここから北の入り口までの区間が未着手なので、ここから人家と観覧車予定地の間の道を北へ向かいます。
 少し登り坂の未舗装の道を下沼の北端まで進むと、また新しい遊歩道が見えて来ます。

(下沼北部の遊歩道)
 ここから西へ向かえば下沼を一周することができますが、ここから上武国道のボックスカルバートをくぐると上沼に出ることができます。
 上沼は下沼より小さく、訪れる人は下沼より更に少なく、かつて人と行き会ったことが一度もありません。東側の農地で農作業をしている人に出会ったのが唯一の出会いでした。

(上沼・鯉の水揚げのためか干潟)

(下沼南西の隅から)

(上沼へ流入する水路)
 上沼を左手に眺めながら東側の未舗装の道をガタガタと揺れながら北へ向かうと、沼へ流入する水路が現れます。沼北端には水生植物が植えられています。
 上沼を過ぎて道路を渡ると「史跡女堀・あかぼり花菖蒲園」へ到着します。

(冬枯れのあかぼり花菖蒲園)

(花菖蒲園・土手の林)

(花菖蒲園の北部)

(北端の史跡の案内板)
 自転車を降りて女堀史跡の堤防散策を楽しんだ後、園の北東の土手の道を自転車を転がして通り前橋の 城南工業団地東の田園地区に行きます。ここで赤城山を見ると遮る物が何もなく、まさに上毛カルタの 「裾野は長し赤城山」です。
 この先どちら方面へ行くかはその日の気分次第で、プラスランドがある荒砥工業団地脇の高原の観光地のような道を北上し、旧大胡町の産直センターまで頑張り「焼き饅頭」 休憩をし、帰路は「乾谷沼」を眺め、そこからペダルを踏まずに大室公園近辺まで降りて来るのもいいです。
(乾谷沼)

(西部公園)
 このコースだけでなく、波志江沼の一周はちょうどルーレットみたいなもので、周遊を止めた場所から何となくその後の行き先が決まります。
 沼の西側から北関東横断道側道のレンガ色した広い歩道を利用し、駒形駅近くまで足を伸ばして桃ノ木川サイクリングロードと広瀬川サイクリングロードに下り、川面を見ながら伊勢崎方面へ走ると結構いい汗をかきます。
 サイクリングロードは伊勢崎のオートレース場北側で河川敷の道から堤防上の道に変わり、伊勢崎市民病院の西部公園で公園内に入れます。
 この公園の遊歩道は自転車の乗り入れが許されています。
 西部公園の北側には「ラブリバー親水公園・うぬき」があり、この公園は西部公園の賑わいに比べてとても静かな公園なので、ゆっくりと休憩したい場合にはオススメの場所です。西部公園の西側の竜宮橋を渡ればすぐです。H18/12現在、西部公園と「うぬき公園」をつなぐ人道橋を工事中なので、完成すれば二つの公園が自由に往来できるので楽しみです。
 サイクリングは、西部公園から街へ降りて、普段、車では通れない街中の小路や駅周辺の工事風景を見て、街が少しずつ変化して行く様子を眺めるのもまた楽しいです。

(うぬき公園)
 波志江沼の東側からは近くの蟹沼鯉沼新沼天野沼などの沼巡りもいいし、赤堀南小学校脇から粕川の堤防を走り「せせらぎ公園」で休憩し、国道50号を渡り磯沼公園や小菊の里あたりまで足を伸ばし、帰路、旧赤堀町の里山風景 や農村地帯を眺めながら、緩やかな下り勾配のペダルの軽さを楽しみながら戻ってくるのむのもいいです。
 少し元気に運動をしたい時は、粕川まで出て、堤防上の粕川サイクリングロード経由で伊勢崎南東部や堺町方面へ行き、川から眺める街中風景を楽しむのもいいです。サイクリングロード経由だと、買い物や食事に車で出かけている場所が、意外と近くて簡単に行けることに驚きます。ただ、粕川が上武国道近辺から華蔵寺公園の区間まで、まだサイクリングロードとして整備されていないので、東方面に行く時は残念ながら波志江沼には寄らない場合もあります。これが整備されれば、波志江沼から赤城見台公園〜粕川のコースを作れるのですが。
 この他にも、あれこれ限りなく楽しいコースがあります。その日の天候と時間の余裕と足腰の調子次第で、自分勝手に自由なコースで楽しめます。

 このような感じで、私にとって、波志江沼は「ぶらり・サイクリング」のスタート地点のような存在です。

 みなさんも、自分好みの自由なサイクリングコースを見つけてみてはいかがでしょうか。




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